第54期王位戦 第2局 羽生善治vs行方尚史 (矢倉中飛車)

 行方さんが先手となった王位戦第2局は…矢倉です!いま、中飛車対策の勉強が一段落して、矢倉の勉強を再開したばかりなので、矢倉の観戦を楽しみにしていたのです。そして、序盤の駒組みですでにいろいろと駈け引きがあり、急戦矢倉に突入!…急戦矢倉か。はやく『変わりゆく現代将棋』読まないと。。

 後手の羽生さんは右銀を53に繰り出し、矢倉中飛車へ。急戦矢倉って、だいたいどのパターンも後手の方が指しやすくないですか?後手は先に仕掛けられる上に、玉の囲いも後手の方がいい気がします。で、この将棋もそうで、先手玉は角が壁になって入城出来ず。後手は自玉の上を金銀で守り、入城しても逆に逃げてもいいようなポジション。

 しかしさすがはプロ。先手の行方さん、相手の隙を伺いながら、囲いながら、攻撃の準備を整えながら…という感じで、うまく駒組みを進めていきます。この中盤戦は、見ていてえらく面白かったです。で、互いに十分になる前に(というか、先手としてはこれ以上の駒組みは無理なのかも)いきなり開戦。突っかけたのは先手の行方さん、開戦を選んだのは羽生さんという感じでした。これが48手目あたりです。で、素人目には、後手の方が良さそうだなと思っていたのに、開戦直後には、どうも先手の方がいいんじゃなかろうかという状況になってました(あくまで、素人の見解です)。

13072401.gif その行方さんの指し手で、すごいと思ったのがこの局面。角交換を仕掛けたらいっぺんに悪くなりそうだし、かといってほかの仕掛けも見当たらないし、玉を固めるにも後手の73の桂が邪魔して難しいし、いったいここからどう指すんだろうと思っていました。ここで行方さんが指した手は…

▲22歩

え、なんだそれ。…ああ、これはいい手な気がする!この歩を取らないわけにはいかなそうですが、取れば後手の角の逃げ道がなくなるわけですね。う~ん、これは覚えておこう。。このとき、行方さんの方が有利と思っていました。

 しかし羽生さん、なんか動じないんですよね。この歩を普通に玉で取りました。この後も、羽生さんは矢倉の急所になる(って谷川さんの『光速の寄せ』に書いてありました)41に角を打ち込まれ、解説も検討陣も、どうやってそれを受けるかを一生懸命考えているというのに、羽生さんの選択は受けず。その後も行方さんの攻めに付き合わず、一気に寄せてしまいました。。う~ん、王手に直結するような攻めを受けないってことは、58手目となる盤面図あたりでは、すでに寄せ方は見えてるんでしょうね。

 過去の記事にも書きましたが、今回、行方さんにはガンバって欲しいと思っています。しかし、今回の2戦を見ると、羽生さんの壁は高いかも知れません。行方さん、先手番で落としたのは痛いですが、心機一転、第3局で頑張ってほしいと思います!

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Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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