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第76期順位戦A級 羽生善治 vs 行方尚史 (角換わり▲45桂速攻)

 昨日はA級順位戦で、ただいま全敗で他の棋戦でも絶不調の行方さんと、タイトル戦で連敗が続いてしまっている羽生さんの対戦がありました。この前康光さんが勝ったので、行方さんはこのへんで勝っておかないと相当ヤバいかも。

20170915順位76A_羽生vs行方_角換45桂ポン20手 将棋は先手羽生さんが角換わり▲45桂速攻。序盤からかなり工夫がありました(僕が知らないだけ?)。20手目盤面図から…

▲35歩△同歩▲45桂
 おっと、先手の羽生さん、桂ポンの前に3筋の歩の突き捨てを入れました!

△44銀
 いや~当初は22に引いて次の△44歩での桂確保を狙っていた▲45桂速攻対策でしたが、それがうまくいかないという結論になったか、今は素直に△44銀と受けるんですね。

▲24歩△同歩▲同飛
 ここで飛車先の歩を交換して歩を持ち駒にする事で新しい攻め筋が生まれたのが、この形の流行に繋がった…と、ここまではちょっとした工夫があったものの、教科書のおさらい的な(^^)。

△22歩
 へえええ、23じゃなくて22に打つのか(゚д゚* )wビックリ。。これも工夫だなあ…。将来角のラインで11まで角が届くのを防ぐとか、22への打ち込みを防ぐとか、そういう意味でしょうか。いや、ちょっとよく分かってないかも。。

 さて、これであの渡辺さんがあっという間に潰されてしまった先手からの速攻の筋は消えたみたいです。これやられたら、△44銀と△22歩は指せるように覚えておこう(^^)。。そしてここから互いに駒組みに着手、先手は矢倉に囲いつつ▲48金29飛の角の打ち込みに強い構え、後手は先手が戦場にするだろう2~3筋方面から離れる右玉に構えて56手目盤面図。

20170915順位76A_羽生vs行方_角換45桂ポン56手▲67銀
お、羽生さんは腰掛け銀を自玉に引きつけました。そんなゆっくりしてて大丈夫なんでしょうか、△35銀からの攻めがけっこう厄介に見えるんですが…

△33桂▲同桂成△同銀
 行方さん、攻めに行かずに受けました。この辺は連敗中なのでちょっと弱気なのか、それとも△35銀みたいな攻めは無理筋だったのか…う~んこういう時にアマチュアだと結論を出せないのがつらいッす(^^;)。いいかげんソフトを導入しようかなあ、でもソフトなんか見たが最後、自分でな~んにも考えなくなりそうで怖いしなあ。。序盤だけ定跡勉強のために導入かとか、自分でルールを作って導入するとか…いや、ぜったいにどんどん見るようになりそうだから止めとこう(^^)。

▲66角
 お~右玉の急所の桂頭と飛車の成り込みを狙う23の両狙い、これは味がいい手な気がします(^^)。ここのところの羽生さんは、こういう角の使い方を積極的に狙いますね。いや~これは攻守な気がするぞ。。
 ここから先手は桂頭の歩を叩いてこじ開け、裏から歩を打って桂を確保。2筋も角を切って一気に飛車の成り込み!…かと思ったんですが、ここは慎重に角を切らずに36の歩を外して、敵の拠点を潰しました。う~んなるほど、踏み込まれるよりこっちの方が後手からすると攻めのとっかかりがなくなって嫌かも。

20170915順位76A_羽生vs行方_角換45桂ポン83手 もうひとつすっごく勉強になったのが、中盤の羽生さんの踏み込み。83手目盤面図は、互いに敵玉に嫌味をつけての叩き合い。ここは後手飛車取りをかけられているので…

△63銀
 合駒を打って角をはじきに来ますが…

▲同角成△同金
 うおおお、羽生さん、さっきは角金交換に行けば龍を作れたのに作らなかったくせに、今度はよく分からない所で角を切ったああ!!いや~実は僕、全然意味が分からないんですけど(^^;)>。。

▲55桂打
 おっとここで継ぎ桂ですが…ああ~なるほど、△73金と避ければ▲74歩でお疲れ様、△53金だと▲63歩で次の▲62銀を狙うのか。う~ん、角銀交換と釣り合うかどうかは分かりませんが、これはいい手かもしれないぞ。

△54歩▲63桂成△同玉▲73歩
 というわけで行方さんは金を逃げずに2発目の桂跳ねを消しに行きましたが、それでも羽生さんは▲73歩を実現させてしまいました。でもこれ、△同玉でタダじゃないのか…あああすげえ、△73同玉だと▲74歩△同玉で玉を吊りあげたあとに▲72銀が飛車取り&寄せの拠点になるのか。いやあ、羽生さんここのところ連敗ですが、中盤はいつも競り勝って優位にしてる気がするなあ、57手目の▲67銀引きなんて、後手が桂を跳ねてこなかったら、弾いてあけた場所に好手▲66角は打てなかったわけだし、なんか最善手かどうかだけでなく、行方さんならどう指すかを考えて指しているような気すらします。大局観恐るべし。

20170915順位76A_羽生vs行方_角換45桂ポン111手 しかしこの将棋、終盤は日付けを跨いでの大熱戦。この前の王座戦第1局でも長時間将棋で秒読みに入り、最後は頭がまわらなくなってしまったのかスタミナ切れか、ずっとすばらしい手を指していたのに最後だけ間違えて負けてしまった羽生さんですが、この将棋も恐らく先手優勢という所から、自陣がかなりきわどい形ながらも詰めろをかけに行き、これは自陣が詰んでないと見切ったのかすごいなと思いきや、詰みがあった(;_;)。。この111手目盤面図、先手玉を寄せられますか?いやあ僕は分からなかった、△67歩成から考えてしまったもんで(^^;)。△67銀成から25手詰め(?)ですか、そうですか。。というわけで、羽生さん最後の最後に大頓死、またしても終盤で逆転負けされてしまいました(・_・、)。。

 羽生さん、9/15のこの将棋、9/5の太地さんとの王座戦、それから菅井さんとの王位戦、斎藤さんとの棋聖戦と、最後の最後でひっくり返される将棋が連発しています。終盤まで互角に行ったら羽生さんの勝ちというのが将棋の常識だったはずなのに、今年になっていきなり逆になってしまった…。それでも中盤は圧倒的に素晴らしい指しまわしをしているので、読みそのものが衰えているとは思えないんですが、あれは読みというよりも大局観なのかなあ…。それか、長時間将棋になると脳のスタミナが切れてしまうのか、あるいは時間に追われる状況になると読みのスピードが若い人より遅くて追いつかなくなるのか。これは、序盤をすっ飛ばして終盤に今までよりも30分か1時間ぐらい多く残るように指すとか、なにか対策が必要かも。人間、誰でも衰えは来るものですが、将棋の神様の没落はちょっと見たくないなあ。。羽生さん、がんばれ!!

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コメント

加齢による翳りなのか 

王座戦の泥試合もそうなんですが、羽生さんの終盤が不安定ですね。今まで羽生さんの終盤力に恐れをなしていた対局者がこれからは自信を持って指すようになっていくのでしょうね。これが怖い。

人は老いる。技術や経験でカバーできなくなるほど。将棋のみならずあらゆる分野においていえる普遍的な摂理なんでしょう。

それでもまだまだ強い羽生さんが見たいです。
  • 湯豆腐 
  • URL 
  • 2017年09月16日 21時30分 
  • [編集]
  • [返信]

Re: 加齢による翳りなのか 

湯豆腐さん、書き込みありがとうございます!
羽生さんの終盤が不安定ですね。終盤がヤバくなってるのか、夜戦になると頑張れなくなってるのかは分かりませんが、ほんの2年前までは互角で終盤に入ったら恐怖の寄せが待っていたのに…。
森内さんも少し前まで竜王名人という絶対王者だったのが2年後にはフリークラス、タイトル持っていた郷田さんも一昨年末からいきなり終盤が怪しくなりました。40代半ばでいきなり来ちゃうんでしょうか。僕もその年齢なので、ちょっといやだなあ。
  • ShougiX 
  • URL 
  • 2017年09月16日 23時44分 
  • [編集]
  • [返信]

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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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