第75期名人戦 第6局 稲葉陽 vs 佐藤天彦 (相掛かり)

 先に追い込んだ天彦名人と先に追い込れた稲葉さん、さて戦型は…おっと相掛かりです!今回の名人戦は戦型選択が面白いです。シリーズ前半はまるでコンピューター将棋のような力戦調の連続かと思えば、横歩になると途端に勝った方は詰みまで研究しているかのような指し回し。どちらも横歩の名手だというのにこの大事な第6局で横歩を選ばなかったのは、互いに「こりゃ横歩は研究に嵌められるヤバさがあるな」と意識してるのかも。

 1日目、今日は仕事がゆるかったので、昼食休憩後あたりから4時近くまで、断続的にAbemaTVをのぞいました。ただでさえ難解な相掛かり&さすがは名人防衛のかかる重要な一戦だけあって、両者慎重。めっちゃ慎重。戦いがまだ始まっていない序盤の駒組み段階にして稲葉さん1時間47分の大長考。AbemaTVの午後の伊藤真吾さんの解説の番で、解説終了まで一手も進まない( ̄ii ̄)ハナミズ。解説が憐れでたまらなかったですが、角交換から激しい順にいく変化がありうる状況だったので、もうそれぐらい勝敗に影響する局面なのかも知れません。これは下手すると戦いは2日目からかな、そうと決まれば今日は仕事をはやめに進めて、明日ゆっくり観よう、そうしよう。。

 2日目の午後2時ごろ、久々にのぞいてみたところ…いまだ組み手争い、駒がぶつかってません。いや~、昨日の4時で見るのをやめといてよかったよ、これは解説こまるだろうな(^^;)。また夕方になったら見に来よう。

 2日目の夜。くっそ~予想外のロ~ングロングミーティングにつかまってしまった、もう終わっちゃっただろうな…あああ~終わってた(T_T)。なんということだ、2日合わせて6時間以上は見ていたのに、歩以外の駒がぶつかったのを一度も見れなかった。。天彦さんの勝ち、名人防衛おめでとうございます!それにしてもこの将棋、戦いになる前の駒組み合戦はどちらも意地でも負けないという緊迫感がありました。40手あたりまで見た限りでは、ガッチリおさえ込んで勝ったんじゃないかなあ、全盛期森内さんの将棋を見ているような「戦いになる前にすでに勝負がついている」的な、相手が何もさせてもらえないような鉄板将棋を見ている感じでした。武芸帳で、双方一晩中にらみ合ったまま一歩も動けず、10時間以上が経過した所の一太刀で勝負がついたという話を読んだ事がありますが、そんな感じ。プロ野球も本当に面白いのは投手戦だし、格闘技も本当に強い者どうしは大技の飛び交う攻防なんて事にはならずにまったく組みあいにならず技が出た時には一瞬で決まりだし、強者の果し合いってこういう感じなんでしょうね。
 名人戦前半の天彦名人は、果敢に現代将棋に挑戦している印象がありましたが、第4局以降は天彦さん的な将棋に戻したというか、とにかく指し手がシビアで、「うわあ、これは強いわ」という感じでした。竜王戦は多少の交代劇こそあったものの渡辺さんの長期政権が続いていますが、名人戦は天彦長期政権となるんでしょうか。名人はあんまりコロコロ変わって欲しくないので、超大物以外には名人位を譲らず、防衛を続けて欲しいです(^^)。

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Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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