藤井聡太炎の七番勝負 第4局 藤井聡太 vs 中村太一 (角換わり)

 昨日の藤井聡太新4段の将棋は驚きました。史上5人目の中学生棋士、いままでの中学生棋士はその後全員すごい結果を残しているので、藤井さんも活躍する事になるとはなんとなく思ってはいたのですが、実際にすごいと思わされたのは初めてでした。

20170402炎の7番-4_藤井聡太vs中村太88手 88手目に太一さんが手抜いて△77歩成と王手を入れて踏み込んだところでは後手の太一さんの攻めが切れそうにないので良いと思ったのですが、それを▲同金ではなく▲同玉としたところで「あっ!」と声が出てしまいました。
金にも飛車にも角にも近づく玉あがりって、無意識にもいい手に思えないですよね。だから第一感としては▲同金で当然と思ったのですが、そこから先手が手抜かずに普通に進むとすると、△76歩▲同銀△同金▲同金△同角成…というわけで、後手の攻めが決まっているかのように思ってました。ただ、▲21歩成は先手の権利なので、そこも読まないといけないとは思うんですが。しかし、▲同玉とは…あれを玉で取れるというだけで、僕だったら「参りました」と言いたくなります(^^;)。プロ的にはあそこで明暗分かれたのかも。そして、最後の寄せに行く前の金の補充の仕方がまさに毒団子(見事すぎて声が出ません…)、そして金を補充した瞬間に一気に襲い掛かって光速の寄せ。補充した金駒で寄せるための駒がピッタリ(実際には桂が余りましたが、あの金の補充がなければ寄らないですよね…)。終盤の切れ味がハンパないです。前回、永瀬さんに負けた時には「さすがにタイトル挑戦クラスの棋士相手だとキツイか?」と思ったんですが、2度のタイトル挑戦で一度は羽生さんを土俵際まで追い詰めた太一さん相手に、しかも太一さん得意の角換わりで序盤も互角、終盤では複雑な勝負術ではなく明らかに読みで上回ってますよね。いや~、少なくとも終盤力はタイトル挑戦者レベルを凌ぐ可能性あり、もしかするとA級クラスかも。恐ろしい踏み込みでした。

順位戦はどんなに強くても名人挑戦まで最低5年はかかりますが、他棋戦はちょっと期待です。新人がいきなりチャンスをつかむ可能性のある竜王戦(なんとなくですが、6組決勝の近藤誠也さんとの対局までは負けない気がする)と、勝ちあがれば強豪棋士と当たりまくる事になるNHK杯(順当に行くと、森内戦/谷川戦/渡辺or天彦戦/羽生戦と、レジェンドクラスと総当たりになる)は、今からちょっと楽しみです(^^)。


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No title

藤井四段が最年少名人になるかもしれません。
藤井四段頑張れ~。

Re: No title

Shogi Z さん、書き込みありがとうございます!
森内さんのフリークラス転出など、最強世代に陰りが見えてきた事もありますし、本当に最年少名人になるかもしれませんね。頑張って欲しいです(^^)!
プロフィール

ShougiX

Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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