ソフト指しをする人の心理を考えてみる

 ネット将棋で、なぜソフトに頼って指す人がいるのか、という話です。

 良いにつけ悪いにつけ、人間なんだから多少のマナー云々はしょうがないと思います。勝ってうれしい、負けて悔しいのはお互い様ですしね。しかしカンニングは、そういう問題ではないと思います。カンニングは、根本的にダメなんじゃないかと。

 81dojoは、他のソフトを立ち上げると、名前の色が変わるようになっているみたいです。これは、将棋ソフトを使ったカンニング対策の仕様だそうで。で、自分の手番になる度に名前の色が変わる人。中級から初級にかけて、こういう人にけっこう出会ってきました。そういう時はいつも「ああ、またカンニングの人か」と諦めていたんですが、この前、初めてそれを指摘してみました。インチキしている事を隠そうという努力ぐらいしてほしいんですが、あまりにあからさまなもので。最初から難しい局面になる度に名前の色が変わっていたので嫌だとは思っていたんですが、持ち時間を使い切って、自分の手番で、残り数十秒しかないという忙しい状況で、せっせと他のソフトを見るって(-_-#)。で、それを指摘すると「他のソフトでも色は変わる」とか「何を根拠に」とか「証拠がない」とか言われました。証拠がないってww 恥ずかしい意見だな、面倒な人だなと思うと同時に、残念に思いました。

 なんでソフト指しをするのか、理由を考えたことがあります。理由は単純で、勝てなくて悔しいのではないでしょうか。悔しい気持ちは、痛いほど良く分かります。でも、それでソフト指しをしていたら…問題がある度に、それを乗り越えるのではなく、インチキでごまかしていたら…残念な事ですよね。

 人って、きっとどこかで、自己評価の高さを支えに生きているのではないかと思います。「俺は頭がいいんだ」とか「俺は仕事ができるんだ」とか「俺はもてるんだ」とか「俺は将棋が強いんだ」とか。でも、それが現実とギャップのあるものであった場合…ここで乗り越える人とインチキする人とでは、大きな差があると思います。

 将棋を指す以上、勝ちたくて指すのだと思います。で、勝つというのは何を意味する事なのか、これを考える必要があるんじゃないでしょうか。結論を言えば、勝つというのは自分が成長する事、暗にこれが目指されているんじゃないでしょうか。実際のところ、自分の成長が感じられた瞬間が、将棋をやっていて一番楽しい事だと感じるのです。定跡の勉強をしていて、すごい手筋を学んだ時の感動、こんなに面白かったものはありません。初めて中飛車を破った時のうれしさ、初めて右詩間飛車を受け切った時のうれしさ、はじめて勉強した手筋で穴熊を崩した時のうれしさ…これに勝るものはありません。

 お手軽な方法で、インチキをしてその場しのぎの満足感を得ても、結局それはインチキのものであって、さらにマナー違反・ルール違反でもあります。さらにその行為は、将棋を指していて一番楽しいと感じる瞬間を、自分から放棄しているように思えるのです。弱くったっていいじゃありませんか。弱ければ勉強して強くなればいいんだし、お互い低レベルなもの同士、一生懸命がんばって、一緒に初段を目指そうじゃありませんか!(なんかすごいまとめ方だなあ。。)


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Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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