第66回NHK杯 深浦康市 vs 先崎学 (角換わり)

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 現在絶好調の深浦さんなので、当然深浦さんが勝つと思ってたんですが、そう簡単にはいきませんでした。もつれにもつれた熱戦(^^)。NHK杯だからというのもあるのかも知れませんが、穏便な手を避けて踏み込んだ積極的な手を互いに指してくれて、面白かった!

 特に印象に残ったのは、先崎さんが序盤で飛車を引かなかったところと、深浦さんの▲56歩。先崎さん、中盤入り口あたりでおとなしく飛車を引かず、浮いたまま5筋に振りました。いやあ、こんなのいかにも飛車が捕まりそうで、僕には絶対に指せないなあ。一方の深浦さんも、終盤の入り口で、銀の割り打ちを手抜いて指した手が凄かった!

20160911NHK66_深浦vs先崎_角換腰掛銀54手▲56歩
 うああああ・・・この状況で王手優先でも▲68金右でもない手というのがありうるのか?!どうやったらこんな手を思いつくんだろうかと驚かされました。タダで取らせての角打ち狙いなんでしょうが、しかしこちらの手に乗って後手の攻めまで呼び込むので、速度負けしないんだろうか。これも僕程度の棋力ではとても指せない…というか、こんな手があるなんて思いつきもしなかったです(゚ω゚*)。というわけで、お互いに通れば好手、負ければ疑問手となりそうな積極的な手が色々出してきて、面白かった!そんなふうに互いに穏やかに行かない順を何度も選ぶものだから、終盤が超難解。この難解な局面が、逆転が何度も起きた終盤戦を呼び込む事になりました。

 結果は深浦さん勝ち。いやあ、序盤で工夫、中盤はアマではちょっと見えにくい筋、終盤は逆転の連続と、まるで視聴者を楽しませるための台本が書いてあったかのような極上のエンターテイメントでした!面白かった(^^)


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