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第65期王将戦 第3局 郷田真隆 vs 羽生善治 (相掛かり)

 第1局が矢倉、第2局が角換わりときた今回の王将戦。ここまで1勝1敗とがっぷり4つですね~。さて、第3局は…おお~、郷田さん得意の相掛かり!!3局とも違う戦型、相居飛車のだいご味炸裂ですね。。それにしても羽生さんは避けようと思えば避けられたのに、勝った方が勝ち星の先行する対局で相手の得意形を真正面から受けに行くとは…。

20160204王将65-3_郷田vs羽生_相掛21手 21手目盤面図、お互いに引き角から銀を繰り出し、更に先手が棒銀を示唆したところです。同形なので後手も棒銀に行ったら先手が1手有利なんでしょうね。ということは、腰掛け銀か?飛車を浮くなら、なんとなく一度引き角にした手が損する気もするし…な~んて色々書いてますが、相掛かりの勉強が出来てないもので、なんの根拠もないです。一手損角換わりの勉強が終わったら、次は相掛かりの勉強をしようとは思ってるんですが(^^)。ここで羽生さん…

△88角成▲同銀△22銀
 おお~、いきなり角交換です!!いや~、これはいろんな制限の加わる将棋になるか、派手な速攻になるか…

▲77銀
 郷田さんは1時間ちょっと考えて▲77銀。これはじっくり行くのかな?少なくとも、超急戦はなさそうな気がします。

△64歩▲36銀△63銀▲25銀
 対する後手羽生さんは、腰掛け銀を構想。その間に郷田さんは棒銀を繰り出していきます。でも、これは△33銀と受けられて銀交換ぐらいで済みそうかな…

△54銀
 うおお、羽生さん、受けない?!!いや~、これは大丈夫なのか?えっと、▲24歩からは…全然ダメですね。じゃ、▲34銀から襲い掛かると?…ああ、すぐに破れるわけではないのか、なるほど。そりゃそうですよね、羽生さんが選ぶんだから(^^;)。

▲68玉
 郷田さんはここで囲いに1手を使いました。この辺りは「そろそろ寄っておかないとまずいかも」みたいな、感覚的なものも結構あるのかな?

 そしてここで後手羽生さんが封じ手。二人合わせて7時間半以上かかって31手というのはけっこうスローペースとも感じますが、それぐらい神経を使う難しい将棋なんでしょうね、相掛かりの序盤って。しかも、角交換が入ってますし。さて、アマ的には、後手は△33銀から玉を囲いに行くとは思うんですが、それは先手次第。それぞれの構想が言えてくるのはもう少し先になりそうかも。

*****
20160204王将65-3_郷田vs羽生_相掛36手 2日目です。風邪ひいたみたいで、せきが出るしだるいっす。特に、のどが痛いのと悪寒がするのがちょっときつい(;_;)。さて、昨日の封じ手からは端を突きあった後…

△45銀
 うわあ…。。
たしかに▲34銀と指されるとなかなか嫌だとは思ってたんですが、飛車浮きでも△33銀でもない手で守るのか、どうしてこんな手を思いつけるんだろうか。しかも、端の突き合いを入れたために、△63角が打てなくなってるのか。しかしこの銀自体に圧力をかけられると一気に形勢が動きそうなので、時限つきの指し手に見えるのですが、どうなんでしょう。例えば一番単純に▲46歩と突かれると?△同銀でも△54銀でも▲34銀は実現できそうですが、問題はその後か。ひと目△47角の打ちこみですが、同じように▲63角と打ち込み返されると?…いや~、これはどっちがいいんだか全然わかりませんが、絶対にどちらかが良いんでしょうね。さて、これが最善手なんてとても思えないので、咎めに行きたい気がするんですが…

▲38金
 いやあ…。
もう、僕なんぞがいくら考えても分かりません。飛車のコビンが開いた後の蓋を考えている?どちらもかなり時間を使いながら慎重に指しているので、かなり先で嫌な順があって、それを互いにケアしてるんじゃないかと思います、きっとそうです。棋譜中継なった木村さんの言葉を借りれば…「パスも難しいです。△7四歩だと▲6三角があるし、△5二金は飛車の横利きを止めてしまいます。後手は2五銀が働いてきても得できるような展開を考えているのではないか」との事。う~ん、やっぱり角を持ち合っての将棋になると、打ち込みをケアしながらになるので、どうしてもこう着状態に陥りやすいですね。下手に動いた方が負け、みたいな。

△24歩
 すげえ、羽生さん打開に行ったよ…。
これは後戻りできそうにありません。アマがひと目思いつくのは▲23歩△同銀▲24銀で捌きに行く手ですが、それで良いかどうかはちょっと分かりません。右金が離れた分だけ、先手若干指しにくいのかな?他には突き違いの歩じゃないけど▲46歩ですが、これはさっき指すのと状況が似ているので、郷田さんはこれがまずいと見て指さなかった以上、ここで指すこともなさそう。▲63角△54銀で駒損覚悟の決戦は?…いや~、次の指し手が見つかりません。単なる駒損になりそうだな。あとは普通に銀を引く手ですが、右金を右に寄せたのだから、これが濃厚かな?

▲36銀△同銀▲同歩△23銀
 お、そうなりましたね(^^)。これで互いに角銀を手駒にして、羽生さんは銀冠が出来ましたが玉はまだ居玉。郷田さんは右金を攻撃に使うのかな?いや~、でも敵陣までは遠いぞ。相掛かりって、横歩みたいな派手な決戦になる事もありますが、角換わりのような序中盤で少しも間違えられないような神経戦になる事もあるんですね。というか、これは出だしが相掛かりだったというだけで、もうほとんど角換わりですね。。そして…

20160204王将65-3_郷田vs羽生_相掛43手▲46角(43手目盤面図)△52金▲37桂△42玉▲66銀△33桂▲55銀△35歩
 郷田さん、角を下ろして、左銀を攻めに繰り出した!!角銀で後手飛車のコビンを狙いに来ました。それに呼応する形で羽生さんは先手右辺の桂頭狙い!いや~ここで一気に将棋が動き始めました、お互いに技のかけあい!!これはどちらの構想が優れているんでしょうか。さすがにもう互角という事はないでしょう!!

▲35同角△86歩▲同歩△同飛▲87歩△76飛
 桂頭を守るためには▲35同角しかありませんが、これで飛車のコビンを狙っていた角筋が逸れてしまいました。その瞬間に後手羽生さんは飛車先の歩を交換してから横歩もかすめ取り!いや~、あんなにジリジリとした神経戦だったのに、いきなり凄い戦い!!こうなると後手は△88歩の手裏剣や△36飛みたいな良さげな手がいくつもあるので、後手が指しやすくなったかな?でも、飛車が狭くっておっかないな…。

▲77桂△88歩▲66銀△93桂▲29飛△25桂▲46角
 羽生さんの攻めと郷田さんの受けという展開になりましたが、これって本当に攻め切れるんでしょうか?とにかく、飛車が狭いです。先手は角も46に戻ってきたし、受け切られてしまうと64の傷から殺到されて反発が厳しい気がするんですが…

△37桂成▲同角△74桂▲55銀
 うひょ~、先手が相手の手に乗りながらじりじりと反撃筋を用意してます。ついに▲55銀まで来てしまったので、最初の郷田さんの攻めの構想まで戻った形ですが…

△89歩成▲同飛△86歩
 羽生さん、歩を成り捨ててから打ち直し!しかしここで郷田さん…

20160204王将65-3_郷田vs羽生_相掛71手▲75歩(71手目盤面図)
 いや~、ちょっとこれはゾクッと来ました、これは素晴らしい!よくぞ△87歩成が見えているこんな所でこんな手が指せるなあ。本当に間に合うなら絶妙手に見えますが…・

△85桂▲74歩△77桂成▲同金
 うああ、激しい攻め合い、駒の拾い合いになりましたが、ちょっと広瀬さんが凄い手を指摘してるんですが…

△88銀
 うわあ、マジで来たあああ(゚ロ゚ノ)ノ!!!ほとんど詰め将棋みたいなカッコいい手です!!▲同飛なら△79角~△77飛成、▲76金なら△89銀不成か。いきなり先手玉は裸にされ、しかも飛車交換は後手の方が打ち込みの傷が少ないのか。なんという終盤力、一瞬にして後手良くなったんじゃないでしょうか。さすがはプロ屈指の詰め将棋名人の広瀬さん…といいたいところですが、それを羽生さんも指しちゃってるってことは、やっぱり羽生さんの終盤力は尋常じゃないんだな。

 以下、先手も嫌味をつけながら反撃するも届かず、100手にて後手羽生さんの勝ち!!

 △88銀がとにかくカッコよかったです!!僕は全然見えませんでしたが、プロだとみんな見えるのかなあ。アマの段位だと、どれぐらいの人が見えるんでしょうか。けっこうみんな見えるのかなあ。。
 序盤から定跡を外れたところでジリジリと駒組みの続く将棋って、独特の面白さを感じます。△45銀なんて構想、この将棋を見た後でも、ちょっと僕には真似できないなあ。角交換しているので打開以外にも色々な構想がありえたかもしれませんが、もしあれが最善なのだとしたら、将棋って難しすぎる。。そして郷田さんが▲46角と角を下ろしてからは一気に激しい将棋となりましたが、差なんてほんの少しなんでしょうね。どちらが良いのか全然わからない所で、いきなり一撃で決まっちゃうんですから。あそこから寄せには入れる後手がどれぐらいいるんでしょうか…。とにかく凄い終盤術でした!!これで羽生さんは後手番をブレイクして2勝1敗。羽生さん、マジで5冠とっちゃうんじゃなかろうか。

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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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