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第9回朝日杯将棋オープン戦 藤井猛 vs 糸谷哲郎 (四間飛車)

 昨日は朝日杯をたくさんやってました。全部は見れなかったんですが、広瀬さんが解説してくれていた藤井vs糸谷戦だけは横目で見てました。そしてこれが序盤から終盤までずっと面白かった!!
 将棋は先手藤井さんが藤井システム気味に玉寄りを遅らせてのノーマル四間飛車。そういえば、藤井さんの先手藤井システム相手に糸谷さんが単手数で仕留められた将棋が最近ありましたね。なんだったっけな(ゴソゴソ)…勘違いでした、藤井さんではなくって久保さんとの対局、今期の地獄の王将リーグでの出来事でした(^^)。そうそう、糸谷さんがちょっと変わった構想を見せたら、藤井システム全盛期を生き抜いてきた久保さんに見事に咎められてしまったんでした。

20160127朝日杯9_藤井vs糸谷_四間飛車21手 というわけで、今回糸谷さんはどう指しまわすかな…お、今日は急戦を見せつつ穴熊を伺うという、けっこう定跡通りっぽい指し方でした(^^)。最近、道場でも藤井システム指す人がまた増えてきた気がするので、序盤の復習をしておこう。。
 21手目盤面図は、藤井システムの先手四間飛車vs居飛車でよく見かける形。ここで△33角と上がって穴熊にいくと4間飛車の餌食になるんですよね。僕が覚えている定跡は、ここから△33角▲36歩△44歩▲37桂△43金▲65歩△22玉▲56銀△32金▲25桂で、この桂が角に当たりつつ1筋を狙って激痛。以下、△24角▲45歩で角のハッチが開き、△12玉で角当たりを避けるも▲44歩△同金▲15歩△22銀▲14歩、これでもう先手受からない、みたいな。居飛車党の人なら、みんなこれと似たような筋の藤井システムに何十回も泣かされたことがあるんじゃないかと(^^;)。というわけで、糸谷さんは…

△55角▲47金
 そうそう、角を浮いて▲46歩を咎めに行くんですよね、これは『杉本昌隆の振り飛車破り』に書いてありました。僕の先手藤井システム破りの基礎はこの本です(^^)。で、ここから△75歩▲同歩△64銀と出て、先手は急戦気味に決戦に行ってしまうんですよ。ここからが実力勝負、みたいな。でも、タイトル戦とA級順位戦ぐらいしか見れない僕は対抗形をあまり見れていないわけで、プロはガシガシ定跡化が進んだんじゃないかと思うんですが…

△73角
 おおお~、角を引いて先手美濃に照準を合わせました!!いや~、この位置に角を据える形も見た事がありますが、△55角~△73角という順もあるのか~。勉強になります(^^)。

▲39玉△94歩▲96歩△44歩▲65歩
 お、ついに振り飛車の角道が開きました!これに銀桂を絡められての攻撃が嫌なんですよね。。45歩はどちらに有利になるのかなあ。。

△43金
 いや~、こういう時は△33桂かと思いましたが、金あがりが先なのか!これ、すぐに▲45歩だと?…ああ、それから△33桂でも間に合うのか。なるほど~。

▲28玉△14歩
 藤井さんは玉が入るのを優先、糸谷さんは1筋の位を取らせない手を指してから…

▲66銀
 いや~ここで藤井さんは角頭攻めに行きました!さすがはノーマル四間飛車史上最強棋士、これは居飛車受けづらい気がします。

20160127朝日杯9_藤井vs糸谷_四間飛車118手 そして、終盤での藤井さんの寄せが凄かった!糸谷さんが狙った1筋端攻めを逆用、後手糸谷さんが先手飛車の成り込みを止めようと相駒を打った119手目盤面図。ここから藤井さんは

▲44歩△同金▲62角△33金打
 藤井さん、叩いてから角の打ちこみで金桂両取り。金をタダで抜かれたらそれが王手にもなって即死なので、ここは糸谷さん金を貼り付けて受けつつ自陣を固めます。

▲15歩△68と
 藤井さん、1筋の香を取りつつ、これが1筋逆襲の起点にもなるか?糸谷さんは成銀を守りつつ飛車道を通す△68と、これはこの一手の気がします。そして藤井さん…

▲14歩△12歩▲17香△21桂▲16香打
 うおお、一気に端を詰めに行ってから香のロケットだ~!!ちなみに…たしかここだったと思うんですが、解説の広瀬さんが、視聴者からの「ここで▲13銀は?」の質問に即答で「それは取ってくれないんじゃないですか」と答えてました。いや~、雑談を含めたいろんな話をしながらの解説だったのに、喋りながら色んな手をちゃんと読んでるんですね~。ちなみに、僕の第1感も▲13銀でした(^^;)。修行が足りん…。

△43金引▲44歩△同金左
 ここの金引きは、アマ的には謎でした。結果的に、後手から見ると1歩得して金の駒組みを変えた形になりますが、別の見方をすると単に手損しただけなんじゃ。いや~、この金の組み換えがどうして得になるかは、僕にはわからず。そして、ここからが凄い!

▲73角成△46桂▲同銀△同歩▲同飛△57角▲47飛△46歩▲57飛△同成銀▲51馬△42金引
 僕は▲73角成に代えて▲41銀を考えてました。俗手すぎますよね、そうですよね。。でも、終盤は俗手って言いますし…。なんとなく▲73角成の桂補充は、せっかく急所に刺さっていた角筋も逸れちゃうし、なんか攻めあぐねている感じがして嫌だったんです。その後、糸谷さんが追いあげたようにも見えたし。でも解説の広瀬さんはクールに「後手は足りないですね」といっていたのが印象的。見えてるなあ。。しかしこの桂補充、ぬるい手どころか、藤井さんには狙っていた手がありました。

20160127朝日杯9_藤井vs糸谷_四間飛車145手▲25桂(145手目盤面図)
 おおおお~、桂のタダ捨てだあああ(ノ゚∀゚)ノ!!いや~なるほど、△同歩と取ると歩の裏から角か銀の打ち込みか!これはひと目好手、決まったんじゃないでしょうか!!いや~、この終盤の寄せは絶品、魅せてくれました!!このあと少し続きましたが、先手優勢は覆る事はなく、157手にて先手藤井さんの勝ち!!

 いや~これは面白い将棋でした(^^)。藤井さん、かっこいい!!…しかしこの後、藤井さんは戸辺さんに敗け、ベスト8で消えてしまいました。でも、この将棋は良かった!また、負けはしたものの、僕が読んでいた本には載っていなかった藤井システム破りの構想を見せてくれた糸谷さんにも感謝です。今度道場でシステムと当たったら、△55角~△73角をやってみようかなあ。。



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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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