第84期棋聖戦 第2局 羽生棋聖3冠 vs 渡辺明竜王3冠 (相横歩取り)

 今日の棋聖戦、メチャクチャ面白かったです!!第1戦も面白かったですが、やっぱりこのふたりの対戦は、現在の黄金カードですね。

130622_kisei02_1.gif まず、序盤。横歩取りの出だしでした。横歩取りはまだ勉強していないので、1手ずつ覚えようと思って見てました。よく見るのが先手飛車が横歩を取った後、その真ん前に角を出す△33角。横歩というのはそういう風に指すものと思ってました。しかし後手の羽生さん…いきなり△88角成!勉強している人には当たり前の手なんでしょうが、私は初めて見たのでビックリ。
 羽生さんが後手番で相横歩取りしたのは、なんと24年ぶり(まだ5段の頃)との事です。この角交換を入れると相横歩になるそうなんですが、これがタイトル戦で出たのもなんと2006年以来だそうで、さすがの竜王もこれは考えてなかったんではないでしょうか。ド素人なので深いところまではまったく分かりませんが、きっと最序盤ですら、1手ごとにすごい駆け引きがあるんでしょうね。

130622_kisei02_2.gif 竜王の仕掛けも勉強になりました。
 私は銀の使い方がヘタです。攻める時も仕掛けがよく分からず、受ける時も飛車銀で突破されることが多い。いつか、銀の使い方をまとめて勉強する必要があると感じてます。(そうだ、その前に『羽生の法則』の銀のところを、一度おさらいしておこう!)で、勉強になったのが、この局面からの先手の仕掛け。

 ▲76銀

 おお、もう仕掛けるのか。それから…

 △73銀▲65銀

 えらく単純なのに、おそろしい突破力。。もうこの時点で、私はどう受けていいのかわかりません。。もし、次に▲76飛とされたら…やっぱり、銀の使い方はいちどまとめて勉強する必要があります。竜王のこの攻め、すごく勉強になりました。
 しかしそれ以上に驚いたのが、次の羽生さんの受けのような攻めのような手。

 △84銀

 なんだこれw(゚д゚* )w 信じられません。こんな手、いいんでしょうか。で、よくよく考えてみると…う~ん、すごい。。さっきの▲76飛の懸念なんかも、見事に解消されてます。先手飛車の8筋突破も完封。しかしこんな危なそうな手、どういう思考をしたら思いつくことが出来るんだろうか。73の地点を空ければ、74の歩を払われても73にまた歩を打てるという発想なのかなあ。。この考え方で合ってるかどうか分かりませんが(間違ってるんでしょうね^^;)、銀と飛車のコンビネーションでいつも突破されている身としては、この理解で合ってるという事にして、ちょっと覚えておこうと思います。

130622_kisei02_4.gif もうひとつ考えさせられた局面が、私なら負けを覚悟するだろう竜王の手と、羽生さんの応手。後手のこの飛車上がりで、74の銀は助からないと思っていたところで、先手の竜王は…

▲56角

 う~ん、当たり前の手ですが、私はこれが見えていませんでした。級位者、ダメですね(;_;)。もう、83を突破される絵しか見えません。△92角と受けているようでは攻め手がなくなってしまうし、じゃ攻め合いに行くにしても、8筋を破るので一苦労、破っても先手玉は右辺にいくらでも逃げ込めそう。右辺から崩す手は見つからない。端攻めなんて到底間に合わない…後手の辛い絵しか見えません。。しかし次に羽生さんが放った手が

△64角

 え、こんなので間に合うの??攻め合いでも負けそうだし、普通に飛車を躱されたら何でもないように見えるし。。
 で、解説を聴いていると…▲8九飛△7六歩▲8三銀成△5五角▲7二成銀△7七歩成の攻め合いは、なんと先手が大変らしい。すごい。。プロの将棋を見ていると、とても間に合わないと思える手が間に合ってしまう事がよくあります。ダメだと思っても、間に合うかどうか、これからはよく考える事にしよう。

 そして終盤。中継サイトでは、5~6人の現役のプロ棋士の方々の解説が聞くことが出来たのですが、皆がこぞって「どれも先手の渡辺竜王が良い変化ばかり」と言っていたところで、プロ棋士の誰も読めなかった手を羽生さんが連発。すごい、すごすぎる。。リアルタイムで強烈な羽生マジックを連発で見せつけられました。いいものを見せてもらいました。結果、86手で後手羽生棋聖三冠の勝ち。

 それから、今日のニコニコ放送は塚田さんが解説だったのですが、ものすごく分かり易い、良い解説でした。
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Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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