第74期順位戦A級 屋敷伸之 vs 佐藤康光 (矢倉)

 いま、相矢倉戦が熱いっす(^^)。先手▲46銀37桂を渡辺さんが咎めて以降、矢倉は戦国時代に突入!僕は将棋の定跡勉強を矢倉から始めたんですが、先手番では「あ、急戦のケアと▲46銀37桂だけ覚えとけば大丈夫じゃん」と思って以降、脇システムも森下システムも早囲いも勉強を途中でやめちゃったんですよね(^^;)。というわけで、昨日のA級順位戦は、2敗同士の生き残り戦、負けた方は名人挑戦レースから脱落気味になる重要な一戦。そして…矢倉だあああ!!!

20160114順位74A_屋敷vs佐藤康5手 先手は屋敷さん。まず、▲76歩△84歩▲68銀△34歩の出だしに対する▲77銀にビックリ!いや~、これは昔の矢倉定跡手順だと思うんですけど、急戦を誘発するから避けておいた方が良いという事になった駒組み手順じゃないんかい?この順が駄目という事になったので、僕は矢倉の超序盤の定跡書を読み直す必要に迫られたことがあるんですが…。もう、5手目まで遡って考え直すほどの状態に矢倉は来ているのか、すごいなあ…。

△62銀▲26歩△42銀▲25歩△33銀▲38銀△54歩▲36歩△52金右▲37銀△44歩▲56歩
 そして、後手の康光さんも凄かった!読みの深さに加え、序盤での斬新な構想、中盤でのとんでもない形勢判断と、康光さんの将棋にはビビらされますが、昨日は後手番の矢倉で早囲い気味の駒組み!

△43金▲78金△32金▲69玉△41玉
 おっと、ここで康光さんは早囲いを捨てて通常の矢倉組み手順に合流。早囲いは囲い切る前に上部で戦いが始まると、左金が上部で働かない分ちょっと怖いんですよね。…何でそこを警戒するかというと、最近の屋敷さんの指し方を警戒してるんでしょうね…

▲66銀
 やっぱり来ました、屋敷さんの2枚銀!それにしても、相矢倉戦の先手でも2枚銀に行くのか、信じられない…。もう囲いの面で脆くなるのは見え見えですからね。序盤で定跡順を踏まない方が中終盤型の自分にとっては好都合とか、2枚銀が通る序盤戦型を調べるとか、色んな意味があるのかも知れません。屋敷さんのこの一年の指し手は徹底しているので、外から見ているだけでは分からない、なにか深い考えや信念があるんでしょうね。

 この後、マジで屋敷さんは2枚の銀を攻撃に使い、銀の組み替えとか、色々な技が出たんですが、康光さんの咎め方がえげつなかった。飛車先を綺麗にこじ開けて龍を作り、これで大勢は決しました。やっぱり急戦型の将棋って、綺麗に抑え込まれると「やっぱり構想が強引すぎなんじゃないかな~」と思うんですが、しかしそれは短絡的な観方なのかも。だって、屋敷さんは負けたとはいえ、この作戦を貫き、A級で4勝3敗と勝ち越していますし。

 一方、勝った康光さんは5勝2敗で、1敗の天彦さんを追撃!!康光さん、1年を通してずっと好調です!最後の挑戦者決定に敗れるとか、どの棋戦もあと一歩の所までは来てるんですが、名人挑戦はどうなるかな~(^^)。こうなると、18日の天彦さんvs郷田さんが待ちきれません。郷田さんは運悪くここで王将戦の羽生さんとの掛け持ちになってしまいましたが、天彦戦は全力でいって欲しいです!!それから、僕の矢倉定跡の勉強はまたしても序盤からやり直し。でも、仕事に本腰を入れるようになって、やっと生活のリズムが安定してきたので、あんまり将棋には時間が使えないし、ここはこの矢倉ブームが一段落して、ある程度定跡が整備されるまで待とうかな( ̄ー ̄)。でも、真田さんの本が気になって心の動いているのでした(^^)。。


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Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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