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第63期王座戦 第2局 佐藤天彦 vs 羽生善治 (角換わり相腰かけ銀△65歩型)

 仕事でヘロヘロです。昨日は王座戦の第2局でしたが、様子見する事すらできませんでした(T_T)。。翌日の昼になってようやくちょっと覗き見しているところです。

 将棋は角換わり腰掛け銀の△65歩型。いや~、はやく△65歩を示してからの△65歩型相腰かけ銀の構想は『これからの角換わり腰掛け銀』で後手厳しいという結論づけられていたので、後手でこの戦型を選んだ羽生さんにビックリ。僕は後手番でこの戦型を絶対に選ばないので先手の定跡しか覚えてませんが、後手から見てどういう変化があるんだろうか。

20150917王座63-2_佐藤天vs羽生_角換40手 というわけで40手目盤面図は相腰かけ銀△65歩型の基本図。△73歩保留との交換で組みあがるのが特徴で、△73歩保留の特徴自体が、後手の桂頭の傷を消して先手が勝手に転んでくれるのを待つような作戦( ̄ー ̄)。で、ここから先手がどう動くかというと…

▲68飛
 先手、手待ちです(゚∀゚*)。これは定跡ですが、▲68飛に代えて▲48金~▲29飛の手待ち定跡もあったかと思いますが、たしかそっちは後手指せる結論だったと思います、細かく覚えてないけど(指さないからよく知らない^^;)。で、▲68飛の何がいいかというと…
△62飛▲48飛
 後手は受けのために飛車を6筋に寄る事になりますが、そこで4筋に戻せば後手飛車が8筋からどいているので、▲45歩からの仕掛けが成立することになるわけですね。しかし相腰かけ銀の手待ち定跡の数々は、少し離れただけで忘れちゃうなあ、これは良い復習になりそう。ほぼ戦後同形の上に角の打ちこみをケアしなくちゃいけない角換わりの超ムズカシイ所は、わずかなケアレスミスが取り返しのつかない大差になっちゃったりするんですよね。
 後手はここで4筋の仕掛けに備えて△42飛と4筋に回して手待ちするんですよ。で、先手飛車が2筋に戻った時に後手飛車も合せて8筋に戻すようにする…

△92飛
 え?…あああ、羽生さん、9筋で手待ちしたあああ!!!いやあ、僕が定跡書で丸覚えした順と違う待ち方だぞ、こっちでも4筋は受かるのか…

▲45歩
 うおお、天彦さん、▲28飛の手待ち策を拒否して仕掛けたあああ!!▲28飛車でも先手指せると思うんですが、それを拒否しての踏み込み。いや~、最近の天彦さんの棋譜をたくさん見返しているんですが、良し悪しは別としても、天彦さんは仕掛けや受けの段階での決断や踏み込みがいいです。しかしこの仕掛けは研究済みの踏み込みなのか、読みを入れての踏み込みか、それとも後手飛車が4筋の手待ちでない以上はこれで悪いはずがないという踏み込みか。いずれにしても、タイトル戦初登場で羽生さん相手に踏み込めるこの度胸はすごい。

△82飛▲44歩△同銀▲28飛△33銀
 △82飛以下は一直線ですね。しかし△82飛に代えて素直に△45同歩と取るとどうなるんだろうか。▲同銀△同銀▲同桂△44銀▲46歩と来て先手は33の地点に桂を利かせられるわけか。これは次に▲28飛と回れば後手は銀を33に下げることが出来ずにアウトですね、なるほど。じゃ、本譜までは▲45歩以下変化の余地なしですね。

20150917王座63-2_佐藤天vs羽生_角換53手▲48金△42金引▲29飛(53手目盤面図)
 うわあ、ここで手待ちなのか、難しいよお。。しかし先手の▲29飛は見事、この形は先手陣に打ち込みの隙がありません。この形での待ち方、最近ほかのプロ将棋でも出てましたね。僕も今度使ってみよう(^^)。

△43金直▲47銀(55手目盤面図)
 いやあ、これは難しい…。前例では渡辺さんがここから△55銀と指したそうなんですが、その将棋を僕は見ているのに全然覚えていない(^^;)。なんでなんだろうと棋譜をひっくり返してみると…あああ、手待ちでこの局面に合流する順が全然違う。流れで記憶しているという事なんだな、僕は(^^;)。しかし羽生さんも天彦さんも「ここまでは定跡、前例あり」と平然と答えてました。いや~、もう記憶の仕方が全然違うんだな、プロはすげえ。


20150917王座63-2_佐藤天vs羽生_角換55手 さて、これが手番の後手にとって超難解な55手目盤面図。以下、王将戦での渡辺さんの指し手は△55銀でしたが、ところが羽生さんは「△55銀を考えているうちに自信がなくなった」そうで、ここで代えて△42金引きの手待ち。では△55銀でどうなるか、昔の僕がどう思ったのかブログを振り返ってみると…検討してねえええ(;_;)。。えっと、プロの山崎さんや船江さんや井上さんや福崎さんの検討によると、△55銀は▲46桂と指されると後手かなり怖い手なんだそうで。なるほど、羽生さんが気づいた「自信がなくなった」筋はこれか…。しかし今回羽生さんが選んだ金引きの手待ちはどうかというと、この後羽生さんは一方的な手待ちに陥り、先手の天彦さんは手番で駒組みを整えてしまいました。以降は先手天彦さんのひとり舞台、大差と言って良いほどの差をつけて先手天彦さんの勝ち!!

 いや~、個人的には、やっぱり55手目盤面図で後手にどういう手があったのか、これが勝負の分かれ目どころか、△65歩型の命運を握っている気がします。ここで後手から何か良い手がありそうなら、この王座戦で相腰かけ銀△65歩型が再登場するかも。しかしここで手がないようだと、相腰かけ銀△65歩型自体が消滅する可能性すらあるかもしれません。いやあ、しかし天彦さんは渡辺さんの研究仲間なので、渡辺さんが勝負手を放ったこの局面を検討してないわけないですね。これは研究がちかも(^^)。


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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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