『羽生善治の終盤術3 堅さをくずす本』

book _HabuSHuubanjyutu3 矢倉崩しと穴熊崩しの典型の参考にしたのは、この本です。タイトルからは分かりにくいですが、これは囲い崩しの本です。美濃、穴熊、矢倉の崩し方が出ています。
 それぞれ、最初に典型的な寄せ方が数ページ書いてあって、あとは1問1答形式の実践編。私はまだ、最初の典型的な寄せ方と、穴熊の実戦問題の最初の方しか読んでいません…が、これは素晴らしいです!囲い崩しの参考書は、他に谷川浩司さんの『高速の寄せ』という本に目星をつけているのですが、あちらは全5巻なので、本腰を入れて取り掛かれる状況になるまでは、手が出せない感じです。

 私がすごく気にかけている事のひとつは、「挫折」してしまう事です。今までの人生経験上、挫折してしまった経験が何度もありましたが、その原因のひとつは、目標が遠すぎること。やってもやっても目標に近づかない時、いつか頑張れなくなってしまうんです。それを回避する方法は、目標達成のスパンを、自分の頑張れる範囲に設定する事なんじゃないかと。そして、それらを積み重ねていくと自然と大きな目標が達成できるようになっている、みたいな。

 ネット将棋をやっていて、その都度思うのは「ああ、寄せがうまかったら勝てたのに」「序盤がヘタだなあ」「中盤が抑え込まれたなあ」とか、そんな感じです。同じぐらいの級の方と指していると、最初から最後まで一方的な負けというのは、あまりありません。でも、負け続けると、きっとイヤになってしまう気がします。大事なのは、序盤、中盤、終盤のバランスなんじゃないかと思います。もし、9の力があったとして、序盤9/中盤0/終盤0の人と、序盤3/中盤3/終盤3の人が対戦したら、おそらく勝つのは後者なんじゃないかと思います。

 序盤の勉強は、とにかく時間がかかります。勉強を始めてもうすぐ半年になるというのに、また対四間飛車と矢倉のかじり程度です。あとは、どう考えても角交換は覚えないといけないし、受けは最低でも中飛車、石田流、向かい飛車の勉強をしないとどうにもならないと感じています。この状況で、中盤と終盤に時間を取られていたら、おそらくいつまで経っても勝てない。いつまでも勝てなかったら、つまらない。その上さらに終盤の勉強が序盤と同じぐらいに時間がかかるものだったら…挫折しない方がおかしいですよね。もし、1日1時間程度しか将棋に時間が割けないのだったら、序盤の勉強に時間を多く取られることは必至なので、中終盤はサクサク勉強できるプランにしておいた方が良いと感じています。

 というわけで、囲い崩しが1冊にまとめられている本というのは、素晴らしいんじゃないかと思います。囲い崩しの本は、きっと他にもあると思うので、この本じゃなくても良いと思いますが、大事なのは長大なプランにならない事なんじゃないかと。1冊にまとめてあるなんていうのは、素晴らしいです。今月はお小遣いがピンチなので、なんとか図書館の返却日までに穴熊崩しだけは身につけてしまいたいです。。

 いや、それにしても、横からの穴熊の崩し方は、本当に勉強になります。読んでいて「おおっ!」という方法の連続。最後の82で玉を守っている銀、あれがどかせないんです。。それこそと金があればいいんですが、竜なんかバシバシ切って強引にこじ開けている例なんかがいくつも出てきて、「男は強引なぐらいの方が、引きこもっているやつを引っ張り出せるのかもしれないな」と思った次第です。



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Re: 負けてしまいました

 昨日は大熱戦を見せていただき、ありがとうございました。素晴らしい序中盤でしたね。初段の方を相手に圧勝するかと思っていました。最後ですが、私も寄せられると思っていました。でも、私もやはり具体的な寄せが見えませんでした。敵の玉と馬を離れるように誘導すれば、馬を外せて、馬が外せれば勝ちとは思ったんですが。。

 お互い、3級ぐらいまで来ると、なかなか苦戦しますね。私もアップアップです。相手のうっかりに助けられたりして、何とか凌いでいます。。しかし、昨日の棋譜を拝見させていただいたところ、私は貴兄には遠く及ばない棋力のようです。。
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Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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