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第65回NHK杯 羽生善治 vs 北浜健介 (△中飛車)

 夏の甲子園、創成館と天理の試合が面白い!!ただいま2対2の同点、9回裏ツーアウト3塁で創成館サヨナラのチャンス、ここでNHK杯が始まってしまった。。う~ん、これは高校野球を見るべきだな( ̄ー ̄)。。な~んて書いているうちに、打ったああああ、創成館、優勝候補の一角を相手にサヨナラだああ!!!…な~んていうものすごい劇的な試合の直後、なんとか対局を頭から見ることが出来ました。でも、あんなのを見た後だと、北浜さんが大番狂わせをしそうな気がしてきたぞ…羽生さん、最近ちょっと調子を落としているみたいですしね。

20150809NHK65_羽生vs北浜51手 さて、将棋は羽生さんが先手となり、後手中飛車の対抗形からの相穴熊。おお~、羽生さんが穴熊を指すのはなんとなく新鮮。後手中飛車を破るのに、居飛車の僕は3筋に飛車を振る手をよく指すんですが、最近どうもそれで良いんだろうか…と思い始めていたところでした。しかし羽生さんが3筋に飛車を振ったので、「ああ、この攻め筋はありうるんだ」と、ちょっと一安心(^^)。これで51手目盤面図までなだれ込み、もう双方後には引けない状況へ。ここは後手の北浜さん、△33歩と守るか△56飛と走って攻め合いに行くかの2択かと思いましたが…

△57歩
 おお、こんな手があるのか?!なるほど、穴熊崩しにはと金攻めという事ですね。いや~、これは参考になる。。

▲31飛成△58歩成
 これで先手は龍を作り、後手はと金を作りました。ただ、穴熊戦でと金に喰いつかれると厄介。これは後手の方がちょっと攻めやすいか…

▲35角
 というわけで、先手羽生さんは攻防の角打ち!いや~、これが見えなかったら瞬殺されてしまうんでしょうね。

△57角▲同角△同と▲35角
 それに対して北浜さんは合わせの角で相手の角を消し、手損なしでと金をいいポジションに移動しましたが、羽生さんは合わせの角。

△68銀▲同金△同と▲同角
 あら~、北浜さん、ここを清算しに行ってしまいました。と金をなくしてしまうと、後手の穴熊崩しの構想も、龍を作らせた代償も失われてしまうんじゃ…しかしここからの攻め将棋の北浜さんの喰いつきが凄かった!

△56飛▲67銀
 後手は飛車を走ったものの綺麗に弾かれ、これで攻めが切れてしまったかと思いました。手番を渡すと後手陣は一気に崩れる感じですが、それでも△26飛として龍を作ることを確定させてからしばらく辛抱…かと思いきや…

△57角
 おおお、北浜さん、攻めをつないだ!いや、これは僕でも見えていた手ですが、しかし繋がるのか?飛車や角を渡すだけの代償のある攻めになるか…でも、穴熊崩すなら大駒と金駒の交換は、大駒切った方が得という事は往々にしてあるんだよな、大駒で穴熊は守りにくいですからね。。

20150809NHK65_羽生vs北浜76手▲79銀打△69金▲56銀△68金▲同銀△同角成▲78金打△同馬▲同金△69銀(76手目盤面図)

 いや~、北浜さん、本当に飛角を渡して、その代償に穴熊崩しに食らいつきました!!いや~、分かっていても、綺麗に崩せる順が見つけられないと飛車を渡す順は怖いです。。

 これで先手穴熊陣に食らいついた北浜さんですが、羽生さんは2枚飛車で後手穴熊に食らいつきました。これで北浜さんは詰めろをかけ続けないとまずい状況になり、羽生さんも手抜いて攻めると寄せられてしまうので受け続けることになってしまいました。僕は「穴熊を攻めるときに金銀で攻めていると、いつまでたっても駒が入れ替わるだけになってしまうから他の駒を使え」と勉強してきたんですが、金駒しか持っていない状況で、さらに手を渡せないというこの状況が千日手模様の先手穴熊の攻防戦を呼び込んでしまいました。ここで羽生さんは綺麗に受け続けましたが、ひとつ学んだことは…これ、一手30秒の早指し戦で、間違わないで受け続けられているのは羽生さんのようなプロだからであって、アマだと間違えずに指し続けることは難しいんじゃなかろうか、という事。つまり、仮に僕みたいなアマが大会に出るなら、対穴熊は多少危険でも先に手をつけて攻め将棋に踏み込んだ方が有利なんじゃなかろうか。いや~、これはちょっと良いヒントになりました。あと、この長手数続いた穴熊の攻防は、攻め手も受け手もすごく勉強になりました(^^)。

 さて、この将棋はおそらく千日手にするのが互いに最善。ところが、最後に羽生さんは危険を承知で打開の攻めに行きました!しかしこれが裏目で、羽生さんの攻めはつながらず、166手にて後手北浜さんの勝ち!!

 いや~、終盤に羽生さんが千日手打開に行ったところは、おそらくNHK杯が視聴者に見せるためのテレビ将棋という一種のエキシビジョン・マッチという側面があるために、千日手にしてはまずいと思ったんじゃないでしょうか。勝つことが大優先の、この前の竜王戦決勝トーナメントみたいな重要な対局だったら、勝ちを読み切れていなかったらまず打開にはいかなかったんじゃないかと。これはプロ棋士としては正しい判断だったんじゃないかと。また、一方の北浜さんも、今まで一度も勝ったことのない羽生さんに対し(北浜さんだって相当に強い棋士なのに、羽生さんの壁が高すぎて対戦自体がほとんどない)、徹底して勝負に拘った指し方も、やはり正しかったんじゃないかと。それにしても、直前の高校野球を見たときに感じた悪い予感が当たってしまった。この手の虫の知らせって、けっこう当たるんですよね(^^;)。。


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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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