第26期女流王位戦 第2局 里見香奈 vs 甲斐智美 (相三間飛車)

 振り飛車がよく見られるという事で、今年から見始めた女流将棋。里見さんと甲斐さんの対決は、現在の女流頂上対決という事になるのかな?さて、対抗形の将棋になってくれれば僕の序盤勉強が捗りますが…相振りだああ!!!

2015051322手 いや~、相振り飛車はマジで全然知らないので、すべてが新鮮。相三間飛車というのもビックリ、双方が浮き飛車というのもビックリ、相金無双なんて、生まれて初めて見たような気がします。これって、この将棋だけ独特の進行になったんだろうか、それとも現在の相振りの最前線?いや~、自分だったら、ここから何を指していいか全然分かりません。先手でも後手でも、とにかくおっかないから角道を止めちゃうんだろうな(^^;)。。

▲86飛△24飛▲16歩△14歩▲96歩△94歩
 いや~、完全に先後同形のまま進んでます。もしかして、女流さんもどう打開していいんだか分からないんだったりして(^^;)。

▲68銀△88角成▲同飛△42銀
 おお、ここで角交換が入りました!余計に難しい将棋になっちゃいそうです。。

2015051368手 以降は角の打ち込みを気にしながらの難しい将棋。後手甲斐さんの方針としては、自分は手待ちして相手に何か指させようという感じなのかな?信じられないような手待ちをするのですが、これを駒組み段階だけではなく、中終盤まで同じ方針を引きずったのが良くなかった気がします。細い攻めでも強引に繋げなくてはならない所とか、攻め合いに行かなければヤバなそうな所とかがあった気がしました。

 例えば68手目盤面図。この盤面図、後手の甲斐さんが角を切ってまで作り上げた玉頭攻めの局面。そこまでして踏み込んだ以上は攻めるべきだと思うんですが、どうなんだろう。ここで、先手里見さんは…

▲64歩△同歩
 63の地点は金無双の急所。つまり里見さんは▲64歩△同歩(銀?)の交換は手抜けないと見ての突き捨てだったと思います。しかし、甲斐さんは角きりで一気に踏み込んだ以上、これを手抜いて攻めこむ手は無かったんでしょうか?というか、踏み込んだ以上は、まずは攻める手から考えたいですよね。例えば、△18銀と打ち込んだ以上は、△29銀不成から入る順は狙っていたと思うんですが、すると▲29同玉△17桂成…あら?結構うまく行かないかい?仮に▲29同玉としてくれなくても、それから△64歩(銀?)でも遅くない気がするんですが(^^;)。。

▲89飛
 ああ~、△29銀不成を消されちゃったよ(- -*)。まあ仕方ない、この戦場は意地でもモノにしないといけないから、△17桂成▲同桂△16歩で、邪魔駒の桂を香と交換して龍を成り込む筋を考えるべきなんだろうな。仮に龍を作る順が見つからないにしても、邪魔駒の桂は捌いておけば飛車道も通る一石二鳥、捌いて損はないだろう…

△44歩
 ええええええ~~、また守っちゃったよ。。…いやこれ、香逃げられると桂香交換も出来ずに角の捨て損だぞ…

▲16香
 …これは先手受け潰しでしょう。角銀交換の駒得の上、後手の銀桂は捌けず仕舞いで終わりそうなので、駒の働きから見れば、実際の駒の損得以上の大差かも。

 まあ、この盤面図だけ見たら守りもあるかもと思っちゃいますが、しかし角切ってまで踏み込んだ以上は、やっぱり多少細そうでも攻めないといけなかったんじゃないかと。それで負けるなら、ここでの攻めが悪いんじゃなくって、角切りの構想自体が悪かったわけですから。この瞬間だけでも2手パスみたいな感じ、序盤の駒組み時も62の金を△61金~△62金のように動かす2手パス、終盤で自分に手番が回っていた攻め合いの局面でも、なんと△84歩の玉の逃げ道作り。なんか、要所要所で、攻めか受けかの選択では受けに偏った手を選択している気がするんですよね。結果は先手里見さんの勝ち。トータルで6手パスぐらいの指し方だったので、これでは負けてやむなしという所ではないでしょうか。

 それにしても、相振り飛車、難しいです。見ていて全然分かりません。でも駒が当たって以降は将棋には違いないので、知っている手筋を使えない、自分で考える力戦将棋を見ているみたいで楽しかったです。この手の将棋の考え方は、僕は羽生さんの『上達するヒント』とか、谷川さんの『光速の終盤術』とかで、すごく色んなことを学ばせて貰いました。甲斐さん、里見さん相手という事で手が伸びなくなってしまったんじゃないかと思いますが、次戦は頑張ってください!!


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Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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