将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税 vs AWAKE (角交換四間飛車)

 電王戦云々はさておいて、森内さんと藤井さんの解説が異常に分かりやすい!!森内さんは電王戦の第4局とか本局とかの解説を、藤井さんは▲角交換四間飛車の銀冠vs△穴熊の解説をしてくれていますが、きいているだけで引き込まれます(^^)。特に、藤井さんの角交換四間飛車の序盤講座は、「ここは本に書かなかったんです」とか、色々な研究を披露してくれて、大いに勉強になりました(^^)。藤井先生、話も面白いし、研究も深いし、いいなあ。。

 それにしても、なかなか電王戦を映さないなあと思ったら…なぜか阿久津さんと永瀬さんが対局を始めました。あら?ということは、電王戦は終わった??なんか、早々にソフト側が投了した模様。さては阿久津さん、アレを指したな( ̄ー ̄)。

◆◆◆◆◆

20150411電王FINAL-5_阿久津vsAWAKE_角換17手 さて、将棋は先手角交換四間飛車。細かい所は少し違うかもしれませんが、少し前にアマチュアがこのソフトを破った狙いと概ね同じ。盤面図は17手目、ここで後手のソフトに△28角と打たせて、その角を捕獲してしまおうという狙いですね。この右辺の角捕獲って、僕は角換わり棒銀で似たような形を勉強した事があるんですが(そんなに似てないか)、それはたしかに長手数で際どい複雑な受け将棋になるんですよ。

△53銀▲96歩
 おお、こんな所で銀冠の完成を保留して手待ちか。これはマジで△28角を呼びこもうとしているな( ̄ー ̄)。でも、コンピュータ将棋最強のプログラムが、本当にそんな手を打つのかな…

△28角
 うおお、本当に打ったああああ!!
いやあ、これはアマチュアでも5級もあれば角を仕留める事だけは出来ると思うんですが、ソフトはそれで後手十分とみているのか、それとも角を抜かれる順が水平線効果で見えていないのか…

▲16香△投了
 ええええええ~~~(゚ロ゚ノ)ノ、後手、ここで投げたあああ!!!
というわけで、21手にて先手阿久津さんの勝ち!この投了は、第2局みたいなソフト自体の判断ではなく、開発者の判断による投了だったみたいです。いやあ、色んな人が関わっている対局だし、即詰みという状況でもないわけなので、もう少し終盤まで指しても良かったんでは…。

 プログラムの事は全然分からないのですが、第3局でも飛車捕獲に誘導できそうな局面がありませんでしたっけ?う~ん、もしこれがソフトの全方位検索による弊害だとしたら(全方位に検索して人間みたいに読み筋を絞らないから、読みの広さには優れるが深さが犠牲になり、手が狭い終盤とかならいいんだけど手の広い局面で30手先とかの長手数の直線的な読みになると水平線の彼方に消えちゃって人間に読み負けてしまう…って感じかな?)、もしかすると同じような方式のプログラムだと同じような事が起きちゃったりするんでしょうか。もしそうなら、これはバグとか嵌め手というよりも、現在の将棋プログラムが抱えているというる弱点という事になるかもしれません。広さを犠牲に深さに負ける、みたいな。
 僕は将棋ソフトを持ってないんですが、ちょっと将棋ソフトをいろいろ集めて、定跡化はされていないけど序中盤で長手数の飛車角確保が生じる順を色々試してみたいですね。

 今回の電王戦は、第2回のガチ勝負とは違って、エンターテイメント的な側面が強いものであったとは思うんですが、それでも負けるわけにはいかないプロ棋士先生方の準備が素晴らしかったです。将棋でもオセロでもテニスでも柔道でも、同条件で勝負を決めるゲームというのは、同条件でないと最初からゲームとして成立しないと思います。それでも、この「将棋というゲームに強くあるためにはどのような形勢判断や構想が有効か」という点では、コンピューターというのは向いている部分があるんでしょうね。まだ自分の指す戦型の定跡勉強すら終わっていない僕が手を出すのは早すぎますが、将棋プログラムとは対戦ではなくて、将棋の進化のために上手に付き合えたら、いいものなんじゃないかと思います。

 しかし、最終戦のソフトの開発者さんの記者会見でのコメントは(゚m^;)…。きっと、マジメなんでしょうね。でも、もう少しいろんな角度からモノを見れるようにならないと。。



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Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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