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第73期名人戦 第2局 羽生善治 vs 行方尚史 (相掛かり)

 べらぼうに仕事が忙しかったのですが、タイトル戦が無かったもので救われました(o^ー^o)。今日もこれから打ち合わせですが、その前に名人戦の戦型だけ見てから出かけよう(将棋病だな^^;)。おお~、相掛かり!!いや~、矢倉も角換わりも指しにくそうなので、何となく相掛かりになるような気がしてたんですよね。それにしても、初日の午前中から行方さんは大長考。なんだこの長考は…まさか後手で浮き飛車にする気か?予想外の展開になる予感がします。

◆◆◆◆
 ただいま、2日目の午後3時。さすがに後手浮き飛車にはならなかった模様ですが…全然進んでない( ̄ii ̄)。これ、40手ぐらいかなあ。互いに飛車先の歩を交換して、あとは駒組みしている感じで、ぜんぜん駒のぶつかった気配がありません。相掛かりなのでガッチリ囲うというより、攻めと守りのバランスを取りながら模索している感じ。横歩超急戦とか相掛かりって、中盤で少し悪くすると一気に勝負がついちゃうような所があるので、慎重に読んでいるのかな?これは、駒がぶつかり始めるまでまだ2~3時間はかかるような気がします。というわけで、ちょっとひと仕事。。

◆◆◆◆
20150422名人73-2_羽生vs行方_相掛60手 ただいま2日目夕食休憩前、盤面図60手目まで進んでいます。行方さんの指した△54歩が銀挟みになっていて、次の△63歩までの銀詰めろ。ところが銀詰めろを解こうとして▲54同飛とすると…△86歩と一発叩いてから▲同金で角の紐が外れ、そこで△65銀が激痛で今度は飛車取り。仕方がないので▲同桂は△88角成でこれはさすがに後手が優勢っぽい。そんなわけで、解説の先崎さんはかなり後手が良さそうという見解、さきほど88に下がったばかりの角をもう一度▲97角として、角の利きを敵陣にえぐり込ませることで勝負と見ていました。僕は、単純に金のアタマを叩かれないようにしつつ飛車も逃げる▲86飛を考えていまして、以下△63歩の銀ばさみには▲83歩成△同飛▲同飛成△同銀▲75銀でどうかと。これは「敵の打ちたいところに打て」にもなるし、ずっと行き場所を失っていた浮き飛車も捌けるし、玉型の差で後手の方が良さそうだけどこれしかないと思ってました。だって、▲97角って△95歩で参ってしまいそうだし、そこを逃れてもそのあとがチョット茫洋として具体的にどう指していいか分からんし(^^;)。。それよりはこっちの方がいいだろ、もしかして中終盤の本ばかり読んでいたから少し力がついてきたかも、来てるな俺…とかニヤニヤほくそ笑んでいたところ…

▲76歩
 ええええええ~~~(゚д゚ノ)ノ !!すげええええ、こんな手があるのか、まったく見えなかったよ。逆に銀挟みで返しちゃおうという事か、やっぱり羽生さんは別格だわ、マジでビビりました。。えっと…△同歩▲同飛は銀あたりだから論外。というわけで、さっきと同じように△86歩▲同金△65銀の筋から入ると…▲46飛△76歩▲同金△同銀▲同飛みたいな感じで、後手は飛車に当てられないのか。いや~、これはけっこういい勝負なんじゃないかい?少なくとも後手はっきりよしとは言いきれない気がする…。行方さん、この中盤の山を迎えたところで残りは1時間ぐらいかな?これは時間との戦いにもなりそうです。えらくゆっくりした名人戦第2局でしたが、夕食休憩後にいきなりものすごく面白くなってきました。

しかし…ここで私はニコニコ生放送から追い出されてしまいました。うう(T-T)。。ただいま、ずっと再入場しつつは追い出されております(^^;)。。入城できない事、まるでこの将棋の羽生玉の如し。

20150422名人73-2_羽生vs行方_相掛69手△86歩▲同金△65銀▲46飛△76歩▲同金△同銀▲同飛(69手目盤面図)

 予想通りの展開、まあここは一直線ですしね(^^)。問題は、ここで行方さんがどう指すか…

△63歩
 おお、行方さん、本筋を貫いたああ!!両取りのかかる△65金とか△78金とかもあるかと思ったんですが、プロって最初に描いた構想を大事にするんですよね。それにしても、こうなってみると、後手は61の金がメチャメチャ守りに効いてるなあ。先手が辛いのは玉が囲い切れていない所で、飛車交換は先手不利。やはりこれは先手ちょっと指しにくいかも。

▲72銀△64歩▲61銀不成△87銀
 ええええ、▲72銀?!!羽生さん、勝負に行ったあああ!!!しかしこんな手があるのか、ビビった。。でもこれ、飛車交換せずに行けるんだろうか。

▲71飛成△73飛▲72銀成△76飛
 なるほど、飛車交換できないから1段目に成るわけですね。しかしそれでも行方さんは飛車をぶつけました。これに羽生さんは銀の移動合いをしながら飛車に当てましたが、これは銀の進む方向が逆だし、行方さんは手に乗って77に集中砲火できる。これは後手が良さそうかも。

▲89金
 うああ、こんな受けがあるのか…。なるほど△88銀を消すんですね。
しかしこれ、△77角成から入って一気に寄っちゃったりしないのかなあ。…▲同角△同飛▲41角から金を抜いて龍を追い返すのか、すげえ。さすがにもう行方さんの方が良いと思うんですが、これは凄いものを見た。

△77飛成▲同角△同角成▲62成銀
 というわけで、行方さんは角ではなく飛車切りで、数の攻め。▲62成銀は速度計算が出来ている渋い攻め手だと思っていたんですが、これが馬取りにもなっているんですね。僕が後手なら気づかないで、普通に馬を抜かれて逆転を喰らってました(p゚ω゚*)。

△76角
 今度は行方さんが見事な合駒。桂は論外としても、銀じゃなくて角合いかあ、指されてみるとメッチャメチャ合理的、勉強になります。終盤のメッチャクチャ強い行方さん、こういう展開になると逃さないといった感じです。これは決まったんじゃないかと。

 ここからの行方さんの寄せは隙がなさすぎ、完璧です。しかし、最後まで逃れる術を探して指し続ける羽生さんが素晴らしい。クソ粘りというんではなくて、なんというのかなあ…とにかく素晴らしかった。これ、第1局で早投げした行方さんに、最後まで全力を尽くす事を教えているのかも知れない。あるいは、陥落したらもう2度と取れないかも知れない名人位への情熱かも知れません。ちょっと感動しました。最後は94手にて後手行方さんの勝ち!!

 2日目の午後になってから突然面白くなった第2局でした。しかもメチャメチャ面白かった。これで1勝1敗のタイ、こうなると第3局以降の行方さんは変なプレッシャーから解放されて自分の将棋が指せるようになるんじゃないでしょうか。僕にとってつらいのは、どちらも好きな棋士である事。行方さんも今回名人になれなければ一生無冠の気がするし、羽生さんはこの名人位を失ったらこれが最後の名人位になる気がするし。これはどっちもがんばれとしか言いようがないっす(^^)。
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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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