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電王戦FINAL 第4局 ponanza vs 村山慈明 (相横歩取り)

 第4局以降の将棋ソフトは別格の強さらしいですね。人間で言えば、ここからいきなり渡辺さんや羽生さんクラスが出てくる感じかな?で、その下馬評通り、中盤からはメチャメチャ強かったです。最後には大差で勝負ありでした。

 数年前、よくネット将棋を指していたんですが、そこで相横歩とか横歩模様からの相掛かりとかを好んで指す外人さんがいました。ポーランドかどこかの方だったので大変印象に残っているんですが、この人が相当な強者で、この人を倒すためだけに横歩の勉強を随分とさせられたものです。先手で横歩を指そうと思ったら、いくら登場機会が少なかろうと、相掛かりも相横歩も△33桂も△45角も勉強しないわけにはいかないんですよね。で、相横歩の定跡はけっこう忘れちゃったんですが、僕が当時勉強した範囲では、先手が指しやすくなる変化が多かった気がします。

20150404電王final_Ponanzavs村山_相横歩19手 しかし、相横歩の変化の中で、少し厄介なのがこの▲77歩。代えて▲77銀が本筋なんですが、代えて▲77桂も実は厄介で、『羽生の頭脳』とかの定跡書だと、どの順に進んでも互角の分かれで、その先の研究は本筋ぐらいしか書かれていないんですよ…。今日の僕は家にいたんですが、色々と仕事があって電王戦はほとんど見る事が出来なかったんですが、多分この手は話題になったんじゃないかと思います。しかし▲77歩はその外人さんの相横歩の受けで随分と研究されられたもので、僕にとっては、けっこう覚えている筋でした。

 で、定跡書だと、▲77歩△74飛に対しては▲同飛の一手。理由は、ここで▲36飛と引くようであれば、19手目は▲77銀とした方が融通が利くから。以下、先手55角の八方睨みの角の打ち込みから大駒の消し合いになり、なかなか難しい将棋になるんですが、しかしこの将棋は…

△74飛▲36飛
 いやあ…人間の思い込みとは怖いもので、ここで▲36飛が成立するなんて、考えた事すらありませんでした。つまり、僕は相横歩は先手番しか持った事がないので、▲74同飛以外の手を考えなくても済んできたんですね。

△33桂▲26飛△25歩▲56飛△42銀▲86飛
 ここは相居飛車戦ではよくある形の、後手の8筋の歩が切れている状態で飛車を合わされた局面。ここは僕はまったく形で覚えていて、ノータイムで△82歩かと思ってました。しかし村山さんは…

△84歩
 しかし村山さんは敢えて馬を作られる△84歩を選択。△82歩の手筋なんて、それこそアマチュアの級位者でも知っている手筋なので、村山さんがウッカリするなんて事は100%ないです。僕なんぞの棋力では到底わかりませんが、何かまずい筋があったんでしょうね。

 で、ここから馬を作られ、わずかな差をじりじりと広げられ、最後にはもう指す手が見つからないというぐらいの圧倒的な潰し方をされて負け。いやあ、ソフト、強いわ…。

 昔の定跡書をひっくり返しても「互角」の判断のまま、あまり指されなくなってしまった戦型というのは結構あると思います。横歩なんて、その最たるものじゃないでしょうか。こういう所に切り込んでいくという意味では、ソフトというのはメチャクチャに役立つツールかも知れません。▲77歩△74飛に対する▲36飛を見る事が出来ただけでも、今日は面白かったです。これを機に、相横歩がプロ将棋でも復活してくれたらいいなあ(^^)。


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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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