第64回NHK杯 飯塚祐紀 vs 深浦康市 (矢倉▲46銀37桂)

 順位戦に続き、NHK杯もクライマックスに近づいてます(^^)。現在はベスト8、トーナメントでは一番面白いところですね。で、ベスト8までよくぞ勝ち残ったと思ったのが飯塚7段です。飯塚さんの今期B1順位戦での成績はかなり辛い感じで、既に降級が決定してます。こうした中で、ベスト8まで残ったというのは素晴らしいんじゃないかと。そして、今日の将棋も素晴らしかった!!

20120222NHK_飯塚vs深浦_矢倉46銀37桂63手 将棋は矢倉▲46銀37桂戦法。定跡がいい加減な僕ですら覚えている形で60手以上進み、63手目盤面図までたどり着きました。これは有名すぎる形ですね、△23銀~△24歩と弾いてから反撃するんですよ( ̄ー ̄)。と思ったら…

△23金
 えええ~、なんだこれは(゚Д゚;)!!う~んなるほど、駒が節約できるうえに▲33銀の当たりを緩和してるのか。いやあ、金冠ってバックできないから叩かれるのが怖くていつも読みから外してるんですが、これで行けちゃうのか?すごいな…

▲68角△24歩▲13歩△同桂▲15香△14歩▲13桂成
 う~ん、以降の進行は△23銀~△24歩と同じに進むんですね。先手は桂を取られる前にもうひと働きしてもらわないと単なる駒損ですから、考えてみれば当然か。。そして…

△13同金
 おお、ここで変化したああ!!!なるほど、代えて△13同香だと、それこそ▲25歩から金のアタマを叩かれちゃうのか。

 以降は素晴らしい将棋!!NHK杯ですから、深浦さんも深くまで研究した一着というわけじゃなくって、良さそうな手を実戦で試してみた程度なんでしょうが、互いにさすがはプロという面白い将棋。いやあ、B1でボロボロでも、やっぱりプロはすげえ。時間に追われて直接手に行ってしまわざるを得ない場面がいくつかありましたが、そればかりは早指しではどうにもなりませんよね。。時間があったら更に熱戦になったんじゃないかと。しかし最後は深浦さんが素晴らしい踏み込みで先手玉をあっという間に詰まし、112手にて後手深浦さんの勝ち!!A級棋士の終盤はオソロシイ。。深浦さん、ベスト4進出です!

 中終盤の手将棋になってからは、僅かの棋力差だったんじゃないかと思いました。A級とB2でも紙一重なんですね。しかしその紙一重が大きいのかも。点数で言えば51対49の差であっても、それを勝ち負けに換算すると100対0になっちゃう、みたいな。
 しかし、序盤に関しては、紙一重ではないのかも知れません。深浦さん、感想戦であの63手目△23金を「女流が指した手」と言ってましたが、飯塚さんは「ああ、そうなんですか、それは知らなかった」との事。ただでさえ深浦さんの方が上なのに、勉強でも深浦さんの方が上を行っては勝てませんね。。プロの指導対局で「序盤が素人すぎる」と言われてしまったので、これは僕も肝に銘じておこう。。

 それにしても、矢倉の先手は苦難の時代ですねえ。昨日の棋王戦でも後手のフルボッコでしたし…。最近の僕は矢倉を封印しているのですが、▲46銀37桂ばかり指していた僕としては、正解だったかも( ̄ー ̄)。。


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Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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