2015年02月05日 [木]
A級順位戦 空前絶後の8人プレーオフなるか?!
稀に見る大混戦となったA級順位戦!!いやあ、こんなに盛り上がる壮絶なリーグ戦というのは、1989年のプロ野球パ・リーグの西武ライオンズvs近鉄バファローズ以来じゃないかい?
あのとき…西武有利で迎えたリーグ戦の最終盤で、雨やら何やらで西武‐近鉄の直接対決ダブルヘッダーという、まるで作られたかのような大舞台が用意されてしまいました。試合は西武がリード、点差も4点差になってほぼ試合が決まった状況から、近鉄の4番ブライアントが起死回生となる同点満塁ホームラン(`・ω・´)!!それにとどまらず、この大一番で近鉄の4番ブライアントは4打席連続ホームラン、とにかく1試合でも勝てば西武の優勝は揺るがない状況、ここで西武はスクランブルでエース渡辺久信まで緊急投入してブライアントを抑え込みに行きますが、それも弾き返してホーーーーームラン!!いや~、こんな事あり得るのかと、感動で体が震えてしまったのを覚えてます(^^)。当時の西武は長~いプロ野球史でも空前絶後というほどの投手陣を誇っていて、その投手を惜しげもなく次々に投入するのですが、すべてスタンドに放り込まれる。終わってみれば西武優勝ほぼ決定だった筈が、近鉄の大逆転優勝!!また、この優勝には伏線があって、近鉄は前年の1988年、あと一勝で優勝という所まで西武を追い詰めながら、最後に時間切れ引き分けでわずかに届かず、悔しさのあまりグランドで動けなくなってしまう選手が出てしまうほどの惜敗。普段はガラガラの川崎球場に詰めかけた両軍の大勢のファンが、ものすごい温かい拍手を近鉄ナインに送り、その拍手はずっと鳴り響いていました。そして、だんだんお客さんも減っていき、祭りの後の静けさとなった球場全体に、ファンが叫んだ「仰木さん(*当時の近鉄の監督)、ありがとう!来年きっと優勝してくれよ~」の言葉が球場に響いていたのを今でも覚えています。
江夏の21球と並んで、プロ野球最大のドラマと言えそうなシーズンでしたが、その翌年に、それを超えるほどの奇跡のドラマが生まれたのでした。1988~89のプロ野球パ・リーグは、日本のプロ・スポーツ史でも最上のエンターテインメントであったと思います!
…って、将棋とは全然違う話になってしまいましたが、今期A級順位戦は、もし8人プレーオフなんて事になったら、将棋史上でも空前絶後、死ぬまでに2度と見る事の出来ない伝説のドラマとなるんじゃないでしょうか?野球、サッカー、相撲、高校野球、GP500、音楽、NFL…今まで、色々なものを見聞きしてきましたが、本当に感動してしまうドラマというのは、あらゆるエンターテイメント競技をひっくるめても3年に1度あるかないかというぐらいなんじゃないでしょうか。プロ野球なんて物心ついた時から見てきましたが、40年観てきて「うわあ、これはすごい」と思ったのなんて3回だけです。将棋だって、きっと同じようなもののハズ。僕は羽生7冠の時代を見逃してしまいましたが、今期A級リーグはそれ以来の見せ場になるかも知れません。仮に将棋があんまり好きじゃない人も、こういうのは見逃してはもったいない!明日はA級8回戦。メッチャ楽しみです!!
あのとき…西武有利で迎えたリーグ戦の最終盤で、雨やら何やらで西武‐近鉄の直接対決ダブルヘッダーという、まるで作られたかのような大舞台が用意されてしまいました。試合は西武がリード、点差も4点差になってほぼ試合が決まった状況から、近鉄の4番ブライアントが起死回生となる同点満塁ホームラン(`・ω・´)!!それにとどまらず、この大一番で近鉄の4番ブライアントは4打席連続ホームラン、とにかく1試合でも勝てば西武の優勝は揺るがない状況、ここで西武はスクランブルでエース渡辺久信まで緊急投入してブライアントを抑え込みに行きますが、それも弾き返してホーーーーームラン!!いや~、こんな事あり得るのかと、感動で体が震えてしまったのを覚えてます(^^)。当時の西武は長~いプロ野球史でも空前絶後というほどの投手陣を誇っていて、その投手を惜しげもなく次々に投入するのですが、すべてスタンドに放り込まれる。終わってみれば西武優勝ほぼ決定だった筈が、近鉄の大逆転優勝!!また、この優勝には伏線があって、近鉄は前年の1988年、あと一勝で優勝という所まで西武を追い詰めながら、最後に時間切れ引き分けでわずかに届かず、悔しさのあまりグランドで動けなくなってしまう選手が出てしまうほどの惜敗。普段はガラガラの川崎球場に詰めかけた両軍の大勢のファンが、ものすごい温かい拍手を近鉄ナインに送り、その拍手はずっと鳴り響いていました。そして、だんだんお客さんも減っていき、祭りの後の静けさとなった球場全体に、ファンが叫んだ「仰木さん(*当時の近鉄の監督)、ありがとう!来年きっと優勝してくれよ~」の言葉が球場に響いていたのを今でも覚えています。
江夏の21球と並んで、プロ野球最大のドラマと言えそうなシーズンでしたが、その翌年に、それを超えるほどの奇跡のドラマが生まれたのでした。1988~89のプロ野球パ・リーグは、日本のプロ・スポーツ史でも最上のエンターテインメントであったと思います!
…って、将棋とは全然違う話になってしまいましたが、今期A級順位戦は、もし8人プレーオフなんて事になったら、将棋史上でも空前絶後、死ぬまでに2度と見る事の出来ない伝説のドラマとなるんじゃないでしょうか?野球、サッカー、相撲、高校野球、GP500、音楽、NFL…今まで、色々なものを見聞きしてきましたが、本当に感動してしまうドラマというのは、あらゆるエンターテイメント競技をひっくるめても3年に1度あるかないかというぐらいなんじゃないでしょうか。プロ野球なんて物心ついた時から見てきましたが、40年観てきて「うわあ、これはすごい」と思ったのなんて3回だけです。将棋だって、きっと同じようなもののハズ。僕は羽生7冠の時代を見逃してしまいましたが、今期A級リーグはそれ以来の見せ場になるかも知れません。仮に将棋があんまり好きじゃない人も、こういうのは見逃してはもったいない!明日はA級8回戦。メッチャ楽しみです!!
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