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第64回NHK杯 佐々木勇気 vs 行方尚史 (角換わり相腰掛け銀)

 とうとうベスト8まで来たNHK杯だというのに、見逃してしまった(T-T)。最近仕事が忙しくて睡眠時間も少なかったから仕方がないか。。今日は佐々木vs行方という好カードだったので、観たかったなあ。というわけで、今ごろ棋譜だけ追っている状況です。

20150201NHK_佐々木vs行方42手 将棋はどうやら角換わり相腰掛け銀になった模様。▲26歩保留の定番▲48飛に対して後手の△42金右型に対して先手は▲68金右を選択、、後手は豊島新手の△24銀で42手目盤面図です。この手はこの前の竜王戦でも森内さんが何回か指してましたね。で、対する糸谷新竜王は常に▲28飛としてたんですが、その後がよく分からない将棋になってしまったので、僕は宿題にして全然調べてません( ̄ー ̄)。さて、今日は互いに居飛車超強豪で定跡最前線で戦っているおふたりなので、いい結論を出してくれるかも。

▲45歩△同歩
 佐々木さん、いきなり違う手だ(^^;)。困ったなあ、また宿題が増えてしまう。しかし王道すぎるこの仕掛け、たしかにこうするとどうなるのかは見てみたい気がする。

 ここで▲45同銀として、普通にこの戦場を勝ちに行ったらどうなるんでしょうね。後手が普通に応じて△同銀▲同桂△37角▲49飛だと…いやあ、ここで後手の指す手が難しそう。桂を跳ね出せたので、先手には53の地点を狙っての▲71角の筋がある。例えば馬を作った上に八方睨みと喜んで△55角成とすると、▲71角△72飛(△52飛なら▲63銀で終了)▲53角成△同金▲同桂で、先手は角と金歩の2枚替えでちょっと損ですが、しかし成桂を作れた上に飛車道が通るうのでこれは先手良さそう。
 じゃ、△55角成に代えて桂取りを狙う△44歩は?これも▲71角は考えたくなりますが、飛車道を遮ってるだけ後手としてはこっちの方が得なのかな?△44歩以下、▲71角△72飛▲53角成となったところで後手は慌てて△同金とする必要がなく、根っこの桂を外す△45歩を指せます。しかし…僕は「角換わりで馬を作ったら飛車をいじめまくるとたいがい良くなる」という信念を持っていまして(^^;)仮にそれを狙うと…▲54馬△82飛に▲44歩で4筋の集中砲火か、これも先手良さそうだなあ。
 △55角成に代えて△26角成は?…ダメだ、▲55角の王手以下、結局は53を争点にされて桂の跳ね出しが成功するのか。というわけで、▲49飛と引かれた所で意外と後手忙しいんじゃないかと。普通に行っても先手有望なのかも知れません。
 後手目線でもっと遡れば、▲45歩△同歩▲同銀の所で、先手に桂の跳ね出しを許さない別の戦場での反撃をするという手もあるのかも。いやあ、豊島新手の手待ち以降の指し手は、特に後手はマジメに研究しないとかなり難しい気がします。とはいっても、豊島新手に代えて穴熊狙いでも△43金上の手待ちでも先手が良さそうだから、豊島新手以降を調べるというお題の立て方は正しい気がする。よし、これはプロの先生方に調べて貰おう( ̄ー ̄)。

 な~んて、NHK杯とは全然違う研究になっちゃいましたが、実際に佐々木さんが指した手は…

▲65歩
 ぜんぜん違う(*゚∀゚)。。
それにしても、またえらく難しい手を指すなあ、そんな所の歩を突く手があるなんて、アマの僕には想像すらつきません(^^;)。プロにとってNHK杯というのは、なかなか難しい位置づけの棋戦なんじゃないかと思います。温めておいた研究手を出して勝ちに行くなら、順位戦とかタイトル戦とかの大事な所で使いたい。しかしNHK杯で勝つと全国放送で自分をアピールできる。というわけで、序盤の研究を外れる段階では、調べてないけど指してみたい手を指してみる、というのがNHK杯だと思ってます(^^)。シロウト考えですが、この手はそういう手だったのかも。

△86歩▲同銀△65歩
 これは行方さんの強さをものすごく感じた手でした。▲同歩なら連打の歩から△73桂が間に合うというわけですね。というわけで△同銀の一択ですが、これで玉のコビンが開いて△65歩~△66角を狙うというわけですね。△66角が入れば後手勝ちの気がする。

▲64角
 しかしここで先手が先に飛車取りをかけた!飛車を見捨てての早い手も考えたいところですが、その選択は早指しではちょっとムズカシイですね。

△77角▲同角△同桂
 というわけで、行方さんは角を消しつつ桂跳ね&飛車のコビンを閉じる事に成功。

20150201NHK_佐々木vs行方54手▲64角△72飛(54手目盤面図)
 それでも佐々木さんは再度の▲64角。△42金(or△43金)&△65歩に対しては徹底して▲64角が狙い筋という事ですね。いやあ、強い人の将棋は、「それは無理っぽいけどなあ」という攻め筋も強引にこじ開けちゃたりするからすごいです。

 しかし、この54手目盤面図がメチャクチャ面白い。先手からすれば、打ち込んだ角、4筋の主戦場、桂の跳ねだし、▲45桂の跳ね出しなどなど、色々と指したい手が多い上にこれらの攻め筋をうまくまとめる事が出来そう。そのまとめ方が問題なんですが(^^;)、これだけあったら、先手良くなるまとめ方がひとつぐらいはありそうな気がします。

 ところが、後手の行方さんが強い!最初は先手に指したい手がいっぱいある感じだったのに、いつの間にか先手が急がされている感じになってしまった。。更に一発の角打ちで攻守交代となってしまい、ここからの行方さんの指し回しが手厚い!この前の女流将棋の記事でっちょっと書いた事なんですが、一度劣勢に将棋って、ひっくりかえしかけると一気に逆転勝ちしようと思って攻め急いじゃうことが多い気がします。これは人間の心理的な問題なんでしょうね。しかし行方さん、まったく焦らずにジワッと潰し、ジワッと攻めます。両者とも同じように大駒のラインを活かしての取れない駒取りをかけるんですが、行方さんの方が急所に入ってるというか。そして最後の寄せも見事!結果、96手にて行方さんの勝利!ベスト4一番乗りです!!

 いやあ、棋譜を見ているだけでもメチャクチャ面白いこの将棋、リアルタイムで解説つきで観たかったなあ。なんというか、今日の行方さんは横綱相撲というか、相手にやらせるだけやらせた後に力で押し返し、あとは相手がどう暴れようとしても何もさせない、みたいなメッチャメチャ強い人の指し方という感じでした。佐々木さんはものすごく強いし、もしNHK杯優勝となれば一気にブレイクかとも思ったんですが、残念。まあでも佐々木さんは遅かれ早かれ上にあがっていくでしょうね。佐々木さん敗退となると、次の期待は…橋本さんの優勝か(笑)。。

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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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