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角換わり同形腰掛け銀と、プロの水面下の研究

 ある定跡本によると、角換わり相腰掛け銀同形というのは、「富岡流」という強烈な定跡が完成してからは先手優勢がひとまずの結論という事になり、何年も指されなくなったんだそうで。同形腰掛け銀は、同形になったところから先手から歩の連続突き捨てが始まるのですが、僕はこの歩の突き捨て順を丸覚えしているだけでして(^^;ゞ、この歩の突き捨てのそれぞれの意味がえらく曖昧。というわけで、普通に△同歩としてくれていれば先手で良く出来るのですが、変化されると結構ヤバい(^^;)。しかし、この歩の突き捨ての意味を言葉で綺麗に表現してくれたブロクがありまして…相互リンクを貼らせていただいている、おナンシー様の「無謀流将棋の真髄」というブログです。いやあ、おナンシー様のこの解説は永久保存版です!プリントアウトして持っておきたいぐらいだ!!その素晴らしすぎる解説は、以下のページで読む事が出来ます。
http://onancy.blog.fc2.com/blog-entry-115.html

 ところが、先手優勢のハズの同形腰掛け銀が、今年になってから結構登場してます。竜王戦第3局、羽生さん通算1300勝となった対三浦戦などなど、僕が見たものだけでも6~7局はあるんじゃなかろうか。しかし…不思議な事に、そのほとんどの対局で、先手必勝のハズの定跡から外れるのが、なんと先手の方からなのです。簡単にいうと、「42173」の順で歩を突き捨てればいい筈なのに、プロの方は皆先手の方からこの順を外れてしまう。僕が見た中で、「42173」の順で歩を突き捨てたのは、王位戦の挑戦者決定リーグ戦での▲渡辺-△森下戦だけの気がします。これはやはり後手が変化して富岡流を回避し、後手からの「富岡流破り」とはなりませんでした。

20140512_王位戦55挑決リーグ_渡辺vs森下_角換同型腰掛銀47手 盤面図はその時の途中図で、先手が「42173」の突き捨ての、最後の「3」を入れた瞬間です。後手森下さんはこれに対して…

△86歩▲同銀
 ここで△44銀を避けて富岡流を回避。△86歩から反発しました。そして次の▲同銀までは「これからの角換わり腰掛け銀」(あれ?ちがう本だったかな?)記載の筋ではあったのですが、次が△35歩ではなく…

△63金
 ここで後手が桂頭を守って、僕にとっては未知の領域へ。次の渡辺さんの指し手がビックリで…

▲74歩
 なんと守られたはずの桂頭に歩の打ち込み!!この後は△85桂▲73歩成△同金▲71角△52飛▲85銀…という感じで進み、最終的には先手渡辺さんが99手で勝ちました。

 富岡流回避の△86歩の反発は、定跡書にも有力手だと書いてあったと思うのですが、まず△63金という森下さんの研究に「うわあ、なるほど…」と思い、またそれに対する渡辺さんの▲74歩の打ち返しなんて、さらに驚愕。恐らくこれはお互いに研究していた手であって、その研究が渡辺さんの方が半歩だけ先を行っていたという感じなんじゃないかと。

 この将棋のように、角換わりを指す全てのプロ棋士の方は、同形腰掛け銀からの変化は、ありそうな有力手は思いつく限り調べているんだろうな、という気がします。渡辺さんは「42173」が先手有力と見ているからそう指したんでしょうが、他の方々は、先手番で「42173」としない何かの理由を持っている。同形腰掛け銀のプロの研究で、水面下で一体何が起きているのか。これはとっても興味があります(^^)。
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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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