がんばって将棋初段を目指すページ!

Entries

第27期竜王戦 挑戦者決定第1局 糸谷哲郎 vs 羽生善治 (角換わり相腰掛け銀)

 森内竜王への挑戦をかけた羽生さんvs糸谷さんの番勝負が始まりました!棋譜解説を読むと、このふたりは以前にも竜王戦トーナメントでの対局があるみたいです。で、その時の棋譜を見てみると…なんと羽生さん、一手損角換わりのスペシャリストに対して一手損を仕掛けて勝ってました( ̄△ ̄)。う~ん、こんな事されたら、負けた方は心が折れてしまいそう。しかしその後も糸谷さんは角換わりを主戦法にして強くなり、ついに同じ竜王戦トーナメントで羽生さんとのリベンジマッチに漕ぎ着けた…みたいな感じなのか。ドラマがあるなあ。
 今回は糸谷さんが先手。というわけで、既に一手損角換わりは消えたと思うのですが…しかし角換わりだああ!!手損なしの角換わりの先手番は、糸谷さんが準決勝で行方さんを破った戦型。手損なしでも一手損でも、他の戦型に比べれば部分的な手筋などが共通してくるので、やっぱり得意なんでしょうね。そういえば、僕は糸谷さんの将棋で角交換系と横歩以外は見たことがない気がする。

20140815竜王27挑決-1_糸谷vs羽生_角換腰掛銀37手 盤面図は37手目、同形腰掛け銀へのコースを辿っていますが、後手が桂を跳ね出し、しかし33への銀上がりを保留しています。うわ、この形、僕は知ってるぞ。まさかとは思いますが、羽生さん、あれをやるのか?

△65歩▲同歩
 2筋を受けるのを保留していきなり仕掛けた!こ、これは…マジで来ちゃうのか?!

△33銀
 うおおおお、ツツカナ新手、キタ―――(゚∀゚)―――― !!
う~ん、よもや羽生さんがこの手を指すとは…。先手必勝の富岡流への進行を回避できるツツカナ新手ですが、しかし6筋から食いちぎられて先手よしの結論だったはず。羽生4冠にはこれをひっくり返す研究があるという事でしょうか?…たしかに、羽生さんの残る目標と言えば永世竜王だけだと思うので、竜王戦に関しては研究手温存なんてせずに全力でくるかも知れません。変な話ですが、年齢的にも羽生さんはいきなり勝てなくなってもおかしくない時期であって、ここで糸谷さんに負けると、今後は糸谷さんに勝てなくなるかもしれない。もし後手よしの変化があるとすると、これもいきなり定跡になっちゃうぞ。糸谷さん、後手の狙いが分からず、さすがに手が止まっています。いやあ、午前中からすごい事になってきました。。

▲66銀
 おおお、糸谷さん、長考の末に手を変えてきました!▲64歩なら先手よしの筈なんですが、あえてそれを避けたという事は、羽生さんの研究手順は避けたかったという事なのでしょうね。

△75歩▲45歩△同歩▲24歩△同歩
 いやあ、互いに腰掛け銀の仕掛け筋からかましあってのケンカになってますねえ(^^;)。しかも大喧嘩です。しかしこれは桂頭に傷がある後手の方が分が悪いか?羽生さん、どうするんだろう…

▲45桂△44銀▲46角
 ▲46角で、やっぱり後手は跳ね出した桂を的にされてしまいました。跳ねた右桂の桂頭を狙われてしまうのは、相腰掛け銀のパターンですね。これで後手は受けに回らなくてはならなくなります。これは先手の方がいいだろ、糸谷さんの研究外しが大成功?

20140815竜王27挑決-1_糸谷vs羽生_角換腰掛銀50手△51角(50手目盤面図)

 羽生さん、自陣角を放っての受け。と思ったのですが、これが実が恐るべき手でした。なんと、いかにも苦しそうなこの角が受けに利きまくると同時に強烈な反撃力を秘めた一手になっちゃう事に。

▲25歩△同歩▲23歩△同金
 先手は2筋に手をつけて金を浮かせてから…

▲75銀
 後手の攻めの拠点となる7筋の歩を切りとりました。しかし、ここで手番が後手に渡ってしまい…

△45銀直▲同銀△同銀
 うわあ…後手、ここで一気に捌きます!こうなると先手が何を指しても後手のあの角が捌けちゃうぞ…

▲24歩△同金▲同角△同角▲25飛△23歩▲45飛
 う~ん、先手は角を取られる前にひと仕事させ、飛車を捌いてしまおうという事だと思うのですが、これはちょっと強引な気が…。先手は金3枚に銀3枚で駒得ではありますが、結局、糸谷さんは角金交換を強いられる形となり、羽生さんが2枚角を使う展開に。しかも、後手の大駒3枚はすべて捌けてしまいそうな格好。これはさすがに駒の働きが違いすぎるだろう。。いやいや、これはとんでもない反撃術だわ。最近の羽生さんは、受けに回ってから一気にまくるという将棋が多い気がします。なんか、森内さんの将棋を見ているみたい。
 
 こうなってみると、先手は桂頭をエサに角を打たされちゃったみたいに見えてしまいます。羽生4冠が桂頭の傷がおっかない変化に飛び込んだのは、桂頭をエサにした反撃の筋があったという事なのかなあ。う~ん、おそるべき構想力、糸谷さんが角を打ち込んで桂を攻めた時点で、後手が良いと思える人ってどれぐらいいるんだろうか。

 というわけで、羽生さんの快勝…と思いきや、糸谷さんが大劣勢ながら最後に詰めろに入る順を残して最後のお願い。しかし…羽生さん、これを詰めろと思っていなかったのか、形勢が突然ひっくり返って後手玉が詰むや詰まざるやの終盤に突入!これは糸谷さん逆転だあああ!!127手にて先手糸谷さんの勝ちです!

 う~ん、やっぱり劣勢の最終盤は、最善手よりも「間違えたら一気に詰めますよ」みたいな手を指す方が実践的という事ですね。なにせ、羽生さんですら間違えてしまうのですから…。これはいい事を学ばせていただきました。3番勝負の第1局は糸谷さんが取り、羽生さんは後がなくなりました。う~ん、羽生さん、永世竜王/永世7冠に向けて黄色信号です。。
関連記事

コメント

コメントの投稿

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

トラックバック

トラックバック URL
»»この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

左サイドMenu

プロフィール

ShougiX

Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

新刊棋書

最新記事

右サイドメニュー

検索フォーム

これまでの訪問者数

アド

ブログランキング

ブログのランキングサイトに参加してみました。 よかったら、クリックしてくださいね!

QRコード

QR