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第64回NHK杯 豊島将之 vs 北浜健介 (ゴキゲン中飛車▲58金右超急戦)

 プロの研究手、考えまくった最善手、最新の変化…最近は、プロ将棋の観戦にこういうものを求めるようになってきました。序盤定跡の最善手を知りたいという心理なんじゃないかと。というわけで、早指しのNHK杯は見るのを控えようと思い始めています。とか言いながら、毎週毎週見てしまっているので、今日こそそれを実践するぞという気合のもと、見ませんでした。見なかったんですが…気になる(^^;)。結果だけでも知りたいな、戦型はなんだったんだろか…ネットで調べちゃえ(じゃあ見ればいいじゃん^^;)。すると…おおお、豊島さん、ゴキゲン中飛車を▲58金右超急戦で受けたのか?!すげえ、さすがは未来の竜王名人最有力候補者。

 5~6級の頃、ゴキ中にあまりにやられまくるもので僕は他の勉強を全部中断、ゴキ中対策に走った事があります。そのメインテキストになったのは村山慈明さんの書いた『ゴキゲン中飛車の急所』。これが超絶に素晴らしい本だったのですが、その最初に書いてあったのが、この▲58金右超急戦という居飛車の反撃筋です。なんか、ほとんど▲羽生vs△久保のタイトル戦での指し手が定跡になっちゃった感じだったような。。最初に書いてあったものだから、最初の頃はゴキ中にはこれで対処していたんですが、あまりに激しすぎ、居飛車陣には龍や馬をガンガン作られ、一方の振り飛車陣はかなり崩しにくい。終盤力が相当ないと、居飛車で勝つなんて無理じゃん!一手でも間違えたら即死じゃん!というわけで、僕は▲58金の超急戦を指さなくなってしまったのでした。でも、最初に勉強した筋なので、思い出深いんですよね~。
 プロだと今はゴキ中対策というと超速▲37銀がほとんどなので、超急戦は先手不満なしの展開は見つかっていなかったハズと思ったんですが、最近は三浦さんが渡辺さんのゴキ中に超急戦を使っていたので、決して居飛車不利と結論された戦法ではないのかも。…ああそうか、可能性はあるけどリスキーな戦法だから、順位戦でもタイトル戦でもないところで試しているのか。

20140713NHK_豊島vs北浜_ゴキ中超急戦21手 盤面図は21手目、互いに大駒を成り込んだ、バリバリの定跡順です。この激しさって、横歩△45角戦法に似てるなあ。で、僕が勉強した定跡書だとここから△99馬▲33角△44銀…みたいな進行になって、優劣不明。この前の三浦-渡辺戦だと△72玉▲63桂成△同玉▲18角(!)…みたいになって、最後は振り飛車が勝ちましたが、かなりデンジャラスな将棋に。で、今日もここで変化したみたいなので、この21手目が超急戦の課題局面なのかもしれません。

△54銀(22手目)
 おおお!これ、定跡書には「これも有力」みたいには書いてあったけど、実際の説明はなかったやつだ!テレビだとどう解説してたんだろうか。う~ん、やっぱりテレビを見るべきだった、はやくも大後悔(T_T)。。大体、先手の▲55桂自体が、▲33角△62玉▲63桂成で相手の馬を素抜こうという嵌め手みたいな狙いもあるし、それに飛車のコビンを直撃しながら、飛車と馬の焦点に打ち込まれてどちらのラインも消してしまっている超強力手なので、これを消しに行こうという狙いなのかなあ。

▲75角△21歩
 ▲75角か!これはひと目いい手だなあ。これ、単純に数の攻めに持ち込んじゃえば、後手はヤバくないかい??そう考えると、22手目△54銀は、後手の反撃を消してしまう、受け一方の手になってしまって、まずかったのかも。

▲21同龍
 う~ん、これはこの前の▲三浦-△渡辺戦の時にも思ったんですが、▲55桂で中飛車側の飛車の抑え込みに成功した時って、急所は飛車のコビンの43なんじゃないかと思えて仕方ない。実際、そこを狙う定跡もありますし。だから、▲55桂を成立させた後は、アマの僕からしたら▲13龍がいちばん厳しい手に見えてしまいます。僕がゴキ中側で指すなら、この飛車を封殺されるのが一番イヤだと感じますし。しかし、三浦さんも豊島さんも▲13龍は選びません。…なんか、僕に見落としがあるんだろうなあ。ああ、中盤の形勢判断力がもう少し俺にあれば。。

20140713NHK_豊島vs北浜_ゴキ中超急戦30手△32銀▲11龍△55銀▲同歩△同飛(30手目盤面図)
 いやあ、後手は銀桂交換で若干の駒損ですが、これは最初から桂を外すために覚悟の上なので、そんなに悪くないんじゃないかと。それ以上に、抑え込まれていた飛車を捌けたのが大きすぎると思います。これ、後手が次に△58飛成とか△75飛と飛車を切る手が馬の道を開けての龍取りにもなるので、先手はマズいんじゃないかい?

▲66角
 おお~~なるほど!!馬の道を潰しつつ、飛車取りに当てたわけですね(^^)。指されてみればこの一手。そういえば、似たような順が他の変化でもあったなあ。…指さない戦型って、忘れてしまいます。あんなに一生懸命勉強したのに…。

 しかし、これで先手良いかというと、けっこう接戦のような気が。。で、ここからは互いに薄い玉形の上に龍と馬を作り合っての壮絶な寄せ合い。ここがまたものすごい攻防戦で、どっちが優勢なのかまったく分からないんですが、どっちも詰んでしまいそうなので、すでにどちらかが優勢なんだろうな、という感じ。お、おもしろい、やっぱり放送を見るべきだった(T_T)。。

 結果は豊島さんの勝ちでしたが、これはどちらがが勝ってもおかしくない、メチャクチャ面白い白熱した将棋でした。いつも思うのは、終盤は一手30秒になる超早指しで、どうしてあんなに凄い手をポンポン指せるんだろうか、ということ。考えて検討できる候補手なんて3~4手だろうに。はやくも、NHK杯は見ないという方針がぶれてしまうほどの大熱戦でした!!




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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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