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第3回電王戦 第2局 佐藤紳哉 vs やねうら王 (四間飛車)

 この対局の前に色々あったみたいですね。その事については、個人的に思う事があるので、いつか書きたくなっちゃうかも。でも、今回は大好きな佐藤紳哉さんの対局なので、嫌な事は考えない事にして、対局を見る事にしよう。しかし、オフ日に残務をチンタラ片づけながら、ぼんやり将棋中継をつけっぱなしにしておくって、優雅でいいなあ(^^)。将棋を観戦しながら「そんな手があるのか」とか「それはまずいだろう」とか楽しめるようになっただけでも、将棋の勉強をしてきた甲斐があったというものです(^^)。

 さて、将棋は先手やねうら王の四間飛車、後手佐藤さんの居飛車穴熊になりました。一手で頓死筋の出ない戦型を選ぶというのは、佐藤さんは良い選択の気がします。人間同士だったら穴熊の方が勝ち易そうだけど、コンピューターって、複雑な捻じり合いになるとメチャクチャ強いからなあ。これはけっこう長くなりそうです(^^)。

20140322_37手 仕事中の「ながら見」だったもので、詳しくは全然わからないんですが…少し意外だったのは、37手目の盤面図からの佐藤さんの仕掛け。僕は対四間飛車戦を渡辺2冠の『四間飛車破り』で勉強したもので、四間の▲56銀型に対して、角を84に構えるでも、4筋から突き返すでも、穴熊の中央金銀を組み替えるでもなく、いきなり飛車先の歩の突き捨てから仕掛けるというのは驚きでした。その指し回しはなんと…

△86歩▲同角△75歩

 う~ん、四間飛車急戦どころか居飛車穴熊でも、いきなり△86歩の仕掛けは危険だと勉強した記憶があるんですが…△75歩か!これは見事、銀の進出か飛車成りのどちらかは保証されたという訳か!さすがはプロ、華麗な順だなあ。。しかし…コンピューターはその上を行ってました。

▲25桂△51角▲75歩△24歩▲13桂成△同銀

 後手の狙いを受けるのは難しそうではありますが、受けられないからといって暴れるというのは自滅行為というか、早計だと思ってました。後手の狙いが決まったとしても、後手が少しだけ指しやすくなるぐらいなので、粘れば全然わからないんじゃないかと思ってました。でももしかしたら、それがアマチュア的な甘さなのかも知れませんね。先手のソフトは…なんと桂損してでも穴熊の上部を崩す事を優先してきました!いや、こんな段階でいきなり勝負に踏み込むのがスゴイ。前回といい、プロ棋士が序中盤から時間を使っている意味がよくわかる指し手です。こんなの飛んでくるんだったら、時間も使いたくなるわな。。しかしソフトが負けるとしたら、これが敗着もあり得そうだぞ。ソフトだと構えてしまわずに、咎めに行く順はないものでしょうか。桂捨てでどれぐらい厳しい攻めになるのか、ちょっと見てみたいと思っていたのですが…

▲74歩△22銀▲14歩△25歩

 う~ん、▲14歩に至るまでの先手の端攻めは見事!ソフト、強いわ…。。それに対する△25歩の突き返しは、なんと言えばいいか…15に角の利きを通し、また先手玉の玉頭直撃、この意味ではいい反撃の気もしますが、しかしこう指さなくてはならないという時点でけっこう苦しいというべきか。僕には、1筋端攻めを絡めた後手玉上部の制空権は先手が抑えたように見えました。結果論だけで言えば、▲56銀型に対して、素直に△84角73桂を狙ったらどうだったのか、ちょっと見てみたかった気もします。しかし良し悪しは兎も角、佐藤さんの仕掛けからこの辺あたりが、今日の将棋の模様。これが将棋の作りとしてはメチャクチャ面白かった!これが人間同士だったら、読み合戦というか、駆け引きなんかもあって楽しかったと思うんですが…

20140322_51手 さて、後手穴熊上部へ利かせが出来た時点で、先手は次の戦場で仕掛けを作りました。こういう模様の張り方って、人間が指しているような順だな。。コンピューターって、読みの深さだけじゃなくて模様も張れるのか?すごいわ。。で、ここでも面白い事がありました。先手コンピューターの仕掛けはこの51手目▲64歩だったのですが、ここからの攻防戦は…

△64同歩▲65歩△同歩▲64歩△83飛

 佐藤さんは、局後のコメントで「△64同歩では歩の叩きがある事をウッカリしていた。あそこは△64同銀とすべきだった」みたいな事をいっていました。なるほど、もしそれが正着だったとしたら、プロでも3手の読みぐらいを間違えるんだな、と妙に感心してしまいました(^^)。しかし、△64同歩と佐藤さんが指したところでは、僕は全然違う事を考えていて、「ああ、これは次の戦場で紛れを作るつもりなんだな」と妙に感心していました。というのは、△64同歩▲65歩に△94桂と指せば、この戦場は攻め合いになるから。他にも思いつく手が幾つかありますよね。しかし、結論までは全然読めていなかったので、きっとこれらの変化はぜんぶ先手よしなんでしょうね(;;)。でも、それで後手が良くなる順があるのかと期待していたわけです。そもそも、コンピューター相手に悪手誘導のような手は通じないか(^^;)。ふたつの戦場がいずれも悪いとなると、これはさすがに後手辛い展開だったと思います。結果は、95手にて先手やねうら王の勝ち。

 しかし、何と言うのかなあ、第2回の電王戦はあれほど夢中になって観ていたというのに、この第3回は僕の中で燃えるものがありません。僕の中では、第2回の時点で、結論が出ちゃってたみたい。どっちが強いとか、そういう結論じゃなくって…。「人間VSコンピューター」とかいっていること自体が視点がずれているというか。

 しかし、色々と不快な思いもしながら、大変なプレッシャーのかかる一番を戦い抜いた佐藤さんには、最大限の拍手を送りたいと思います!いい将棋でした、さすがプロ!
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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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