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角換わりの初心者本の比較

 生まれて初めて、まともに角換わりの勉強に向かい合っています。最初は一手損角換わり対策だけしようとも考えたんですが、基礎を飛ばして後から理解できない事が出てきたりしたら困る。というわけで、角換わり棒銀という超初心者みたいなところから勉強を始めています(^^;)。しかしこれが面白い!!僕の勝手な思い込みで、正調角換わりというのは、相腰掛け銀以外は結論のついた戦型なのかと思っていました。横歩△45角戦法とか早石田みたいなもので、相手が定跡を知っていたら苦戦必至、みたいなんじゃないかと。もしかしたらプロの間ではそうなのかもしれませんが、アマチュア向けの定跡書を3冊ほどひっくり返してみた限りでは、角換わり棒銀って、どうも互角であるように思えるのです。
 で、今までの僕の勉強方法は、最初にメインテキストにした本を勉強して、それが終わったら他の本も参照してみる、みたいな感じ。しかし今回は、どの本をメインテキストにすべきかという時点で迷いが生じてしまったので、角換わり棒銀だけ、3冊の本を比較ながら読んでみる事にしました。で、いちばん良さそうな本をメインテキストにしようという訳です。比較した本は、西尾さんの『よくわかる角換わり』、青野さんの『最新棒銀戦法』、羽生さんの『羽生の頭脳 角換わり』の3冊です。

 正調角換わり棒銀というのは、後手の攻めの銀の使い方が、棒銀、早繰り銀、腰掛け銀の3つがあり得るみたいです。で、後手の棒銀は先後同桂になるので、先手が先行してしまうので無理筋で、本命は早繰り銀、みたいです。で、後手の受けの形には△64歩型と△74歩型(早繰り銀)のふたつがあるみたいですが、本命はやっぱり△74歩早繰り銀みたい。また、本命の先手棒銀vs早繰り銀に関していうと、1筋の歩の突き方で更に3種類に分かれるみたいです。歩を突き合うタイプ、突き合わないタイプ、先手だけ突くタイプ、というわけです。というわけで、後手の銀の位置と1筋の歩の状態を参考に、上記3冊を比較してみました。

(正調角換わり棒銀に関する定跡本の比較)

『よくわかる角換わり』(2011年刊)
・分量:18ページ
・後手の受け:△64歩型と△74歩型の両方記載。
       △64歩型は、たぶん新しい定跡のみで、銀は63に待機して腰掛け銀まで持って行かない。
・後手早繰り銀の際の1筋:1タイプ(先手後手とも突き合わないタイプ)のみ記載。
・その他:説明は少ない。しかし、他の2冊に載っていない新手が出ていたりして、これがやたらと有力だったりする。

『最新棒銀戦法』(2001年刊)
・分量:72ページ
・後手の受け:△64歩型と△74歩型の両方記載。
       △64歩型は銀が54にまで行く腰掛け銀の記載で、『よくわかる~』とは内容が違う。
後手早繰り銀の際の1筋:3タイプすべて記載。
・その他:メチャクチャ詳しい!また、羽生の頭脳には出ていない有力な変化も出てたりする。

『羽生の頭脳』(1993年刊)
・分量:30ページ
・後手の受け:△74歩型のみ記載。
・後手早繰り銀の際の1筋:2タイプ(両方突き合うタイプと両方突き合わないタイプ)を記載。
・その他:明らかに分かりやすい!!
 しかし1番古い棋書ということで、他の本にでていた有力な変化が出てなかったりする。


 で、思った事です。たぶん、勉強のベースにしたらいい本は『よくわかる角換わり』じゃないかと。理由は、一手損角換わりを含めた角換わり全般に触れている事と、比較的最近の刊行だからです。僕は、なにより全体の見取り図を頭の中に作り上げる事を最優先しているので、角換わり全体に触れているというのは何にも代えがたい魅力です。また、新手が出ちゃうと結論って真逆になってしまったりするので、新し目の本というのは重要な要素なんですよね。
 しかし…もし角換わりをある程度ちゃんと覚えたいと思ったら、『よくわかる~』だけでは足りず、絶対に何らかのサブテキストが必要と感じました。例えば、普通に考えて、棒銀で1筋を突き合う形が出ていないというのは、いくらなんでも端折りすぎなんじゃないかと。多分、1筋の歩の突くつかないの選択の権利が先手にあって、先手で最も有力な攻め筋が不突きだからカットしたという事なんじゃないかとは思うんですが。
 あと、『よくわかる角換わり』は、説明の省略がちょっと多いです。あまりに説明を省略されちゃうと、角換わり初心者の僕にはついていけなくなっちゃう。例えば、後手が守りの左銀を△44銀とあがる手があるんですが、「ここで△44銀とあがるのが大事」とは書いてあるんですが、その手の狙いも意味も書いてない。だから、なんで△44銀とあがるのかが分からないから、覚えられない(=_=)。また、攻め筋の説明が省略された部分もありました。△64歩型と△74歩型の両方の説明が載っているのはいいんですが、ページ数を省略する為か、それぞれに別の方法が書いてあります。で、読んでいる時に「あれ?これってさっきの△64歩型の時の筋じゃダメなの?」と感じてしまい、自分で検証する羽目になってしまいました(^^;)。。要するに、角換わりの全体像を俯瞰するための本なので、細かい部分は犠牲になっているという事なんでしょうね。

 それにしても、よくこんな初歩的であろう有名定跡も知らずに、段位まで辿りつけたものだと思います。実は、角換わりだけでなく、初心者が初めに勉強するだろう原子棒銀の定跡もよく知らない事は内緒です(^^;)。。しかし、角換わり棒銀の定跡、ものすごく良く出来てる。最初にこの手を思いついた人って、天才だな…というような手が続出。勉強というより、プロ将棋の観戦をしているような気分です。いま、一手損角換わりを仕掛けられたら、その状況から棒銀で逆襲して、角換わり棒銀をものにしていこうかと考えています。なんか、最新の角換わりより面白いんですよ(*゚ー゚*)ν。。自分で指して見たくなるほどに、面白いです。



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コメント

 

僕個人的な見解ですが、棒銀は攻めが単調になりやすいのと、端棒銀で銀香交換がやっぱり損なのと、腰掛け銀でも棒銀に対応できるので、棒銀が少ない理由だと思います

しかししっかりとした受け方を知らないと潰されるのでアマチュアにはかなり有力だと思います
  • おナンシー 
  • URL 
  • 2014年02月13日 02時02分 
  • [編集]
  • [返信]

なるほど、そういう理由ですか 

おナンシーさん、こんにちは!書き込み有難うございます。

> 僕個人的な見解ですが、棒銀は攻めが単調になりやすいのと、端棒銀で銀香交換がやっぱり損なのと、腰掛け銀でも棒銀に対応できるので、棒銀が少ない理由だと思います

 なるほど、そういう理由があるのですね。たしかに、子供の頃に「銀と香車の交換になるのに、なんで自分から突っ込んでくるの?」と思った事があります。
ただ、今やたらと角換わりの成績が悪いので、相腰掛け銀の勉強が終わるまでは棒銀で対応して、ついでにこの定跡をしっかり覚えてしまおうと考えています。

  • ShougiX 
  • URL 
  • 2014年02月13日 15時18分 
  • [編集]
  • [返信]

 

とても参考になりました。
  • 無記名さん 
  • URL 
  • 2014年02月23日 14時21分 
  • [編集]
  • [返信]

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Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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