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本格矢倉の序盤定跡

 先日まで行われていた竜王戦はすべて観戦していたのですが(といっても、仕事があるのであとから棋譜中継を見るだけだったりするのですが^^;)、すべてが矢倉、特に4~5局は本格矢倉の、しかも僕が主戦法にしている▲46銀37桂型でした!いやあ、自分が使っている戦型そのものなので、見ていてマジで面白かったです。。

 しかし、あまりに低レベルな話で申し訳ないのですが…ぼくは『羽生の頭脳』で矢倉の勉強をしたものだから、序盤の駒組みの仕方が、現在の主流とは違います。『羽生の頭脳』で覚えた矢倉の駒組みは、▲76歩△84歩▲68銀△34歩の次に、いきなり▲77銀。まあこれも今年のNHK杯で森内竜王名人が松尾さんという強豪相手に指していたぐらいなので、悪いわけではないのでしょうが、後手からの5筋交換を容易に許してしまうという意味で、今はあまり指されていないそうで(by 『現代矢倉の思想』)。で、5手目▲77銀に替えて▲66歩が今の矢倉の駒組みの本筋、というのは知っているのですが、そのあとが結構アバウト。で、これを近いうちに勉強したいと思っていたのですが、竜王戦がせっかく矢倉シリーズになったので、いま覚えちゃう事にしました!特に、本格矢倉の各戦型への変化、このチャート図を自分の中で作りたかったのです。。


2013112916手(▲35歩戦法への変化)

 この盤面図まで進んでいる時点で、もう急戦はないという事で。ここまではいいんですが、この後僕は▲67金△44歩▲77銀△43金▲79角△33銀という感じで、先手でも後手でも、[右金→左銀→角]という感じで駒組みをしていました。しかし本局では先手も後手も手順が違って…

▲77銀△33銀▲79角△31角▲36歩△44歩▲37銀△64角▲67金右△74歩

 なるほど、本筋は[左銀→角→△64角の備え]で、金矢倉を作る右金は不急の一手なのか。今まで右金で固める事を一番優先していました(*゚∀゚)。なぜ△64角が先かというと、そうしないと先手が▲35歩△同歩▲同角の▲35歩戦法に出ることが出来るから、との事。金あがりが悪いというよりも、角をあげて▲35歩の仕掛けを牽制する事が先という事なのですね。なるほど~、中級の頃に主戦法にしていた▲35歩戦法では勝てなくなったと思ったら、そういう事だったのか。本格矢倉で最初にケアしなくてはいけない変化は、▲35歩戦法という事ですね。
 そして、竜王戦の実況サイトに素晴らしい解説が!「これ(△64角)でも▲3五歩はあり、△同歩▲同角△3六歩▲4六銀△4五歩に▲6五歩と突き返して、その変化は先手十分。したがって後手は▲3五歩に△7四歩と突いて、角の退路を作ることになる。それで形勢は五分。」いや、これは指してはいたのですが、本当にこれで良いのか悪いのか疑心暗鬼だったので、いざ文章で説明してくれると、頭の中がもの凄くすっきり整理されて嬉しい。。もし△64角でも▲35歩戦法に来られた時は、後手は▲35歩に△74歩が絶対手という事ですね。逆に先手の場合は、▲35歩に△同歩としてきたら、最後の▲65歩の突き返しだけ覚えておけば十分になるという感じか。そういえば、これは『羽生の頭脳』にも書いてあったなあ。
 で、この角上がりを見てからようやく▲67金右で金矢倉を完成させ、後手は▲35歩戦法に備えて△74歩と角の引きどころを作る、というわけですね。う~ん、やっぱり定跡ってものすごいな。。


2013112926手(脇システムへの変化)

 で、ここから▲46角とぶつければ、「脇システム」へと変化するわけですね。しかし、脇システムはいずれまた勉強する事にしよう。脇システムは、なんとなく勉強したんだけど、すっかり忘れてしまった(^^;ゞイヤァ。。今回は矢倉入城を急ぐ、竜王戦で見る事の出来た本筋の指し方を覚えよう。

▲68角△43金右▲79玉△31玉▲88玉△94歩

これで囲い合いですね。本局で竜王は△22玉の入城よりも△94歩と端歩を先に突きました。端歩のタイミングとかは拘り出すと訳が分からなくなってしまうので(^^;)、いつか突くぐらいの感じであまり神経質にならないようにして、本筋を覚えてしまおう。


2013112926手(▲46銀73桂戦法へ)

▲46銀△53銀▲37桂△73角

お、▲46銀で、先手は▲46銀37桂戦法に着手ですね。一方後手の△53銀では、△73銀もあるとの事。たしかに、どちらも見る形な気がする。今回の竜王戦は△73角と引いたので、こちらの形を覚えてしまおう。

▲16歩△14歩

▲46銀の形になった時点で棒銀はもうないので、端は受けていい、と。

▲26歩△24銀▲38飛△95歩▲18香△22玉

 △24銀をいつあがるかというのはいつも悩んでいるのですが、▲26歩を見たらすぐにあがっていいのか!う~ん、マジメに見ると1局見るだけでも勉強になるなあ。。
 その後の先手の▲38飛は形ですね。右銀が動いた後も桂を取られなくて済むし、桂が跳ねた後には3筋の攻めになるという。▲18香は後手の角のラインが91~19に通ってる時の先逃げで、これも形ですね。で、後手は端歩を突き越して玉が入城。玉の入城はもっとはやタイミングでも良さそう。

 そして、この竜王戦での争点となった▲25桂につながる、と。


2013112944手(▲25桂か、宮田新手▲65歩か)

 で、この盤面図が▲46銀37桂の基本図に近いのではないかと。ここから今回の竜王戦では▲25桂と跳ねる形が争点になっていますが、これは今までは後手よしでひとまず結論されていたとの事。その順は…

(▲25桂定跡)>▲2五桂△4五歩▲同銀△1九角成▲4六角△同馬▲同歩△5九角

これで先手が忙しい、と。これは今回の竜王戦の進行そのものですね。で、これに代わる宮田新手というのは…

(宮田新手)▲6五歩△8五歩▲2五桂△4五歩▲同銀△1九角成▲5七角

これで、次の▲6六角が相手玉を覗く事になり、先手優勢との事。なるほど~、▲65歩は66にスペースを作るための手というわけか。。▲65歩を突いてからだと▲25桂が成立するんですね。う~ん、勉強になる。

 そうそう、僕は今まで、▲25桂△45歩に対しては一端▲37銀と一端引いてから46の地点を争点にして、飛車を振り直したりして4筋のカウンター攻撃をしていました。というか、先手番で本格矢倉になったら、ほとんどがこの展開であった気がします。これで勝率は決して低くなかったんですが、これだとどこが悪いのでしょうか。定跡じゃないので、みんなその応手を知らないというだけで、プロだと全然ダメな手だったりして(^^;)。ちょっと、調べてみる必要がありそうです。

 それにしても…矢倉の勉強というのは、始めたばかりの頃は変化が多くてとにかく大変、途中で訳が分からなくなっちゃうし、覚えきれなくなってくると勉強するのも億劫になったりしていたのですが、何となくでも分かってくるとメチャクチャに面白い。。結局、僕はいつも▲46銀37桂戦法の基本図までは辿り着いていたんですが、その道中が結構デタラメであったことが判明(- -*)。また、それ以降も中盤力頼りで無理やり何とかしていただけで、てんでお粗末だった事も判明しました。。僕は将棋の序盤の定跡勉強は棋譜ソフトに入力して勉強しているのですが、『羽生の頭脳』の矢倉編の棋譜を見返すと、その狙い筋というのが今ごろ分かってきた気がします。僕は、横歩取りが性にあっている気がしているんですが、いやいや矢倉というものの奥の深さを感じると、これは矢倉にハマってしまいそうです。あとは、急戦矢倉への変化を頭の中で整理しておきたいなあ。…正月にでもやるか。
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駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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