5~9か月:6~4級前後 (中級の時にやった序盤の勉強)

 勉強をはじめて5ヶ月ぐらいで5級になれたので、「5ヶ月で5級なら、6か月で4級、7か月で3級…11ヶ月で初段じゃん!」とか思ったのですが、ここからが実に安定してなくって、2級に届いた事もあれば、8級まで落ちた事もあったり。それから4ヶ月経った9月に書いた日記にも「3~5級ぐらい」とあるので、中級になってから半年弱ほど伸び悩んでいた計算になります。伸び悩んだ理由と、成績が安定しなかった理由は、同じ事が原因であったと思います。端的には、序盤勉強が間に合っていなかった事。中級に来ると、序盤定跡を知らずに勝てるなんて甘い事は、まず起こらないと思います。でも、序盤定跡の勉強って…そんなに簡単に終わらないんですよね。


(序盤勉強:対四間飛車の穴熊、矢倉、あとは苦戦した戦型をその都度)

矢倉
 序盤の勉強は、矢倉の勉強とか対四間飛車戦での穴熊をメインに計画していました。矢倉は中断していた『羽生の頭脳3 最強矢倉』を再開、しかし未だに身についていない感じ(x_x)。むしろ、実践の矢倉戦の主戦法になったのは、谷川会長の書いた『光速の寄せ 矢倉編』に出ていた形。この本は、寄せの本のようなタイトルをしていますが、中終盤ぜんぶ出ている感じでした。で、その中で使いやすそうな駒組みを覚えて、そこからは手将棋で戦っているような状態でした。これはいまだにそう。

対四間飛車の穴熊
 一方のメインに据えた対四間飛車は、低級の頃に急戦定跡を勉強して勝っていたのですが、中級になったら勝てなくなりました。中級になっても四間飛車使いが凄く多かったです。で、どうにも対四間飛車は穴熊の方が有効らしいので、戦型を改めて穴熊を勉強する事にしました。参考にしたテキストは渡辺竜王の『四間飛車破り 居飛車穴熊編』。これは居飛車穴熊のバイブルのような本のうえ、代わりになる本もありませんので、居飛車党にはマストアイテムだと思います。この本の効果は絶大で、段位に届いた今でも、相手が四間飛車の美濃囲いに来ると「しめた」と思うぐらい。ちなみに、相穴熊は出ていないので、相穴熊戦の勉強は他にする必要があると思いますが、お互いにアドリブであるなら、四間飛車穴熊より居飛車穴熊の方が若干強いような気がしています。

対右四間飛車
 しかし、序盤定跡の勉強は、メインの上記2戦法ばかりをしているわけにはいきませんでした。戦う相手はこちらに合わせてくれるわけではないので、何度もやられる戦型に対しては、その都度にメインの勉強を中断し、集中的に勉強をして対処しました。
 最初の脅威が右四間飛車!この攻撃力がハンパではなく、受けを知らない頃は瞬殺の連続。また、右四間飛車というのは、それだけを指すスペシャリストタイプの人が多い感じで、一生懸命勉強した定跡で応手して互角の分かれぐらいまで持って行っても、終盤力で寄せ切られる事も多く、とにかく苦労しました。右四間って、定跡通りに進めても、受ける側の囲いはボロボロになるのです(-_-*)。右四間飛車対策は、ネットにあった定跡、所司さんの書いた『四間飛車道場』という本の右四間飛車の巻などで対処したのですがダメ、最終的には羽生さんの『変わりゆく現代将棋 下』という、説明のメチャクチャ細かい本に行き着きました。ここでようやく何とかなるようになりました。

対中飛車
 次にキツかったのがツノ銀中飛車。これも中飛車しか指さないというスペシャリストさんに負け続け、矢倉の勉強を中断して棋書を読みまくる状態に。で、無知な僕はそれをゴキゲン中飛車と勘違いして、ゴキ中の教科書『ゴキゲン中飛車の急所』を丸々1冊読みました(^^;)。アホだ。。しかしこれが無駄ではなかった。まず単純に、たまに会うゴキ中戦で役立ちました。ゴキ中は早石田みたいに、受けを知らないと瞬殺されます。次に、これがツノ銀中飛車戦にも応用できました。対四間飛車の穴熊の勉強をした後という事もあり、ここにあった中飛車vs穴熊の定跡に近い駒組みが凄く使いやすかったのです。それで連敗状態を脱出。以降は、ネット将棋の感想戦でアドバイスをいただいたり、『羽生の頭脳2 振り飛車破り』に書いてあったツノ銀中飛車対策の駒組みだけ覚えたり。というわけで、中飛車の対策は定跡&自己流のミックスという感じでした。

対急戦棒銀
 もうひとつの難関が、急戦棒銀。棒銀使いは、中飛車や右四間飛車使いのように、けっこうよく当たるという事はありませんでした。しかし、当たった事がないものだから、受けを知らず、3級に届こうかという時に、なんと10級の人にやられて大差負け(x_x)。あまりに悔しくて、すぐ勉強しました。対策は、右四間飛車の勉強に使った『変わりゆく現代将棋 下』に出ていました。これで急戦棒銀には取り急ぎ負けなくなったのですが…この本に出ている順の通りに進んで「先手よし」までいったとしても、僕はそこから勝つ事が出来ません。。いや、そこまで実践でいった事は今のところないのですが。。

ダイレクト向かい飛車
 これは、6級ぐらいの時に何度かやられたぐらいで、そんなに遭遇する機会はなかったです。でも、やられた時は立て続けだったという事と、4手目で角交換をしてくるこの戦法を防ぐ手だてが先手になかったもので、勉強する以外に道がなかった、というわけです。使ったテキストは糸谷さんの書いた『現代将棋の思想 一手損角換わり編』。この本のメインは一手損角交換でしたが、ダイレクト向かい飛車の定跡も出ていました。ダイレクト向かい飛車はまだ定跡が進化中の新しい戦型なので、分かれも少なく、本筋も40手もいかないぐらいで終わってしまうので、覚えやすかったです。ダイレクト向かい飛車は、アマチュアの級位レベルでは、指しこなすのは難しいという印象なので、他の戦型に比べれば対策しやすかったです。


◆◆◆◆◆

 …振り返ってみると、知らないと瞬殺されてしまうような戦型の対策は、矢倉や四間飛車といった超メジャーな戦型より先に勉強せざるを得なかった、という感じですね。
 中級を抜けるまでに、僕は角換わりや横歩取りという戦型の勉強が間に合いませんでした。そういう勉強できていない戦型の対策は、本の部分読みやプロ将棋の観戦なんかで何とかしていました。実際には、何とかしていたどころか、角換わりと横歩取りの勝率の方が良かったりして(^^;)。これは、角換わりや横歩取りを指す人がアマチュアに少ないという事と、座学はしなかったが、プロ将棋観戦で一応の得意パターンを覚えたという事が理由だった気がします。
 横歩は、今年の羽生vs渡辺の棋聖戦の棋譜を見る事をおススメします。今年の棋聖戦は横歩が何番かあったのですが、ここでの羽生さんの指し回しは、先手後手とも強烈。短手数で覚えられるうえ、あっという間に優勢に。あの竜王ですら受けられないんですから、アマが受けるのは難しいと思います。しかも多分新手なので、定跡書にはまだ出てないんじゃないかと。だから、面白いように勝てたんじゃないかと思っています。
 角交換は図書館にあった本の中に『木村定跡』というのが出ていて、これだけをとにかく覚え、あとはそれをアレンジして使っていました。勉強時間は一時間ぐらいじゃないかと(^^;)。あとは、プロ将棋の観戦で覚えた攻撃術をそのまま真似してました。成績は今のところ良いのですが、でもやっぱり角換わりにはものすごい苦手意識があって、角交換されると間違いなく心拍数があがってしまいます。なぜ心拍数があがるかというと、早繰り銀や棒銀で右四間で来られたら一発でアウトだからというのは、実は内緒です(^^;)。やっぱり、棋譜並べやプロ観戦での勉強は、定跡勉強というベースを作った後にやった方がいいと思います。

 というわけで、良くある戦型の定跡を必死に覚えていく過程が、中級の時だったという気がします。得意戦型では序中盤を優勢に進めて終盤に持ち込み、得意ではない戦型ではとにかく離されないようにして、五分か少し悪いぐらいのまま終盤に持ち込む、という感じ。これは今でもそうですね。





関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ShougiX

Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

新刊棋書
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブログランキング
ブログのランキングサイトに参加してみました。 よかったら、クリックしてくださいね!
QRコード
QR
これまでの訪問者数
アド