ようやく決着か?! 決着してくれ~

2016-12-27.jpg(第三者委員会と三浦さんの会見)

数日前、三浦さんの休場問題と不正疑惑に関する第三者委員会の発表がありました。僕はネットの生中継でぜんぶ見てました。大まかにまとめると、こんな感じ。

・三浦さんが不正をした確たる証拠はない
・ソフト一致率は、プロレベルの将棋ではソフト使用の根拠に出来ない(アマは別)
・日本将棋連盟の取った休場の処置は、状況から考えて止むを得ない

まず、素晴らしいと思ったのが、この第三者委員会。どのように調べる事が正しいかを考え、それを訥々と実行し、ひいき目なしでのレポートをまとめた点。どちらかに有利な結果を望んでいるという偏向が入っている人でなければ、このレポートが実に公平だと感じたんじゃないかと。もうひとつは、公平を前提に、恐らく両者の調停を目的とする視点から捉えた場合に最善の提言をした点。会見の最後に、委員会の人は記者の質問に、「連盟は三浦さんの被った被害の回復に努めてほしい」みたいに答えていました。公平な立場から他の提言もありうるわけですよね。しかし解決を前提にした点、ここはすごく良かったと思いました。

また、昨日、三浦さんがメディアのインタビューを受けていました。これは深夜のニュースで見たので抜粋だと思うのですが、その内容はこんな感じ。

・難しいとは思うが、元の状態に戻してほしいというのが本心
・難しいとは思うが、本当は竜王戦を戦いたかった

個人的には、ちょっと心を打たれてしまった…三浦さんはインタビューで涙を流していましたが、「難しいとは思うのだが」という前置きをつけて語ったところにジンと来てしまいました。これって、相手の立場(今回の場合は将棋連盟)を考えての表現ですよね。あの状況でなお相手の立場から物を見る事が出来る器量、なんと素晴らしいことか。

しかし、そういう私の心境と現実は別。三浦さんの発言に心打たれた=三浦さんは事実として完全な潔白、というわけではなく、あくまで社会的係争にあたっての法的な手続き上での「推定無罪」である事。これ、勘違いしてはいけないと思います。変に受けとって欲しくないんですが、別に私が三浦さんや連盟さんをどう思っているとかいう事ではなく、論理としてそうであるという事で、ここに過度の還元があってはいけないと思います。なんでこういう事を言うのかというとですね…こと三浦さんに関しては、三浦さんシロでいいと思うんです。ただ、これを「推定無罪」ではなく「事実としてシロで、完全な濡れ衣」というふうに過度に還元して受け取ってしまうと、今度は告発者や裁定者を悪人のように思い始める事が起きてしまう可能性があると思うのです。だから、「推定無罪」の正しい認識が、とっても重要なんじゃないかと。

(推定無罪について)

推定無罪は構造が複雑なので、どうしても理解の難しい問題だと思います。たとえば、僕がトレーシングペーパーでモナリザの絵を写し取って、「トレーシングペーパーで写してなんかいない、自分で見て書いた」と主張したとします。僕は元となるトレーシングペーパーを燃やしているので、不正を証明する事はもう永遠に不可能。結果、クラス会で僕は「推定無罪」になりました。ここで誤解してはいけないのは、僕は「事実としてシロ」なのではなく、「法的手続き上でのシロ(推定無罪)」であるという事。さて、僕を疑わしいと思って告発した人に対し、僕の主張を信じてくれた友人は、「推定無罪」を元に、告発者を攻撃する事が出来るのでしょうか。このケースの場合は、実は告発者の方が正しいわけですが…。また、まったく逆の問題点も生まれています。僕が本当にシロだった場合です。僕は事実を知っていますが、他の人からしたらこれはシュレーディンガーのネコ状態で、シロとクロが同居しています。当然そこにはシロの可能性を含まれているわけで、その場合、「あいつインチキしてるぞ」とウワサされ告発までされた人の名誉はどうなるのか…そんな風に思うかもしれません。僕が思う「推定無罪」のむずかしさは、こういう所。推定無罪というのは、事実がどうであったかを客観化できない状況で、そこについての結論が求められた場合の苦肉の判断であって(別の言い方をすれば、判断不能という判断とも言えそう)、シロとかクロとかじゃないんですよね。だから推定無罪の場合、シロの扱いでもなくクロの扱いでもなく、推定無罪的な扱いにしなければならないのだと思います。つまり…「推定無罪」はシロとクロが同居しているので、疑われた人も告発者も関わった人も、そのすべてがなるべく不利益を被らないように以降は振る舞わなくては、どこかに理不尽が生まれてしまうのだと思います。

 今回の場合に当てはめると、それってどういう事なのかと言うと…三浦さんに対しては「シロ」という前提のもとで名誉と実害の回復が図られるべきと思います。では、告発者などは?(告発者をこういうのは変な言い方ですが)これも「シロ」であって、まるで告発者が悪であるかのような扱いをする事は、「推定無罪」が理解されていないのではないでしょうか。三浦さんが正しかった可能性と同じように、彼らが正しかった可能性も「推定無罪」には含まれています(法的には知りませんよ、事実に対する論理としてはそうだという事です)。そして、この裁定というのは一体誰が作り上げていくのかというと、当事者はもちろんの事、関係者や第三者もそこに関わっていると思うのですよね。名誉が傷つけられたとか名誉回復とかって、その対象は告発者に対してだけじゃなくて第三者も相当に含まれています。だから、第三者の振る舞いも重要。こういう争いって、往々にして当事者は疲れて果ててしまって問題解決を望むもので、いつまでもゴチャゴチャ言うのはだいたい関係者や第三者。無責任なんですよね。僕は裁判で係争した事がありますが、僕がもういいと言っているのに、友人や親族は「甘い、もっと追い込め」「もっと高額を要求しろ」とかいうんですよ。儲けようとかではなくて、彼らなりの思いやりや義侠心と思うのですが、その裏では彼ら自身もたぶん理解していない心理が動いていて…誰か絶対悪を作り上げて、それをスケープゴートにして、その人を処分する事で、自分がすっきりしたいだけなのかも。当事者じゃないと自分は打たれる事がないからエスカレートする時もあって、自分の主張を通す為なら論理すらムチャクチャになって詭弁になっている事にすら気づかず、人を守る名目で別の人を傷つける事が平然と出来てしまったり。第三者を含む社会的な場に置かれた三浦さんや当事者の方に対しては、第三者の振る舞いも大事だと思います。だから推定無罪は、それで不利益を被ってしまう人がいないように、みんなシロとして扱うことが求められるのだと思います。みんな、なんだと思うんです。

(これで解決にしてくれ~)

今回の件、証拠映像なりなんなりが残っていないのであれば、第三者委員会を立ち上げても事実としてのシロやクロが分かるわけがない事は最初から分かっている事ですよね。その状況で一定の解決が求められているのですから、変なシロクロのを求めず(出来るはずがないから推定無罪なんだし、それでもシロクロつけようとするとどこかに歪みが生まれるはず)、推定無罪として互いがシロという行動をしてほしいなあ。三浦さんは、(連盟が三浦さんの名誉回復に全力で務めるという前提で)争うのではなく皆とまたうまくやっていけるように努めてほしいっす(でも、昨日の会見を見て、三浦さんはうまくやっていけると思いました^^。三浦さん、良かった!!)。告発棋士さんや三浦さんを疑った棋士さんは、色々思うことがあるにしても、推定無罪が出た以上は「シロ」として三浦さんと接してほしいです。また連盟は、彼らがそう思うことが出来るよう、対局ルールを曖昧にせずに整備し、相手を疑ってしまう状況を潰してほしいです。プロ棋士さん全体としては…これが一番思う所ですが、相手に疑わせたり過度に不快にさせる事がないようにマナーをきちんと身につけてほしいなあ。これは前から思うことで、僕も道場に行ったり友人と指したりしますが、状況に差があるとはいえ、終盤で何度も離席なんて、疑わせたくないし疑われたくないからしないし、された事もありません。アマですら守っているこういうマナーすら守らない人が少なからずいるプロ将棋は、マナー意識が低いといわれても仕方ないかも。いくら万引きした本じゃなかったとしても、裸の本を本屋に持って入ったりしませんよね。実際に万引きしてなければ何やっても良いわけではないです。「離席して考えたい」なんて理由を正当化なんかしちゃいけないです、それはあなたの都合であって、考慮しなくてはいけないのは自分についてじゃなくて相手がどう感じるかじゃないかと。もちろん程度問題ですが、実際にそれで何人もの対戦棋士が不信や不快を覚えた事が今回発はっきりしたわけですし(大人なんだから、そんなの言われなくても感づいて欲しい…ああでも、これは棋士だけの問題じゃないかも。昨日、電車に乗っていたら、おじいさんが辛そうに立っているのにその前で悠然と座ってスマホでゲームやっている若い人がいたし、乗ってくる人が入れずに困っているのに入り口付近からどこうとしない人が何人も…マナーやモラルの低下は、日本の社会全体の問題かも知れませんね)、プロ棋士さんたちの対局マナーも改善すべきかと。人前に出る以上、「将棋さえ指していればあとはいい」なんていう専門馬鹿な理屈は通らないと思います。

関係ない第三者のはずの僕ですら、今回の騒動は見ていて疲れました(ー_ーゞ イヤァ。。互いにこれ以上もめるのはやめ、嫌な事は来年まで引きずらずに今年でおしまいにしてほしいなあ。この件さえなければ、天彦名人誕生とか、勇気さんや千田さんや稲葉さんの台頭とか、羽生さんの三冠死守とか、最年少棋士の登場とか、羽生‐永瀬戦の超激闘とか、いい事がいっぱいあった一年でした。AIが社会的にも色々と論議される時代になって、そのなかで実験のひとつとして将棋が格好の材料にされたという経緯もあるので、ある程度のトラブルは仕方ないのかな…。来年から、こういう問題が起きないようにルールを整備して貰って、気持ちよくプロ将棋を見せて欲しいです!!あ、そうそう、今年観たプロ将棋で、いちばん印象に残ってるのは、棋王戦トーナメントでの▲郷田-△屋敷戦でした!あれは凄かった、でも仕事が忙しくって日記に書けなかったなあ(^^;)。ちょっと早いですが、それではみなさん、よいお年を(*^ー^)ノマタネ!!




第29期竜王戦 第7局 渡辺明 vs 丸山忠久 (一手損角換わり)

 リアルタイムではじめて見ました、第7局までもつれた竜王戦!嬉しいですね~、年末までタイトル戦が楽しめるのは(^^)。。振り駒で渡辺さんが先手、引きが強いです。そして丸山さんは…徹底して一手損角換わり!!いや~、昨日の佐藤康光さんのダイレクト向かい飛車といい、ちょっと不利と思われている戦型なので、丸山さん&康光さんファンの心境としては出来れば避けて欲しいんですが(^^;)、それぞれ色々な考えがあるんでしょうね。そして渡辺さんは…おおお、腰掛け銀ではなく、はじめて早繰り銀に行きました!!僕は、一手損角換わりは定跡書の先手早繰り銀有望説を信じてますが、それもそんなに簡単に有利になるような甘い定跡じゃなくって、、繰り出した銀を一度下げさせられるんですよね。強い人と指すと、そのまま銀をいじめられて気がついたらキッツイ展開になってたりして(&p゚ω゚*)。やっとプロの実践が見れました(^^)。それにしても渡辺さん、ここ一番まで研究を取っておいたな( ̄ー ̄)、策士です。

20161222竜王29-7_渡辺vs丸山_一手損角換37手 後手丸山さんも早繰り銀に行ったことから、将棋は序盤から面白かった!丸山さんは右金の寄りと玉の潜りこみを手抜く事で手数を稼いで早繰り銀で先に仕掛ける事に成功、しかしやっぱり一度下げさせられて(そうなんですよ、早繰り銀はここからがムズカシイ^^;、指し馴れて筋を覚えないと…)、そこから棒銀に組み替え。ここで先手渡辺さんに手番が渡り、今度は渡辺さんの仕掛けとなったのが37手目盤面図。とっても初心者的で申し訳ないんですが、僕にとってはここでの後手の最善手がすでに分かりません(^^;)。

級位の頃なら、△同歩▲同銀△34歩▲24歩△同歩▲同銀△同銀▲同飛△23歩▲34飛…みたいな感じで何とか受けて、ここから反撃みたいな感じで指したと思うんですが、これは後手面白くないですよね。他の手があるなら、そっちを検討したい所です。

でもって、定跡書っぽい指し方だと、△44銀▲34歩として先手の早繰り銀をこう着状態にさせて後手反撃、みたいな感じでしょうが、ここがこの第7局の面白い所で、後手はここで反撃できるように囲いを犠牲にして攻撃態勢を築いてあるんですよね。そういう指し方をした以上、この時点でもう後手はガップリ四つにして戦うのはすでに構想と指し手がバラバラ、勝っても負けても丸山さんは行くしかなさそう。棋風的にもそういう人ですし…

△44銀▲34歩
 ああ、やっぱり銀をあがったか。まあ早繰り銀に対する受けの典型だからこれは普通として、問題はここから…・

△95歩▲同歩△同銀▲同香△同香▲97歩△91香
 棒銀に組み替えた以上丸山さん行ったあああ!!これは典型的な棒銀からの端攻めの手筋、部分的には先手もう受かりません。しかし問題はだからといって寄せまで行けるわけではないという事と、ここで手番が渡るので先手の反撃。これって、もうどちらかに形勢が傾いてるんでしょうね。アマなら全然わからないですが、プロ将棋の場合、この手の構想って、駒損を繰り返しながらの突破となる棒銀側が突破しきれなくなる事が多い気が…

▲68金右
 いや~これは予想外。渡辺さんは長考の末に自陣整備に手を入れました。アホな僕は、飛車先の歩の交換とか、王手で入る駒の交換とかは先に入れておく習性があるもので、とりあえず▲24歩△同歩は先に入れておくのかと思いました。でも、なんで金寄りが先なのか…解説によると、「▲6八金右は△9八歩から△9九歩成に対して▲同玉と取れるようにした意味だという。以下△9七香成▲同桂△同香成▲9八歩に、△8六桂が後手の狙い筋だが、このとき7八金にヒモがついているため、▲9七歩と成香を取って受かっている」との事。おおおお~なるほど~!!…というか、序中盤だとそういう所まで考えないという自分の「悪くなってから考える」という悪癖がまた露呈してしまった(^^;)。。早指しばかり指している弊害かも知れませんが、一時的にでも、郷田さんみたいに序中盤で長考する癖をつけないと、課題の中盤入り口がいつまでたっても良くならないかも。

△75歩
 いや~これも予想外、△98歩以外の手があるのか…しかも、解説によるとコンピュータもこの手を候補手にあげていたというのだからオドロキです。

 ここからは後手が攻め手を繋ぎ、先手が丁寧に受けるという展開。渡辺さんは飛車先の歩の交換とか、攻めに手をつけておくタイミングがあったのに、それを全部スルーして受けに行きました。大山さんみたいです。自分で指していたらどちらを持っても手に汗握る展開なんでしょうが、なんとなく先手受け切ってしまうように思えるのは、この手の展開になった時の渡辺さんの受け力を僕が信用してしまっているんでしょうね。この竜王戦でも、丸山さんが攻めさせられて受け潰された将棋が何度もありましたし。現在、2日目の午前11時半前、丸山さんの攻めが繋がるかどうかという局面です。丸山さんは歩切れ香損の駒損状態での攻めなので、切れたらヤバそう。。さて、どうなりますか。

その後、渡辺さんは受け潰し。それにしても龍を作られる受け潰しはおっかないですが、プロからしたら見切っていたという事なのでしょう。そして、寄せに出てからは瞬殺劇で、107手にて先手渡辺さんの勝ち!竜王防衛です!!
 冬将軍の渡辺さん、強かったです。4勝3敗ではありましたが、印象では盤石な感じでした。一方の丸山さん、すごく大変な始まり方をしたのに見事な戦い、お疲れ様でした!ここからは、渡辺・天彦時代に突入、そこに羽生世代という上の世代と、勇気さんや永瀬さんや千田さんのような若手20代棋士がどう喰いついていくかという時代になっていくのでしょうか。…といいつつ、けっきょく羽生さんは今期3冠を守りましたからね、羽生さんに関しては僕の感覚がマヒしているのかも(^^;)。今年の竜王戦はよかったです!!


第75期 順位戦A級 稲葉陽 vs 佐藤康光 (ダイレクト向かい飛車)

稲葉さん、勝ったああ!!そろそろ誰かが稲葉さんに土をつけないとぶっちぎりの全勝になってしまうんですが、誰も止められないです。これは名人挑戦一直線か…というわけで、仕事行ってきます!!


第66回NHK杯 羽生善治 vs 佐藤和俊 (後手四間飛車)

 うわあああああ羽生さん負けたああああ(゚д゚ノ)ノ!!!!振り飛車党の佐藤さん、これは大金星です!!

 それにしても序盤から面白かった!後手佐藤さんは飛車筋を三筋から四筋に変えて、攻めやすい所からという感じで駒組み、一方の羽生さんは早めに跳ねた右桂がずっと負担になる感じ。僕が居飛車党だから居飛車を悲観視してしまうのかも知れませんが、序盤の駒組みの時点からずっと後手が良いように見えていました。中盤も6筋の攻防も後手が優位。こんなの、僕が指したら一方的な先手ボロ負けだったと思うんですが、ところが簡単に崩れず、ものすごく際どい将棋を作ってしまうのだからプロはすごいです。

20161218NHK66_羽生vs佐藤和俊104手 そして終盤、これがメッチャクチャ面白かった!!お互いに、よく一手30秒であんなに手が見えるもんだと舌を巻いてしまいました。戸辺さんが解説していましたが、先手はどこかで▲61桂成と入りたかったですね。しかし、そのタイミングが難しい…それは自玉が受かっているかどうかを計算してからでないと指せないので、ここに早指し戦の妙があったと思います。盤面図は104手目ですが、この局面図って、ものすごいと思います。勿論そんなわけないんですが、なんかどちらにも勝ち筋がありそうに見えるんですよね。ここの先手は攻めるかうけるかの判断がすごくむずかしそうでした。パッと見えるのは後手玉の入玉を防ぎつつの攻めの9筋に止め駒を張る手、今かどうかは分からないけど攻防の▲46角、受けるなら▲86銀(でもこれは戸辺さんが否定してました^^;)、そして入るのであれば▲61桂成…

▲95香△94歩▲46角
 羽生さんはまず後手入玉の筋を消してから攻防の角を放ちました!9筋の手の交換は0手で入った計算ですが、しかし先手からすれば時限つきの手なので、本当にギリギリの一手です。いや~これは僕には指せない…。だって、その後にはやい寄せがひとつも見えないので(^^;)。こういう時って、自玉が何手空きになってるかとの比較で最善手が変わってくると思うんですが、先手玉の安全度がなかなか難解で読み切れなくって、ムズカシイです。。

△55歩
 これまた難しいっす。とにかく、後手の駒台にある香が厄介。本当なら▲55同角として、いずれ来る△77桂成には▲77同角で綺麗に守れそうなもんですが、それをやると串刺しで切り返されるんですよね…。

ここから羽生さんは玉の早逃げをし、そして▲26角打なんていうとんでもない攻防手までひねり出したんですが(どうやればこんな手を思いつくんだ…すげえ)、最後は佐藤さんの勝ち!!いや~、このあたり、検討したらなんかあったような気もします。しかし後手玉が2手空き以上あるのは確実なので、先手は攻め手を挟むタイミングが本当に難しい終盤だったように思いました。

 佐藤さん、勝った後は少し渋い表情をしていましたが、本当は喜びたくって仕方なかったんじゃないかと(^^)。プロ棋士になって、全国放送で羽生さんを倒すなんて、天にも昇る気持ちになっていてもおかしくないですよね~。佐藤さん、おめでとう(/*゚ー゚)/!!!

第42期棋王戦 挑戦者決定戦 第1局 佐々木勇気 vs 千田翔太 (矢倉)

今日から始まりました棋王戦挑戦者決定戦は、なんと千田さんと佐々木勇気さんという、どちらも20代&5段という若手対決!!いや~、どちらもいずれタイトル戦に絡んで当然の若手強豪だと思いますが、しかしふたり揃って棋王戦のB2以下に厳しい条件の予選から勝ち抜いてきたのが凄いです。どちらもトップ棋士をなで斬りにして勝ち上がってきたんですが、とくに佐々木さんは羽生善治三冠と佐藤天彦名人という現状の将棋界のトップふたりを倒してあがってきたんだからスゴイです。名人を全員倒してNHK杯を取った時の羽生6段と重なってしまいます。異常に鋭い終盤も似てますし(^^)。

 さて、将棋は独創性に富む千田さんが注文をつけつつ矢倉に進みました。先手は早めに▲77銀を決めながら早囲い模様、最近の佐々木さんはこの構えをする事が多い気がします。一方の千田さんは…とにかくクセモノなので、このまま矢倉に組むのかどうかもまだ分かりませんが(^^)、仮に組んだとしても、現状の相矢倉でこの形に出来れば後手不満なしじゃないかと。今日は仕事が早めに終わる筈なので、夕方に帰ってきてからが楽しみです!!

20161216棋王42挑決_佐々木勇気vs千田_矢倉34手* * * * *
 帰ってきました!結局夜か(- -*)。いや~、矢倉は難しいですね~。僕的に今日勉強になったのは、早囲いからの駒組みでした。34手目盤面図は藤井矢倉にするか本組みにするか、先手の駒組みの方針の分かれ目のひとつ。僕は藤井矢倉はどうにもうまく指しこなせないので、先制されそうでも本組みを目指すんですが、早囲いの場合、角が最初は79にいるので、うまく駒組みしないと玉が狭くなって、真上とか端とかから攻められた時に、そのまま姿焼きにされちゃうことがあるんですよね(^^)。。ここで佐々木さんは…

▲46角△53銀
 お~、角をぶつけました!!そうですよね、単に▲68角だと、玉の脱出口が出来るまでに数手かかっちゃうんですよね。ぼくはいつもここで▲88玉ですが、それも一瞬おっかない形になるんですよね。角をぶつけるのはおっかないですが、でもこれが通るなら、いちばんいい駒組みだと思います。

▲26銀
 佐々木さん、玉を88に入れず、藤井矢倉の横の蓋もしないまま、右銀を攻撃に使いに行ったあああ!!!いや~、これはもう棋風でしょうね。囲い切れてないまま攻撃の手を優先するのは僕には怖くて出来ません。。

△46角▲同歩
 このタイミングで、千田さんの方から角交換に行ったああ!!う~ん、あんまりのんびりしてると▲35歩から棒銀が来るので、後手としては今がタイミングなのかも知れません。

 ここからは、千田さんが先に攻めて飛車先の歩の交換で先手の手番に渡り、佐々木さんは本矢倉にはけっきょく囲い切れずに藤井矢倉にして垂れ歩を作ってまた後手に渡り…という感じの展開。このあたりのどこかで形勢が後手に傾いたんじゃないかと思うんですが、僕的にはやっぱり先手の藤井矢倉が祟ったんじゃないかと思えてしまいます。だって、玉頭に敵の飛車の利きが直撃しているのに、その歩についている紐が玉だけなんだもんなあ。プロならうまく指すのかも知れませんが、アマの僕にはこんなに指しにくい形もありません。むかし81dojo で藤井矢倉の使い手さんにせっかく教えてもらったのに、けっきょく使いこなせずじまいです(>_<)。。

 将棋は後手千田さんの勝ち!渡辺棋王に挑戦するのは千田さんとなりました!!いや~、渡辺さんとしてはやりにくい相手でしょうね、課題局面どころか、そんな所よりずっと前のところで異筋を指してくる相手なので。これはどういう将棋になるのかすら想像がつかない、ちょっと変わったタイトル戦になりそうです(^^)。


第29期竜王戦 第6局 渡辺明 vs 丸山忠久 (一手損角換わり)

 もつれてきている今期の竜王戦、第6局は丸山さんの後手一手損角換わり、しかも4手目角交換です(^^)!!最近、先手が角交換を拒否する将棋をいくつかみたのですが、4手目角交換は拒否しづらいです。そして、やはり角換わりシリーズとなりましたね。

20161207竜王29-6_渡辺vs丸山_一手損角換47手 さて、一手損角換わりだというのに、先手の受けは早繰り銀でも棒銀でもなくって腰掛け銀。このシリーズでは先手が腰掛け銀を連採ですので、今のところプロはこれが有力筋とみているのかも。先手渡辺さんは相腰掛け銀から▲47金型を作り、そこで間髪入れずに丸山さんが6筋の仕掛け!!最近、角換わりのこの仕掛けからの角の打ちこみの筋が前よりは何とか読めるようになってきましたが、角を損しながら敵陣を乱しに行くので、やっぱり深くまで読まないと怖くて指せないです。単純な読み抜けがあって、単に角を渡しただけで終わっちゃったりね(゚ω゚*)。。しかし一手損のスペシャリスト丸山さんの攻めはそんなに甘い物じゃなかったようで、47手目に渡辺さんが放った手は…

▲24桂
 うわあああ、1日目からいきなり勝負手っぽいの来たああ!!この直前に指された手は△65歩で、銀がどけば△39角なので、確かにこれはすごくイヤな手です。ヘタクソな僕ならそれでも面倒を見て凌ぎに行くと思うんですが、渡辺さんの読みだと、受けていたらもう受からないのかも。だって、敵矢倉のこの位置に駒を打って崩しに行く手は、たしかに矢倉崩しの教科書なんかにはよく書いてあるけど、昔丸山さんがNHK杯で似たような手を指したら、渡辺さんは爆笑していたんですよ(2013年の▲飯島-△丸山戦)。その渡辺さんが指すという事は、これはもう勝負に行かないとマズいと見ているんじゃないかと。しかしここで丸山さんは…

△66歩▲32桂成△同玉▲24歩△同銀
 面倒を見ずに銀を拾いました。一方の渡辺さんはあんな勝負手を放った以上は手を戻すはずもなく、後手玉付近の2筋の戦場をババッと精算。そしてここで封じ手です。いや~、後手には楽しみな手がたくさんありますが、手番は先手。受けに一手使ったら△39角が飛んでくるので、もう一気に攻めに行くんじゃないかと。どちらが良いのか分かりませんが、もう既に形勢はどちらかに傾いているのでしょうね。明日が楽しみ!

*****
 さて、2日目。封じ手は…おおおお、強気の▲55角!!ということは、△39角が入っても大丈夫という事?いやいや、それを気にしていたらもう良くないから間違えたらひっくり返しますという拠点を作っておいたのかも…読み切れてないもので分かりませんが(^^;)、深浦さんをはじめ錚々たるプロ棋士の方がみんな後手持ちなので、これはやっぱり後手の方がいいのかも。この後は丸山さんがやっばり△39角から決めに行って、90手にて後手丸山さんの勝ち!!

 いかにも定跡手みたいな手ばかりの、角換わりならよくありそうな序盤だったのに、駒がぶつかってからは瞬殺劇でした。いや~、レベルの高い将棋というのはオソロシイ。いつも悪くなってから真剣に考え始めるボクとしては、序盤で何気なく指していてはいけないという教訓のような将棋でした(゚∀゚*)エヘヘ。。それにしてもこれでフルセット、こんなにもつれた竜王戦をリアルタイムで見るのは初めて、メッチャ面白いです。最終局は12月21~22日、丸山さんが後手になるとひょっとするやも知れません!!


第10回朝日杯将棋オープン戦 佐々木勇気 vs 橋本崇載 (横歩取り)

 朝日杯の予選が大詰めを迎えています。どの対局も面白かったのですが、素晴らしいと思ったのが▲佐々木-△橋本の橋本さん。いやあ、これは素晴らしかった。。

20161205オープン戦_佐々木vs橋本_横歩20手 将棋は超攻撃型&終盤の鬼・佐々木勇気さんの先手、横歩取りの青野流気味の出だし。20手目盤面図は定跡形…に近いんですが、ちょっと違うのは先手の玉の位置が58ではなく68である事。どうも、最近の佐々木さんはこの形を連採しているそうです。もし▲58玉型の青野流なら、ここで▲37桂と飛ぶのが一番多い指し方かと思うのですが…

▲35飛
 うああ、佐々木さん、飛車を引いた!!そして次のハッシーの指した手が…

△86歩
 いやあ…。。普通に考えると▲85歩で飛車道を遮る事が出来るので、△86歩は絶対ないと思ってたんですよ。しかしこの歩を垂らしておくという事は、先手玉が一路左辺に寄ったからでしょうか。これは今どうこうというのではなくて大局観というか、端歩を突いておくような感じのプロの感なんでしょうね。

▲85歩
 やっぱり止められました(^^;)、というかこれはこの一手なので驚く事じゃないんですが。
 そしてここから激しくなり、攻め将棋の勇気さんの猛攻!横歩なので互いに囲い切れていない状況で大駒が飛び交い、飛車の打ち込みの隙があるのに大駒の交換がバシバシ出てきて、後手はちょっと間違えるだけで詰まされちゃいそうな危なさです。ところが、これを橋本さんは受けてしまいます。ものすごい受け力、さすがは受け将棋の代名詞のひとりです(^^)。この受けは永久保存版のすごさ、僕なら10回ぐらい詰まされてます(゚∀゚*)エヘヘ。

20161205オープン戦_佐々木vs橋本_横歩58手 佐々木さんの猛攻は結局30手近く続いて、盤面図58手目では先手の飛車の打ち込みをハッシーが角で受けたところ。駒割りは飛車角交換で先手が若干有利…といいたい所ですが、横歩取りの場合は角の方が価値が高い事がけっこうあるし、なにより先手は歩切れ。攻め将棋は攻めが繋がらなくなった時点で駒損が響いて一気にまくられる事があるんですが、今日の場合は歩の差が響いてくるとは…まあこういう展開にするには、受け力が必要ですよね。俺には無理だ。。ここで勇気さんは…

▲24飛
 ちょっと攻め疲れたか、早い手がありません。とはいえ、解説陣は先手持ちのよう。たしかに、次に▲44飛(王手)~▲94飛で飛車角交換まで行けば、先手面白そうですが…

△76角
 ここで橋本さんが角を先に逃げつつの攻防の角の飛び出し!凌ぎに凌いで、ここで相手の手に乗りながら待望の反撃です!!

▲44飛△43歩▲45飛
 先に角を躱されましたが、それでも勇気さんは▲44飛!しかしここでクールに歩で弾かれ、またしても一手空いてしまい…

△87歩成
 橋本さんが22手目に利かせておいた垂れ歩が、42手先のここでついに炸裂!!いや~、これ、猛烈に厳しくないですか?単純にはもう受からないし、受からないとなれば金は助かりませんがそうなると飛車も抜かれるので、先手は攻め合いに行きたい。しかし嫌な筋がいっぱい見える…

 ここからも簡単には決まりませんでしたが、もう流れが橋本さんになってしまったというか、勇気さんが攻め急がれて潰される、みたいな展開。結果、114手にて橋本さんの勝ち!!

 対局観、受けの見事さ、相手の手に乗っての攻防手からあっという間に攻めに転じたその身のこなしがすごかった!!ハッシーは平然と大物を倒したりしますし、A級にも行きましたし、やっぱり強豪のひとりですね~。…と思ったら、次の格下相手の一番でコロッと敗退(゚ω゚*)。う~ん、こういうところでまで笑いを取らなくても。。それにしても、今日の朝日杯は面白かった!!


第66回NHK杯 斎藤慎太郎 vs 佐藤康光 (後手向かい飛車)

 今日はめずらしく将棋フォーカスから見てたんですが、洗濯したり掃除機かけたりしながら観ていたら、ぜんぜんアタマに入らず(^^;)。それにしても、天彦さんのヘアースタイルはいつまでたっても見慣れないなあ。NHK杯は今日から3回戦ですが、これもちゃんと見れなくて、ようやく家事が終わった時には、NHK杯も残り30分。その時にはすでに後手の康光さんがあと何手粘れるかというぐらいの敗勢に見えたのですが…
 なんと、そこから圧巻の逆襲!受け切っちゃうどころか、寄せちゃいました。。タイトル10期以上の人相手に、寄せられそうなところで寄せきれないとこうなっちゃうんだなあ。今日は僕の調子がよくって、終盤の指し手がけっこう当たったんですが(*^_^*)ヤッタネ、それにしても康光さんの角打ちは見事だったなあ。あれが入ったところでは、とっくに逆転していたんでしょうね。いや~、メッチャクチャ面白い終盤でした!

 今期のNHK杯、3回戦の時点で、若手は斎藤さんや千田さんや勇気さんや永瀬さん、指し盛りの30前後は渡辺竜王に天彦名人に広瀬さん橋本さん、将棋界を20年以上支えている黄金の羽生世代では羽生3冠に郷田王将に久保さん深浦さん康光さんと、若手と指し盛りとベテランがバランスよく残ったように思います。そしてこの3回戦第1局で斎藤さんが康光さんを破ると、いよいよ将棋界のパワーバランスが変わるか?!といった所かと思ったんですが、40代半ばを過ぎても羽生世代は強かったです。終盤から衰えるなんて言いますが、若手超強豪を終盤でまくるんですから…。とにかく、楽しい将棋を見させてもらいました(^^)。


第29期竜王戦 第5局 丸山忠久 vs 渡辺明 (横歩取り)

 仕事と趣味のバランスを取るのが本当に難しいです。仕事の成果が出たのはいいんですが、引きかえに将棋の時間が無くなってしまった(T-T)。人生うまくいかないな…。この前の順位戦B1なんて、メッチャクチャ面白かったですが(郷田さん、マジでB2に落ちちゃうんじゃなかろうか)、検討なんてとんでもない、観るだけになっちゃってます。うう。

20161201竜王29-5_丸山vs渡辺_横歩38手 さて、5分で迎えた竜王戦第5局。リアルタイムで2勝2敗の竜王戦を見た事自体が初めての気がしますが、早く終わるとタイトル戦の間が空いてしまうので、ぜひとももつれて欲しいですね~。戦型は…おお~、横歩です。先手横歩の時の丸山さんは…そうなんですよね、▲61玉型の中原囲いを使うんですよね。僕の場合、道場で横歩になると、自分より強い相手になると大差負けをしてしまうことが結構あるので、丸山さんみたいに玉を深くして戦ってみるのもありなのかも。というわけで、1日目の夕方5時20分ぐらいの時点では、まだ囲い合い。ただ、後手渡辺さんの方が、7筋の先手角頭の歩を突けるし、角交換も後手の方がやりやすそうなので、アマチュアなら後手の方が指しやすいかも。先手としては、跳ねだした17の桂が捌けるかどうかが大事そう。でも、僕が指したらすぐ負担にしちゃいそうだなあ(^^;)。さて、どうなりますか…仕事に戻ろう。。

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20161201竜王29-5_丸山vs渡辺_横歩57手 2日目です。中盤戦が超難解、指されて「なんだこの手は?」と、僕では意味が分からない指し手の連発、僕の棋力ではついていけませんでした(T_T)。踏み込みの鋭いあの丸山さんが角の往復移動で手待ちのような動き。渡辺さんも丸山さんの方針を読み取ってか、積極的に行くのではなく、駒組み優先で玉を固めるような指し手。でもこれは渡辺さんらしいと言えばらしいのかな?いや~、横歩って、自分で指してても指し手に困ってしまうことが結構ありますが、今日に限ってはプロでもそうなのかも。そして、昼食休憩直前に先手丸山さんが仕掛け!!

▲65歩(57手目盤面図)
 ここまでの手待ちや駒組みもメッチャクチャ難解でしたが、この仕掛けも僕には難しすぎる…。いや~、パッと見で考えもしなかった手なんですが、なるほど飛車の横利きを活かしての変形銀ばさみみたいな感じ。でもなんというか、勝負手に見えてしまうんですが、という事は先手はちょっと自分の方が悪いと思っていたのかな?僕が解説に惑わされているのかも知れませんが、阿久津さんとかが「先手の方が駒組みに進展性がある」とか言っていたので、いきなり仕掛けるとは思ってませんでした(^^;)。仮に△同銀として、▲65歩に△55銀と出られたら?以下は▲67金から次の▲56歩を狙うんでしょうが、そこで後手の手番ですよね。これはなかなか難解なのではという気がします。少なくとも、先手玉の真上が戦場になっているので、僕みたいなアマからすると先手の方が怖く見えちゃう(^^;)。では、銀で取らずに△65同桂だと?あ、これは歩で桂頭を押さえられてまずそうなのでありえないですね(^^;ゞシツレイシマシタ。そして本譜は…

△同銀▲77桂
おおおお、渡辺さん、堂々と銀で取りました!当然丸山さんは桂で銀取りをかけての変形銀ばさみ。しかし、堂々と取ったという事はここで手抜いての攻撃があるという事か…

20161201竜王29-5_丸山vs渡辺_横歩60手△86角(60手目盤面図)▲75歩△同角
 後手の角捌きは見事!しかし先手の▲75歩って…飛車の横利きを通したというのは解るんですが、しかし…う~~ん、今日の将棋は難解すぎて、僕にはついていけません。頼みの綱の棋譜解説も、このものすごい局面で「丸山は串だんご、温泉まんじゅう、カロリーメイト(コーヒー味)を3本、アイスコーヒー。丸山はマスクを取って、饅頭を口に放り込んだ」とか書いて、手の説明がないし(^^)。しかしよく食うな…。

▲65桂△同桂▲87歩
 これでこの戦場の競り合いは一件落着。こうなってみると、先手は銀桂交換の駒得ながらも、戦場は先手玉のすぐそば、後手玉は鉄壁、手番は後手、そして後手は△27桂あたりから簡単に駒損を回復できる上に手が広いので、この戦いは後手の方が得した気がします。でも、あそこで仕掛けたという事は、丸山さんには後手からのマズい攻め筋か何かが見えていたのかも。う~ん、そういうところが全然わからなかったもんで、ぜんぜん勉強にならないぞ(^^;)。。

 この後、渡辺さんが踏み込んで先手陣に襲い掛かるも、丸山さんは87手目でカロリーメイトを1本飲み干し華麗に玉を躱し、なんとあの形から攻め合いに持ち込んでの終盤。詰めろをかけながら攻防手を絡めながら「間違えたら許さん」という感じの迫り方でしたが、しかしこれは渡辺さんが極端に間違えなければ後手勝だろうなという感じ。こういう時の竜王は間違えないんですよね。。最後の11手詰め(?)を竜王が逃すはずもなく、106手にて後手渡辺さんの勝ち、3勝2敗で防衛にリーチをかけました!!

 仕事のストレスで潰されそうになっている今、趣味があって良かった(^^)。ここ数年の竜王戦は第5局で決着だったので、なにより次があるのが嬉しいです。次は…おお、12/7・8なのか、すぐじゃないか!!しかしやっぱり渡辺竜王は強いんですね、結局リードを奪ってしまうんだから。なんか防衛濃厚な気もしてきましたが、最後までもつれて欲しいので、丸山さんがんばってくれ!!でも…渡辺さんも丸山さんも、竜王戦が長引くほど順位戦がしんどくなるんでしょうね。特に丸山さんはB2に落ちてしまう可能性もある現状なので、けっこうきつい師走かもしれません。


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Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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