第24期倉敷藤花戦 第3局 里見香奈 vs 室谷由紀 (相振り飛車)

 あれ?今日はNHK杯はお休み?でも、今日は倉敷藤花戦とどっちを見ようか迷っていたので、迷わずに済んでいいや…。

 昨日今日と、里見さん強い!!女流ではちょっと図抜けている感じです。しかし、今日は室谷さんも素晴らしかった!明らかに悪い形で終盤に入ったのに、簡単に寄せさせません。玉の上部脱出を狙った88手目から、50手を超える見事な粘り!素晴らしい終盤戦、攻める方も受ける方も、好手が何度も飛び出していました。いやあ、室谷さん、負けたけど素晴らしいわ…。里見さんの中終盤は女流では抜きんでているのでしょうが、しかし室谷さんの終盤力も、女流でトップ集団のひとりに入るんじゃないでしょうか。俺だったら、室谷さんに終盤で超簡単にひっくり返されてたな(^^;)。しかし将棋は難しいですね、序盤研究が良くても終盤力が凄くても中盤が優れていてもそれだけでは駄目で、全部がバランスよくないといけないというのが、このシリーズを見ていて痛感させられました。

 今年は、自分でも倉敷に行ったし、今年の倉敷藤花戦は面白かった!!室谷さん、ここ数年で、見事に女流のトップグループに食い込んだと思います。それでも、ひとりだけとんでもない強さの化け物がいるので、「いずれタイトルを取る」とは言えない所が(゚ω゚*)…




電王戦を主催する会社って…


昨日放送の、ドキュメンタリー番組でのひとコマです。叡王戦や電王戦も主催している、ドワンゴという会社の代表・川上さんがプレゼンした事と、アニメ映画製作者の宮崎駿さんが抗議した所の食い違いが興味深いです。ちなみに私は、ずいぶん前から電王戦に否定的ですが(昔書いた記事はこれ)、それは将棋うんぬんというよりも、人工知能と人間というデリケートな問題において最低限配慮しておかないといけないだろう問題とか、企業が何かをやる時のその社会的意味とか責任に対し、ドワンゴという会社があまりに無神経だから。ドワンゴさんは、何が問題にされているのかすら理解できていないか、あるいはその問題よりもビジネス優先という判断かのどちらかなのでしょうが(それ以外に、このプレゼンをOKと判断できた解釈項を私は思いつきません)、これは「ビジネス上では、金という観点からだけで物事を判断して良い」と考えている人が少なくないという事なのかも。それは、「戦争の目的は勝つ事なんだから、化学兵器でも何でも使って良い」と考える人に思考回路が似てる。

「動きが気持ち悪いからゾンビゲームとかに使えないかと思っている」と笑ってプレゼンするドワンゴの代表・川上さんは、技術、ビジネスという視点からしかこのCGを評価しておらず、意味やモラルの視点が欠けているのではないでしょうか。宮崎さんは、逆に後者に重きをおいていて、技術や金の事はそれに付随するものと思っている節があります。だから、仮に技術があろうが金があろうが、そういうモラルを理解できない人と自分の仕事を繋げる事は出来ないと言っているように、私には感じられます。現在大きな課題となっている人工知能と人間というデリケートな問題において、モラルや人間に対して考えが至らない人には、宮崎さんが何に対して憤慨しているかを理解できず、「プレゼン内容と喰いつくところが違う」とか「老害」とかいう類の感想しか出ないかも。川上さんもその一人で、宮崎さんが憤慨した理由を理解できないし、また理解しようとしない気がします。「どうやればもっとプレゼンがうまくいったかな」みたいに、プレゼンの失敗を、やはりビジネスの価値観でしか反省できない可能性すら感じます。だって、反省できていたら、電王戦の後で、またしてもこんな大失態を犯す事は無かったでしょう。

 テレビカメラが入っているのが解っているのに、配慮すべき点に配慮も気づきもない無神経さ。相手の代表まで立ち合う大きなプレゼンなのにテーマすら不明瞭。当然予想される質問に対する準備すらできていない…「人間と同じように絵をかくAIを用いたCG制作の開発をして、アニメ制作を共同でやりたい」という着想のプレゼンを、日本を代表するアニメ制作会社、それも人間の命をテーマにした映画をたくさん制作してきた監督にぶつけるのに、なぜこんな内容の、こんなお粗末なプレゼンが出来るのか。大学でのディベートやプレゼンの授業ですら落第レベルのものを、一部上場企業の代表がしてしまうこの事態は、いまの日本の企業の少なからずが、本当にただの商人でしかないというレベルの低さを露呈しているのではないでしょうか。東京オリンピック、原発問題、都議会、PCデポ、アメリカ大統領選…最近起きた様々な社会ニュースの原因は、みなこういうところにある気がしてなりません。


第66回NHK杯 佐藤天彦 vs 山崎隆之 (横歩取り)

 これは山崎さん悔しい!対局後、うなだれていましたが、本人も相当に悔しかったのでは?勝った天彦さんも、終局直後は目をパチクリさせて、まるで放心状態でした。おふたりとも、壮絶な頭の回転だったんでしょうね。しかし、あんな敗勢から受け切り、しかも逆転までしてしまう天彦さんはさすが名人!そして、結論を言っちゃったらテレビとして成り立たなくなってしまう所は言わないように配慮しながらも、最初から最後まで、恐らくの正着も、互いの指し手の意味も、全部見えちゃってるみたいな解説の羽生さん…やっぱりこの人は異次元ですね(^^)。いや~、面白かったです!!


第29期竜王戦 第3局 丸山忠久 vs 渡辺明 (後手四間飛車?)

 仕事が忙しくって疲労の塊と化しています(・_・、)。昨日のNHK杯も、観ていたハズなのに結果を覚えてない…丸山さんが感想戦でにこやかだったのと、慈明さんが角換わりから△81飛62金型に組んだのだけは覚えてるんだけど…。今日も忙しいけどちょっと頭が痛いなあ、竜王戦の戦型だけ見たら仕事を始めようかな。。

▲26歩△34歩
 あら?後手の渡辺竜王、今日は角換わりじゃなくって横歩で勝負?

▲25歩
 丸山さん、この3手目にずいぶん時間を使いました。これは…

△33角
 うわあ、△84歩としない?!竜王、振り飛車にする気ですよね、これは…もしそうなら、丸山さんは長考した甲斐があったかも。

▲76歩△32銀▲48銀△44歩▲56歩
 渡辺さんが角筋を止め、それを見て丸山さんが5筋の歩を突きました。ここまできたら、確実に振り飛車ですね。四間飛車?向かい飛車?渡辺さんの向かい飛車は見た事がないので、四間かな?いや~まったく予想してなかったよ(^^;)。

 なんか凄い事になっちゃいましたね、序盤からお互いに引けなくなって突っ張っちゃった感じでしょうか( ̄ー ̄)。このまま観ていたいけど、仕事しなきゃ…ああ、ストレスでなんかダルいなあ。今日は帰りにバッティングセンターでも行ってこようかな…

* * * * *
バッティングセンター行けなかった(・_・、)。ちょっとよくない傾向、疲れが溜まりすぎていて、仕事の能率も絶対落ちてます。頭痛とだるさで仕事を進められなくなってるし…。。そんな中、竜王戦はすごい駒組み合戦!角道止めた対抗形からの相穴熊、どっちも仕掛けられないままから、いかにも穴熊の終盤戦になったんですが、ここでの両者の戦いが凄かった!!特に大駒の使い方が凄かったなあ。。結果は147手で丸山さんの勝ち!!!

 印象的だったのは、丸山さん2回の飛車振り。最初は、封じ手間際の中盤、こう着状態で出した▲68飛。四間飛車急戦では出てくる筋ですが(それこそ、渡辺さんが書いた本に書いてあった気が^^;)、相穴熊戦でよくぞ、という感じでした。そして穴熊の寄せ合い、攻防手の放ち合い、速度計算合戦と、穴熊独特の終盤での101手目の▲49飛の飛車まわり、これが絶品でした。そしてて飛車角交換をした後の攻防の▲45角が働きまくり。いい仕事しましたね、この角は(^^)。。大駒を広く使える人に、僕もなりたいと思った本局の丸山さんの飛車角でした(^^)。

 これで竜王戦は2勝1敗で丸山さんリード!!僕がプロ将棋を見るようになってから初の竜王戦年越しなるか?!今年の竜王戦、第1局はアングルが凄くて、第2局と第3局は大熱戦。超おもしろいんですけど(^^)。また、この竜王戦だけは、渡辺さんにもガンバって欲しい。渡辺さん、心ない外野の声に惑わされないでくれ~。俺は応援してるぞ!
 よ~し、竜王戦に元気をもらって、忙しい年末を乗り切るぞ~!!


プロフィール

ShougiX

Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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