『これからの角換わり腰掛け銀』 吉田正和・著

KorekaranoKakugawariKosikake.jpg この本、細かい変化まで、解説つきですご~く丁寧に書いてあります。この本に書いてある事をちゃんと身につける事が出来たら、角変わり腰掛け銀では、初段前後までなら無敵、3段ぐらいでも結構勝ちを稼げるようになるんじゃないかという気がします。もちろん、それはちゃんと身についたらというハナシで、実際には身につけるどころか理解するだけでもすごく大変、全部覚えるなんて相当の時間を要するんじゃないかと。僕の場合、序盤定跡の本は、1冊読み覚えるのに1ヶ月ペースになる事が多いのですが、この本は2ヶ月ぐらいかかりました。しかも、細かい変化を一度で覚えるのは途中で断念、狙い筋を覚えるので精一杯。例えば、70ページにある参考までの変化は、符号だけで22手進みます。こんなのが最初から最後まで続くので、棋譜並べをしないで読む方の場合、中級ぐらいでは難しいんじゃないかと。また、「7手詰めなら間違いなく解ける」というぐらいの棋力がないと、結果図以降の指し手が全く分からない、なんていうことも結構あるんじゃないかと。角換わり初心者の方がいきなり読むのは無謀、1級か初段ぐらいの棋力以上の方向けに書かれた本なんじゃないかという気がします。

◆◆◆◆◆◆

さて、この本の目次は以下の通りです。

序章:角換わりの概観
1章:同型腰掛け銀
   富岡流/△81飛/ツツカナ新手
2章:△74歩型
   △22玉vs…▲25桂/▲25歩/▲18香/▲68金右
3章:△73歩型
4章:△65歩型
5章:後手の桂頭攻め
6章:△42飛作戦
7章:先手の奇襲
   ▲45桂速攻/▲45銀速攻

1章:同型腰掛け銀
 まず、1章。腰掛け銀を指すなら、同桂腰掛け銀の知識は必要不可欠だと思うので(腰掛け銀の形しか知らない人が指したら、まずこうなると思うので)、必読。同型腰掛け銀は、他の本でも結構勉強できるんじゃないかと思うのですが、この本の特徴はふたつ。第1に同桂腰掛け銀の歩の突き捨て「4・2・1・7・3」の順が書いてある事と、第2にツツカナ新手が書いてある事です。僕の場合、同桂腰掛け銀を『よくわかる角換わり』で勉強したもので、歩の突き捨て順が「4・3…」だったのです。昔はこの順だったらしいのですが、この順だと後手から反撃の筋がある(!)という事で、知らない方はこれだけでもこの本を読むべきかも。このふたつを理解できている人は、1章は読まなくていいと思います。逆に言うと、同型腰掛け銀の大筋は理解できている前提で書かれているので、木村定跡とかの有名な筋は、『よくわかる角換わり』などの他の本で勉強する必要があります。

2~4章:△74歩型、△73歩型、△65歩型
 この本を買う人の殆どは、ここを目当てに買っているんじゃないかと思います。噛み砕いた言い方をすると、目次にされた戦型ごとに、同じような攻め筋のどれが通じてどれが通じないか、またそれらの攻め筋を潰すために、金は43が良いか42が良いか…みたいな、僅かな違いを検証していく感じです。(いや、あくまで大雑把な表現ですヨ^^)。
 例えば、腰掛け銀の仕掛けで一番多いのって、先手でいうと▲45歩(後手だと△65歩)だと思うのですが、この成立条件が僅かな違いでコロッと変わっちゃいます。後手の守りの右金が△43金か△42金か、また△74歩か△73歩かという僅かな違いで、成立する手としない手が全く変わってしまう。
で、狙い筋が同じ場合、手順を覚えるというやり方で覚えようとすると、すぐに「あ、あれ?さっきは桂で取ってはダメで銀で取るんだったのに、この場合は銀はダメで桂で取るの?!」とか、速攻で混乱状態に。僕は、そのたびに別の形に戻ってにらめっこ、しだいに混乱の極みに達し、一度挫折しかけました。…そして、どうやってこの本を読めば、僕ぐらいの棋力の人間でも覚えやすくなるだろうかと考えた結果、他の戦型の定跡以上に「ある攻め筋が成立する条件」というものを理解しながら読まないと、相当にしんどくなるんじゃないかと。桂頭攻め、2筋突き捨てからの十字飛車、▲45歩(後手なら△65歩)の仕掛け、銀の割りうち、▲45桂の位置からの▲71角の打ち込み…みたいな、角換わりの攻め筋の典型みたいなものを防ぎながらどう戦うか、みたいな読み方にすると、ちょっと読みやすくなる気がします。これは、この本がどうこうではなくって、角換わり腰掛け銀というものがそういうものなんでしょうね。
 そうそう、まったく別の話になりますが…プロ将棋を見ていると、角換わりで手待ち合戦になる事がありますよね。あれ、単なる手待ち合戦かと思っていたんですが、手待ちする場所の公倍数の都合で、自分にとってより指しやすくなる瞬間が発生するんですね。それを待っているとは…。…いやあ、この本の4章を読んで、そんなスゴイ事をやってたという事を初めて知りました。

5章:後手の桂頭攻め
 これは、「後手の桂頭を攻める」んじゃなくって、「後手が桂頭を攻める」という意味。腰掛け銀の場合、さっき言ったように典型的な狙い筋というのは限られているみたいなんですが、そのひとつが桂頭。ここは思いっきり急所なので、それだけを引っこ抜いて解説したのがこの章でした。で、戦型ごとの桂頭攻めの成立の可否を検証してある感じです。おお、これは分かり易い!ついでに、▲45歩の仕掛けも、▲71角も、こういう形でまとめてくれたら素晴らしかった。…そんな事やったら、1000ページぐらいになっちゃうか。。後手の桂頭攻めって、後手はアメフトのクウォーターバック・スクランブルみたいに、守りの銀をぐいぐい進めていくというデンジャラスな展開になり得るようなんですが、これもわずかな違いで成立する手としない手が入れ替わります。読むのは簡単ですが、覚えるのは成立条件から理解しないと、手順だけ丸暗記はやっぱり難しいんじゃないかと。

6章~7章:△42飛作戦、▲45桂速攻、▲45銀速攻
 これらは、本筋ではない指し方みたいですが、かなり使えそうです!というのは、横歩取りの△45角戦法みたいに、強力な手だが相手に正確に対処されると負け筋で後戻りできず、という手ではなく、強力な手でありながら、相手が正着を放ってきたらそこから本筋に戻す事が可能に思えるからです。矢倉で、先手が変な順で駒組みしてきたら、後手は右四間飛車で一気に潰せるじゃないですか。あんな感じで、常にこれを狙うというんではなくって相手が間違えて来たら一気に咎める狙い筋、みたいな感じ。僕なんぞはこれらの変化を全然知らずに指していましたが、もし相手がこれらの作戦を指してきたら、あっという間に潰されていたんじゃないかと思い、ちょっと戦慄してしまいました(^^;)。プロの棋戦に登場しないのは、プロがこの変化をケアしながら指しまわしているから登場しないというだけなんでしょうね、きっと。

◆◆◆◆◆◆

 そうそう、この本の初版には、著者が修正したいと思っている記述が幾つかあるようです。2版も一部修正はされたものの、全部の修正は出来なかったようなので、どの版を買おうが、正誤表は必要かも。以前の記事に書いておいたので、この本を読まれる方は、ぜひ参考になさってください。
http://shougix.blog.fc2.com/blog-entry-220.html

 さて、最初に書いたように、既にある程度角換わりを知っていて、また棋力もある程度ある人を対象に書かれていると思うので、まだ棋力に自信がないという方にはムズカシイと思います。初段以上ならいけると思いますが、そうでない方は、もう少し基礎的な本を先に読むことをオススメします。さっきも書きましたが、同型腰掛け銀は、『よくわかる角換わり』など、他の本の基礎知識が必要。また、△74歩型に対する必殺の▲28角などには触れられていないので、『羽生の頭脳4 角換わり・ヒネリ飛車』などの手助けが必要です。それから『長岡研究ノート 相居飛車編』は、この本の2~3章の本筋と相当にダブって書かれています。比較でいうと、『長岡ノート』は本筋限定で変化の筋の説明は少ないのですが、級位の方にはむしろその方が分かりやすいかも。もし、横歩取りの勉強のために『長岡研究ノート』を持っていらっしゃるようなら、そちらを先に勉強する事をおススメします。結論がひっくり返っている部分はありませんでした。僕の場合は、この本を読む前に、『長岡研究ノート』の角換わり腰掛銀の項と、プロ将棋を結構がんばって観戦していたので、かろうじてついていく事が出来ましたが、それがなかったら、この本を理解するのは厳しかったかも知れません。 
 しかし、初段前後の棋力があって、角換わりを得意戦法にしたいという方には、これは最強の本なんじゃないかと思います!角換わり腰掛け銀を得意戦法にしたいのであれば、この本にかわるものはないんじゃないかと思えました。それに…実は、今まで読んだ序盤定跡の本で、この本が一番すごいと思いました。


妻に将棋を教えてみた① ~初心者に将棋をどう教えればいいのかという考察~

 小1の甥が将棋大好きで、気分が乗ると僕に将棋を挑んできます。しかし、16枚落ちでも僕が勝ってしまうぐらいのレベルで、「こう指すといいよ」なんて教えようとしても、それは絶対に拒否。きっと、教えられて勝つというのが嫌なんでしょうね。で、妻に相手をしてもらうと…妻、小1相手に31手にて完敗です(*ノ∀`)アチャー。31手で負ける方法があるのかと、逆に感心してしまいました。。というわけで、せめて小1の相手を出来るよう、妻に将棋を教えてみました。しかし、これがなかなか難しいと同時に、自分の勉強にもなりました。

 うちの妻、驚くほどの大物なのです。人柄は良く優しくて料理上手、人としてとても尊敬しているのですが、脳みそのしわの数に若干の問…(以下略)。将棋でいえば、序盤から自陣を見捨てて玉の単騎特攻なんて当たり前、少しでも目を離すと2歩どころか3歩でも平然と指しこなしてしまいます。この間は、裸玉の横で角を囲っていました。…くじけてはダメだ、とにかく初歩から教えてみよう。

Lesson 1:駒の動き方
 まさかそこからかよ、と思われるかもしれませんが、いまだに銀を横に動かす大物なので、とにかく覚えて貰いました。しかし、角がいつも少し曲がって動くのは、空間認知能力に問題があるのでしょうか。サイコガンみたいで素敵です。

Lesson 2:駒の手筋
 駒の手筋といっても、難しいのはもちろん無理。香の田楽刺しとか、そういう初歩的なやつだけをひと通り教えてみました。しかし、「田楽刺しって、味噌とよく合っておいしいよね」とか、リアル田楽に興味が移ってしまい、おやつを食べ始めてしまいました。先行き不安です。

Lesson 3:駒組み
 さて、駒の活用方法を覚えたところで、本将棋を指してみよう!という事になったのですが、20枚もある駒のどれを動かせばいいかなんて、初心者がノーヒントで分かる筈がありません。僕が子供の時は、父に相掛かりを教えて貰ってそればかり指していましたが、相掛かりは双方の合意がないと成立しません。今回は何をしてくるか分からない力戦大王の甥っ子対策のレッスンなので、汎用性の高い四間飛車美濃を教えてみました。自ら壁形を作ってみたり、飛車を振る前に玉を逃げ込んでしまって玉と飛車が並んだりしていますが、これはあと3~4局も指せば覚えて貰えそうな感じ。

Lesson 4:中盤の戦い方
 これを教えるのが難しかった!だいたい、僕が教えて貰いたいぐらいなのですから(^^;ゞイヤァ。。一般的な中盤の考え方を初心者に理解して貰うのはさすがにムズカしいと思うので、一生懸命かみ砕いて伝えようと思うのですが、どうもうまくいきません。説明下手だなあ、俺…。で、ネットの無料超弱小コンピューター将棋を指してもらいながら、横から口をはさむ形で教えてみました。まず最初は…

 ・中盤は自分で考える場所!基本は、今より良くなる手を指す事!色々あるんだけど、最初のうちは…
 ・第一に駒得、第二に成り込みを狙う!
 ・こういう攻撃に使うための駒は、飛車・角・左銀・左桂。
  ひとつの駒だけじゃなくて、いくつかの駒が働く手を考える。

 しかし超初心者なので、うまく指せません。銀の行く手を歩で阻まれて、犬のようにウンウン唸っています。そうか、駒得を狙う具体的な手筋が分からないんだな。そこで、攻めと受けの考え方を説明してみたんですが、こんなの自分では考えたことが無かったので、上手く説明できない…。

 ①相手の攻め:相手の駒が動いたら、その意味を理解する。絶対に何か理由があるハズ。
  それが相手の攻撃なら、受かるかどうかを考える!基本的な選択肢は、取り返すか、合駒か、躱すか。
  (受けずに攻め合うというのは、まだ難しいと思うので教えていません。)
 ②自分の攻め:相手からの攻撃がない時は、攻める事を考える!
  目的は最善は駒得、次善は駒の成り込みだが、そこで使えるテクニックをふたつ。
  a.飛車や角なんかの紐をつけて、銀を使う。
  b.歩で叩くとうまくいくときがあるよ~ン

 しかし、もう打つ手なしになってしまったようで、耳から煙が出てきています。指し手がない時に、他の指し手を選ぶ根拠として、最初に戻って「今より良くなる手」というものの根拠を教えてみました。しかし、これはムズカしかったかな。

 ①駒得(これはさっきまでで教えていた事。どうも理解があやふやっぽい)
 ②相手を上回る玉の堅さ
 ③駒の働き(龍を作るなんていうのはこの一種だと教えてみた。なぜかこれは理解できてるっぽい)
 ④手番や手得 (これは全く理解できてないっぽい。でも、理解できてなくても良いと伝えてみた)

 中盤は、習うだけではなかなか難しいと思うので、こうやって横から解説を入れながら実践を4~5局続けるのが良い気がしました。で、自分から攻撃することが出来るようになったら、もう大丈夫、みたいな。

 で、教えているうちに、自分の勉強になってしまいました。相手の駒が動いても、意味を理解していない時が結構あるぞ、僕は。…反省です。

Lesson 5:終盤の戦い方
 横からヒントを出しまくっているせいか、コンピューターを追い込む所まで来ています。しかし、踏み込めば簡単に詰むという所で、と金を取られるのを惜しんで寄せられず、子犬のように唸っています。…まだ駒の損得というのを理解していないな。。
 中盤ほどではないにせよ、初心者に終盤を教えるというのは、やっぱり戸惑いました。劣勢の時の終盤術なんて、さすがにムズカしいだろうし…。というわけで、攻めている時の寄せの超大雑把な考え方だけを教えてみました。
 ・頭金を狙う!
 ・玉は追っかけまわさないで、包むように寄せる。
 ・玉は下段に落とす。

 今日はそこまで行けませんでしたが、腹銀と一間龍は教えておこうと思います。そして…おお、妻、勝ちました!!ガッツポーズをしています。相手が玉・角・歩だけの9枚落ちという事を忘れているみたいです( ̄ω ̄)。

 教えていて思ったのは、ふだん将棋を指している時に、自分がこんなにスッキリと物事を考えていないという事。いやあ、今回は将棋の考え方を整理する、良いきっかけになりました!しかし、去年まで自分が初心者だったくせに、偉そうかな…。

駒落ち将棋を初めて観た

 今日はオフなので、残務をチンタラ片づけながらぼっとしてたら…おお!渡辺2冠が、お笑い芸人相手に2枚落ちで将棋を指すみたいです!!実はちゃんとした駒落ち将棋というのを見たことが無いので、これは見たい!そして…駒落ち将棋って、こうやって指すのか!親戚の子供相手に、たまに駒落ちの将棋を指すのですが、もうそんな甘いものではなくって、定跡ガシガシ、手筋ビシバシの超本格将棋。う~ん、これは面白い。。なるほど、上手は相手の大駒を抑え込むんだな。下手は相手の金駒を遊び駒にして、数の優位を保ち続けるという構想でした。いや、これはバラエティとかそんなお仕事将棋でなくって、ガチで研究してきてるわ。上手は攻め合いに誘導するような状況を作ったりして複雑な局面に引きずり込みます。解説を聴いていると、他にもいい手はあるみたいなので、きっとアマチュア相手に問題を出しているような感じなんでしょうね。しかし…この芸人さん、マジで強くて間違えません。結果…なんとお笑い芸人の勝ち!!いやあ、渡辺2冠は加減していたみたいですが、それでも2冠に勝つなんてなかなかできないんじゃないかと。芸人の方の指し手は素晴らしかった!

 で、ここからが更に面白かったです!時間が余ってしまい、司会進行だった女流棋士の竹部さゆりさんと芸人さんの飛車落ちでの対局が急きょ決定!この女流さん、ふざけたカチューシャをつけていたりして、司会の時はかなり緩い感じだったんですが、対局になった途端に鬼の形相。上手なのに攻めまくり、超早指しで時間攻めまでして追いまくり、いくつもの嵌め筋まで駆使してガチで勝ちに来ています(笑)。更に、チェスクロックのトラブルで、急きょ時間無制限に変更になったら「10秒…20秒…」と自分で秒読みまでして、芸人を追い込んでいきます(゚ω゚*)。。最後は芸人さんが竹部女流の狙い筋にハマってしまって頓死。終わった後も、竹部女流は「お強かったです、私の方がほんの少し強かっただけで」とか言ってました(笑)。竹部女流、面白すぎる。。

 人間同士で和気あいあいとやっている将棋って、一番楽しいなあ。見ているこちらも、楽しくなっちゃいました(^^)。

角換わり腰掛け銀、実戦投入!!

 ずう~~~っと角換わりの勉強をしている気がします。ブログを見ると、どうも2月ごろから角換わりにかかりっきりみたいです(^^;)。初めて対四間飛車急戦の勉強をした時も、2~3ヶ月かかったなあ。なんか懐かしい。最初はサクサク進んだ角換わりの勉強ですが、『これからの角換わり腰掛け銀』を教科書にした腰掛け銀の勉強に入ってから大失速。こんなに難しい定跡に出くわしたのは初めてです。歩や金の位置の僅かな違いで、使える筋がガラッと変わってしまうのが、腰掛け銀の難しさの根本にあると感じています。しかし…やっと、何となく分かってきた気がします。この本、もの凄い本だわ。。これを全部身につけたら、角換わりでは無敵になれるんじゃなかろうか。。
 何とか覚えたつもりなんですが、実際に指してみると「あ、あれ?どうだっけ…」となってしまうのが僕のキャラなので┐(´ー`)┌、負けてもいいので、そろそろ実践で指してみる事にしました。覚えるまでは、とにかく定跡から外れないように指して覚えようという考えです。今までも、この作戦で定跡を身につけてきたのでした。

 角換わり、本当は先手番で使いたいのですが、後手番で角換わりに誘導してくる人はとっても少ないです。しかし、自分が後手番なら▲76歩△84歩▲26歩△85歩で角換わりに誘導しやすいので、思い切って後手番で誘導してみる事にしました。間違えないように、アドリブにしてしまわないように、序盤からゆっくりゆっくり。相手の方は「こいつ、何やってんだ」と思われたんじゃないかと。

20140425_35.gif 本当は△73歩保留▲67歩保留48飛という形に誘導したかったのですが、相手の方が▲66歩と突いて来たので、ちょっと違う形になりました。でも、これも第2候補ぐらいであり得る戦型なので、けっこう気合を入れて覚えた形ではあります。

△42金右
 へっへっへ、▲67歩保留ならここで△43金右、▲66歩型の時は△42金右なのさ。本当に僅かな差なんですが、これで優劣がひっくり返っちゃうのが腰掛け銀みたいです。

▲48飛
 うああ!!先手の方、間違えた!!これは…か、勝ったかもしれない。。
こんなの良くある形なんですが、しかし4筋攻めには金の位置を直せば後手よしなんですよ( ̄ー ̄)。この形になると既に後手が良いって、知ってました?にわかには信じがたい話ですよね。でも、本によるとそうらしいのです。高段でも、この形に普通に飛びこんで来る人をけっこう見かけるので、これは覚えておくといいですよ(v^ー゚)。
 せっかく良くなったのに、ウッカリしてしまったら元も子もないので、何度も確認しながら、慎重に指しました。

△22玉▲88玉
 2筋玉頭攻めが消えたので、玉を入城して…

△43金直
 これで先手は手詰まりのハズ。△73歩待機の何がイイって、後手は的にされやすい右桂も飛車も狙われないという所。ここで、勉強してない人なら、絶対に攻めてくると思うんですよね。▲25歩とか▲45歩とかして来たら後手優勢ですよ(^m^*)ウッシッシ

▲45歩
 キタ―――(゚∀゚)―――― !!これは後手にとって最高の展開です!!慎重に慎重に…

81Dojo-2014-04-25-21-4548手△同歩▲同銀△同銀▲同桂△44銀▲53桂成△同金(48手目盤面図)

 最後の△53同金を思い出せなくって、例によって「あ、あれ?どうするんだっけ…」状態に。しかし、次の先手の攻撃筋が▲71角ぐらいしかないという事で、以降の進行を思い出し、何とか指せました。これで先手は▲71角しか手がないのですが、そうなると定跡では△47歩と一発叩いてから、以下▲同飛△72飛▲53角成△同銀▲63金のあとに、△55桂で飛車の捌き合いになって、後手優勢になるんですよ( ̄ー+ ̄)。。ついに、華々しく角換わり腰掛け銀デビューだああ!!!と思ったら…

▲44飛
 え?飛車を切ってきた??やばい、定跡から外れてしまった(>。<≠)。しかし、先手は何を考えてるんだ?▲71角から龍を作る順より、単なる飛車切りが良いという判断の根拠が分からん。ソフトみたいな手だな…。△同金で金が浮く形がヤバそうだけど、それでも飛車を抜いたら後手の方が良いんでないかい??それとも、なんかすごい順とかあるのか?

 というわけで、定跡を外れてしまってからは手将棋。後手優勢のハズなんですが、そしてそんなに悪い手も指さなかったと思うんですが、あれよあれよという間に追い上げられ、気づいた時には飛車まで抜かれ、後手敗勢に(;;)。。またまた終盤力の弱さが出てしまった。で、僕には自玉の詰み形まで見えていたんですが、最後の最後で相手の方が大チョンボ。それでも必至を掛けられているので、手を空けずに大逆襲で寄せ返すしかないんですが…う~ん、寄るのか、これ?

81Dojo-2014-04-25-103手 ちなみに、これがその終盤の盤面図です。後手玉はもう受からないので(必至ですよね?)、多分攻めるしかないんじゃないかと思います。寄るかどうか分かりませんが、持ち駒は揃っているので、強い人なら寄せられるんじゃないかなあ。これ、寄せられますか?ちなみに、僕の寄せは…

△78銀成▲97玉△79角
 いや、▲97玉と逃げてくれた時点で「寄った!」と思ったんですよ。△79角なんて、手筋中の手筋じゃないですか。

▲88銀打△86角
 しかし、▲88銀打ちで意外と粘れる。でもそれに対する△86角打ちの角捨てはナイスアイデアと自分では思っていました。▲同歩△87金で即詰み、と思っていたんですが…

▲同歩△87金▲同玉
 (゚ロ゚ノ)ノ。。
▲87同玉を読みぬけていた。。やっちゃったよ…どうしよう…。しかし、そんなのが相手にバレたらいっぺんに負けなので、「それは読み筋ですよ」というフリをして、寄せを続けます。しかし…どうすりゃいいんだ、これ。

△88成銀▲同銀△78銀
 王手を続けてるだけだわ。1分将棋になっちゃったし、アタマも回らなくなってきたぞ、と思ったら…

▲投了
 投了してくれました!ヒ~~、助かった!!ぜんぜん読めていなかったのですが。。


 というわけで、角換わり腰掛け銀の実戦投入のデビュー戦は、定跡から離れて以降はグダグダになりながらも、何とか勝つ事が出来ました!!定跡をキチンと身につけるのが当面の目的なので、仮に負けていたとしても、今日の将棋は合格だったという事にしておこう。角換わりは、これで棒銀と腰掛け銀がなんとか使える目算がついてきました!一手損は…5月は一手損角換わりの月になりそうだなあ。勉強が全然計画通りに進んでないぞ(;;)。

 そうそう、吉田さんの『これからの角換わり腰掛け銀』ですが、死ぬほど難しいです。3月中に終わると思っていたのが、理解できないわ覚えられないわで、もう4月末。でも、これをもし本当に身につけたら、3段ぐらいを相手にしても勝ちまくれるんじゃないかという気がします。ただし、マジで難しいですよ…。


第72期名人戦 第2局 森内俊之 vs 羽生善治 (相掛かり)

 第1局でいきなり後手のブレイクゲームとなった今回の名人戦。先にかまされた森内さんが今度は後手番、一体どうするのかとワクワクしていた所…なんと再び相掛かり!とってもクールな二人ですが、こと将棋に関しては負けず嫌いの意地っぱりのようです( ̄ー ̄)。しかしこれ…相掛かり相腰掛け銀じゃないかい?こういう将棋を見ると、昔は相掛かりも横歩取りも角換わりも、同じ戦型だったんだろうなと思えてしまいます。相掛かりからの分岐が居飛車の基本戦術だったんじゃないかと。…角換わりの勉強、頑張ろう(ボソッ)。

20140422_29手 と思ったら…うわ、羽生さん、29手目で銀を▲56銀の腰掛け銀にせず、▲36銀とあがってしまいました!う~ん、▲46歩~▲47銀~▲36銀と進出するなら、棒銀の方が▲46歩を突かなくていい分、手損なしで行けるんじゃないかとも思ったんですが、これは後手の出方を見てこうなったという事なのかな?それとも、後手の腰掛け銀に対してはこの変形棒銀(なんでも「鎖鎌銀」というんだそうで。初めて知った。。)が良いという研究でもしてきたんでしょうか。いずれにしても、羽生さんが仕掛けた形。しかし、互いに角道が空いているので、いきなり銀を進出してしまうと角交換から銀の進出ルートの為に空けた47の地点に角を打ち込まれてピンチ。先手の羽生さんは攻め手を急いだことと引き換えに自陣をまとめにくくしちゃったんじゃないかという気もするなあ。まだ序盤も序盤なんですが、ここからが面白すぎました。

△54銀
 おお、森内さんはガッチリと腰掛け銀ですか。まあ、先手も角交換からの打ち込みが怖いので、いきなり銀の進出はしてこないでしょうしね。

▲25銀
 うあああああ!!羽生さん、いきなり突っ込んだああ!!
いや、これ、角交換されて△47角と打ち込まれても大丈夫なのか?

△88角成▲同銀△47角
 打ち込まれちゃったよ。。う~ん、アマチュアでヘナチョコの僕ですらひと目で思いつく筋なのに、羽生さんがこれを見落としなんてあり得ないので、羽生さんはこれで先手指せると思っているという事ですよね。▲38角とすれば馬は作らせずに済みますが、そんな受けの展開に持ち込む為に、先手がこの局面に誘導したとは思えません。という事は…

▲34銀△22銀
 …いやあ、これで先手が指せているという判断なのか。

 更に恐るべきは、この既にどちらかが良くなっていそうな局面で、両者があまり時間を使わずにサクサクと指しているという所。という事は、両者ともに自分が良いと思っているんでしょうね。この難解な局面で、まだ1日目の午前中です(^^;)。

 このまま見ていたいけど、これから仕事(>_<)。封じ手の頃には、けっこう形勢が傾いている気がするなあ。はやく夜にならないかなあ。。

◆◆◆◆◆

20140423_36手 しかし、仕事が忙しくてまったく見れず。2日目も忙しくって、昼にちょっと状況を見るので精いっぱい。あ、あら?昨日の午前まではサクサク進んだのに、そこからあんまり進んでない?昨日の昼までに見たのは盤面図の36手目まで。ここからどうなったんだろうか。

▲38角△同角成▲同金
 先手は目障りな馬を消しました。ここまでは理解。ここで後手はどうするんだろうか。

△44歩
 銀ばさみか!あの強引な銀あがりを咎めるなら、そうですよねえ。。

▲68玉
 うおおお!!!銀ばさみを受けない?!
…去年、郷田さんが、銀ばさみが見え見えな所に銀を飛び込んでいった将棋を指したのを覚えていますが、これは怖すぎる。本当はその意味をじっくり考えたいところだけど、もう出かけなくてはいけないので先を急ごう(^^;)。。

△24歩▲35角(43手目)
 …いやあ、▲35角か。アホな私は普通すぎる▲23歩ぐらいしか思いつきませんでした(^^;ゞイヤァ。それでも攻めの銀と守りの銀の交換なら先手不満なしの気もしたんですが、その程度でこんな危険な順には飛び込んでいかないという事ですね、きっと。これは素晴らしい手筋を教えて貰いました。。

△33銀
 うわ、森内さん、それはヤバいんじゃないか?角切って龍を作られちゃうぞ…

20140423_51手▲同銀成△同金▲24角△同金▲24同飛△22歩▲23歩(51手目盤面図)

 43手目の▲35角の意味は、銀交換で終わらせずに、角金交換で駒損しても飛車を突破するという意図だったわけですね。しかし、相掛かりって、玉の陣形が怖すぎる…。壁形さえ解消できれば間違いなく先手が良いんだろうけど、意外とこれで釣り合ってるのかなあ。後手はもう2筋は受かりませんが、ここで森内さんの手番。うまく手を作れればまだまだ分からない感じなのかな?

△92角▲48金打△45歩▲同歩

 △92角が封じ手の一着。鈴木大介さんが封じ手予想で△13角を挙げていて、それがすごくいい手に思えたので、ちょっと意外でした。また、同じように浮き駒となっている38の金を狙うなら、遠見の角じゃなくって△74角の方が守りにも使えて良さそうに思えたんですが、なんで遠見の角なんだろうか。封じ手なので予想を外そうとしたとか、そんなアナログなものじゃないよなあ…。棋力が低いと、こういうのが理解できなくってダメだなあ_( -_-)_。。で、羽生さんはそれを金打ちでガッチリ受け止めたんですが、△45歩が鋭い手だったみたいです。羽生さんは平然と▲同歩としましたが、解説によるとそれだと△33桂~△45桂が危険との事。で、次に森内さんが放った手が驚愕。

△74角打
 うおおお~~!!角の重ね打ちだあああ!!
なるほど~、これを狙っていたから遠見の角だったのか!!いやあ、この攻めが繋がるのかどうか分かりませんが、もし攻めが切れたらその時点で先手の勝ちでしょうから、ここがこの将棋の最大の山なんでしょうね。

20140423_62手▲39金△38銀▲同金上△同角成▲同金△同角成(62手目盤面図)

 森内さん、強引に捌き合いに行きます。このやり取りだけ見れば、角銀と金2枚の交換で、後手は馬を作った計算になりますが、ここで手番が先手に渡り、更に先手に駒を渡した状況。ここで羽生さんにいい手が出ればいいけど、簡単そうじゃないなあ。。

▲44銀△33金▲同銀不成△同桂▲44銀
 おおっ!羽生さん、玉頭をおさえに行きましたが…これは王手でも詰めろでもないなあ。ここでまた後手に手番を渡すのか。先手が壁形でさえなければ先手優勢と言いたいところですが、先手玉、けっこうヤバいんじゃないのか?

△47馬
 やばいよ、後手も寄せに来ちゃったよ。でもこれぐらいの寄せだったら…▲58金と弾いておけば、先手玉は堅いんじゃないかい?これは先手勝っただろう、と思ったら…

20140423_69手▲53銀成(69手目)
 うあああ!!羽生さん、受けずに寄せに行ったあああ!!いや、でも、危険すぎるだろう…。金で弾いておけば何でもないのに、本当に先手玉に詰みはないのか?それを読むだけでもとんでもない終盤力だと思いますが、この▲53銀成はどれぐらい速いんだ?ぜ、全然わからん…。ここからの先手の受け、そして一気の寄せは化け物レベルでした。

△69銀▲79銀△65銀
 ▲79銀は見事な受け。いやあ、ぜんぜん思いつきませんでした。しかもこれ、最後の最後になって壁形を解消しちゃったじゃないですか。う~ん、羽生さんと渡辺さんの終盤力って、神がかりなんだよなあ。。しかしさすがは竜王名人、その称号は伊達ではありません。△65銀は△58銀以下の詰めろになってます。これはかろうじて僕にも分かりましたが…ここで手番は羽生さん。

▲64飛
 ま、マジか…後手が詰めろを掛けた手が、先手の詰めろ逃れの詰めろを用意する事になっちゃったのか?いや、先手がこれで詰めろになっているかどうか、全然わからないんですが。。

△76銀
 森内さん、しかし踏み込みます!!さて、本当に先手からの寄せがあるのか…にわかには信じがたいなあ。。

▲42角
 王手、キタ――(o゚∀゚)o ――!!!
いやあ、▲42角から入るのか、ぜんぜん見えなかった。。普通に▲41金△同玉▲61飛成とかだと、寄せきれないんでしょうね、きっと。ここが寄せ将棋と詰め将棋の差なんだよなあ。詰め将棋も頑張ろう(ボソッ)。以下、21手詰めで先手羽生さんの勝利です!!この21手詰めだけでも僕には到底無理、その前の受けの手抜きも僕には無理、さらにこの21手詰めに入る切っ掛けが相手に詰めろを掛けて貰う事で発生させるなんて…ハイレベルすぎて、脳みそが飛び出しそうな終盤術でした。いやあ、羽生さん、森内さん、渡辺さんの将棋はちょっと異次元だわ。。

 さて、これで名人戦は羽生さんの2連勝、ついに念願の羽生さんの揮毫入りの免状が貰えるか?!もし今回貰うと、揮毫は谷川会長、森内竜王、羽生名人になる…ということは?うわ、全員永世名人か?!やばい、そろそろ道場に行くなり大会に出るなりして、段位認定してもらわないといけないかもしれないぞ。。そうだ、俺が段位かどうかが一番の問題だったんだった(→_←)。。

第64回NHK杯 金井恒太 vs 阿部光瑠 (横歩取り)

 最近は仕事に本気モードでして、将棋の時間が削られています。というわけで、NHK杯を久しぶりに見た気がします。清水さんの司会、いいなあ。メッチャ大人です。で、肝心の将棋はというと…なんか、もの凄い事になっていました(笑)。

 金井さんが先手、横歩取りになったんですが、まず先手の駒組みが面白かったです。中住まいでも中原囲いの69玉でも58玉でもなく、▲48銀~▲68玉と囲う展開。ここから▲59金と中原囲いへのシフトは、6筋に玉を逃がしてしまったために、右辺に逃げ込む展開がなさそうでメリットが少なすぎるので、それはなさそう。先手は右銀を攻撃に使おうという構想みたいです。一方の阿部さんは…いやあ、これまたろくに囲いもしないまま攻撃優先。プロの横歩は、森内さんや渡辺さんはけっこう定跡に近い所でしっかり指す印象があるんですが、他の人は恐すぎる順にガシガシ飛び込んでいくので、とても真似できない将棋になっちゃいます。

20140420_38手 で、後手は飛車がうまく捌ければ圧勝という感じでもあるんですが、その飛車が的にされそうでもあって、後手が飛車を捌けるかどうかが序盤のポイントだと思って見ていました。で、38手目の盤面図まで来たのですが、ここでいぶし銀の一着が!

▲83歩△同銀

 し、渋すぎる…。なるほど、もう後手が飛車を安全な所に回すのは無理、恐らく飛車交換になるだろうから、先に後手の陣形を乱しておいてから、交換直後の打ち込みを厳しくしよう…という事かな。いやあ、最近は勉強ばかりで実戦から離れてしまっているので、こういう手が全然見えなくなっちゃってます。。しかし、こんな手を選択できるという事は、何となくではなく、確実に飛車交換になると思っているんでしょうね。やっぱりプロの読みの深さはすごいわ。今すぐどうという訳でもないのですが、後手はこれで形を崩されました。

▲46銀

 乱しておいてから、最初からの構想だった右銀の活用ですね。ここで△85飛でも悪くなさそうだけどなあ…ああ、そうか、▲66角~▲84歩か。で、放置なら▲33角成から角を切って龍を作って先手優勢ですね。これは飛車交換だろうなあ。

△25飛▲同飛△同桂▲28歩

 飛車交換です!…あれ?でも、後手からの△28飛が厳しいから、玉を躱すなり先受けするなり囲うなりしておかないといけないのか。でもここで▲28歩に一手使っているようでは、先手の構想は失敗では?う~ん、この局面、意外と差はないんじゃないんだろうか。

 で、ここからの中盤は、互いが自分の傷をカバーすることが出来ないので、速度計算をしながらの攻め合いの展開に。光瑠さんは形を乱されたところを突かれ、若干押され気味だったのですが、56手目にとんでもない手が飛び出しました!

20140420_55手 △17桂不成

 えええええ~~~~!!!…いやあ、解説の村山さんも絶句してましたが、これはスゴイ手が飛び出しました。なるほど~、これで次に△43角成か。これ、▲58金みたいな受けをしていると、桂を成ってあとはボコボコですね。いやあ、ここは先手、思案のしどころです。しかしさすがは金井さん、ここでいい手を返しました!

▲56角

 いや~、金井さん、冷静です。そうか、こういう受けがあるのか。というか、これは▲83角成も見ているので、攻防手ですね。う~ん、ここは間違えたら大逆転だったと思うのですが、こういう焦る所で正しい応手をキチンと見極められるというのが素晴らしい。むしろこれで先手よしになったんじゃなかろうか。これは見習いたいです。。

 さて、以降の将棋はというと…アマならそれで一巻の終わりみたいなとんでもなく鋭い手を光瑠さんがバシバシ指すんですが、それを金井さんが全部受け切ってしまう、みたいな展開。それだけなら良かったんですが、だんだんこの傾向がエスカレートしていって、光瑠さんは劣勢なので無理気味の手を連発、金井さんは受け手ばかりで、寄せに行けば決まりそうな所でも、全然踏み込まない。挙句、光瑠さんが入玉成功、しかし大駒は全部取られ、今度は金井さんが入玉を目指すという展開になってしまいました。う~ん、序中盤が素晴らしい将棋だっただけに、これは残念。結果は223手(!)にて金井さんの勝ちでしたが、最後は僕が普段指しているような、どっちも寄せられずに相入玉というグダグダな結末となりました(^^;)

 それにしても、光瑠さんが随所で見せた3手1組とか5手1組とかの狙いの筋がメチャクチャに勉強になりました。終盤なんか、光瑠さんの強引な攻めが決まって、後手よしになったんじゃないかと思える局面までありました。なんか、中盤から詰め将棋を見ているような気分ですごかった!これで終盤がグダグダでさえなかったら(^^;)。。

昔の記事に、少しだけ追記しました

 最近、トイレに行くたびに読んでいた『実戦式詰め将棋』があまりに素晴らしかったので、将棋の勉強方法に関する考え方が少し変わってしまいました。というわけで、初段に到達できた時に書いた「結論:初段になる方法」というカテゴリ中の「中級の時にやった中終盤の勉強」という記事に追記を行いました。
 その記事の中で、「詰将棋よりも囲い崩しとか寄せの技法を先に学んだ方がいい」なんて書きました。これは今でもそう思っているのですが、しかし「詰将棋は程々でいい」とまで書いてしまい、これは指し過ぎだったかもと思ったわけです。というわけで、記事の中に「詰め将棋が苦手という人は、いきなり問題を解くんじゃなくって、詰将棋を解く技法が書いてあるこの本を先に読むといいかも」なんていう文章を追加した次第です。

『実戦式詰め将棋 10の手筋で初段になる』 中原誠・監修

JissensikiTsumeShougi.jpg ついに出会ってしまいました、詰め将棋を解く為のマストアイテムに( ̄ー ̄)。詰め将棋が苦手な方には、絶対おススメの一冊です!

 この本ですが、このブログで教えていただきました。詰め将棋の苦手な僕に、僕が解くのに10分ぐらいかかった問題を30秒で解いたという方が、「この本を読んで詰め将棋が解けるようになった」と薦めてくれたわけです(推薦いただいた方、ありがとうございましたm(._.)m)。それだけでも説得力十分だったのですが、この本のサブタイトルである「10の手筋で」という文言に魅かれてしまい、アマゾンで即注文。この「10の手筋」というコンセプトが素晴らしすぎました。

 ずいぶん昔、僕が将棋の勉強を始めたばかりの頃、「終盤の問題集をやるより先に、終盤の教科書を読みたい」なんて書いた事があります。それは、終盤がヘタクソだし、詰め将棋が全然解けなかったから。で、当時辿り着いたのが、『寄せの手筋200』と『佐藤康光の実戦で使える囲いの急所』の2冊。この2冊と『光速の寄せ』は、ヘボながらも何とか段位にまで辿りつく事の出来た僕の終盤力の基礎になっていると思うのですが、しかしこれらは「寄せ」と「囲い崩し」の教科書であって、「即詰め」の教科書ではないんですよね。というわけで、この本、詰め将棋本ではあるんですが、より正確に言うと、詰め将棋を解くため方法が書いてある教科書というのが正しい位置づけなんじゃないかと思います!

 色々と詰め将棋の本をやってきましたが、中でもメインになっているのは浦野さんの『3手詰ハンドブック』とかのシリーズ。あの本を解いていると、解答ページに「玉を危険地帯に誘え」とか「焦点の歩」とか、その詰め将棋問題を解くのに使うテクニックが書いてあります。簡単に言うと、この『実戦式詰め将棋』は、最初にこういう詰め将棋を解くための方程式が10個ほどまとめてあって、この10個を組み合わせる事によって詰め将棋を解こう、というわけです。詰将棋は9級問題から始まり、徐々に難しくなって、最後には初段の11手詰問題になる、という作り。そして、詰め将棋本としては珍しく、すべての問題解き方のヒントが書いてあります。これは、この本が「詰め将棋を解く本」では無く、「詰め将棋の解き方を学ぶ本」だから、という事なんでしょうね。で、解答ページには、方程式の何番を使って解くのかというものも記してあります。いやあ、これは問題を解けるかどうかではなく、問題の解き方を身につけるという意味では、実に良い作りなんじゃないかと。

 で、この作りが功を奏したか、僕は暇を見つけてはこの本を解いていたのですが、既に詰将棋の解き方が今までと変わってきた気がします。要するに、今までは直観と総当たりの組み合わせだった僕の思考回路が、詰み形と方程式と照合しての思考、というようになってきた気がします。今までは寄せ将棋だった僕の終盤に、詰め将棋を持ち込む事が出来る気がしてきました!!気がするだけかもしれませんが(^^;)。。必至を掛けられ、連続王手の即詰みを狙うしかなくなった時に、直観と総当たりで詰みを考えている僕みたいな人にとって、この本は一読の価値があると思います。そんなの当たり前と言えば当たりなのかもしれませんが、この本に出会えなかったら、僕は延々と「考えなくても寄せられるようになるまで、ひたすら詰め将棋を解く」という1000本ノック方式で勉強していた気がする(^^;)。。

 さて、ここまでは良い事ばかり書いてきましたが…この本、注意しなくてはならない所もある気がします。僕が思った点は3つです。

 まず、初版本は誤植が大量にあるそうです。しかもこの本、オンデマンド印刷のようで、改定2版以降も、本には初版なのか2版なのか、何も書いてありません。だから、古本を買う場合、初版かどうかの判断をするのが難しい。ちなみに、僕が買ったのは2008年発行のものでしたが、これは誤植が訂正してありました。古本を買う場合は、初版の可能性がある2005年の版を買うときは、気をつけた方がいいと思います。

 次に、単純に詰め将棋を解きたいという方には、あまり向いていない気がします。理由は、問題が少ないという事と、2~3級ぐらいの実力がある人には簡単すぎると思えるという事。比較でいえば、先に挙げた、浦野さんの書いた詰め将棋の本(例えば『5手詰ハンドブック』あたり)より、この本の11手詰の方が簡単に感じます。あくまで僕の主観ですが…。

 最後に、「10の法則」は、本当に詰め将棋を解くための方程式として考え抜かれたものではなくって、まだ改良の余地があると思える事です。つまり…各自、これをきっかけに、自分なりの方程式を確立してくださいね、というレベルのものなんじゃないかと。例えば、この本に書いてある10の法則の中は、詰め将棋を解くときの有名な格言の全てが入っているわけではありません。例えば「玉を危険地帯に誘う」というのも入っていません。じゃ、この格言を省いても、この本に書いてある10の法則で問題ないかというと…どうにもそうは思えません。詰め将棋の原理というものを何度も考えたことがあるんですが、詰め将棋には幾つかの型があるように思えます。ひとつは両王手、ひとつは邪魔駒の移動/消去、ひとつは玉の誘導、ひとつは退路封鎖、…などなど。寄せでいうところの、下段へ落とすとか、挟撃…みたいなものです。で、これらを実現するために有効な手法(斜めの退路には角を使うとか、空き王手を使って避けた駒で駒を補充するとか…)が幾つかある、という感じなんじゃないかと。この本の「方程式に照応して詰みを見出す」というコンセプトは本当に素晴らしいと思うんですが、この「方程式」の作りがいい加減というか、「10の法則」というと切りがいいからそうしただけなんじゃないかという気がします。法則は並列関係のものばかりじゃないだろうし、並列のものも10じゃ足りないとか、逆に分けてあるけど同じ物のヴァリエーションじゃん、というものもあったりして。。つまり、この本でいう「10の法則」は、羽生さんの『上達するヒント』に書いてある形勢判断の方法とか、谷川さんの『光速の寄せ』の手数計算の方法みたいに、そのまま鵜呑みにしてオッケーの法則じゃないんじゃないかと。「10の法則」は鵜呑みにせず、臨機応変にセルフアレンジすべきものなんでしょうね。格言でいえば、浦野さんの『ハンドブック』シリーズの解答などにもいい事がたくさん書いてあるので、それらも全部自分の中でアレンジして、この本のコンセプトとなっている「詰将棋を解くための方程式化」にまとめていければ、詰め将棋を解くための思考様式と具体的な詰み形の記憶を確立できるんじゃないかという気がしました。

 でも、気になったのはこれぐらいのもので、詰め将棋が苦手という方には、これはマストアイテムなんじゃないかと。浦野さんのハンドブックがスラスラと解ける人には不要の本かと思いますが、詰め将棋が苦手な人には救いの1冊、これは素晴らしい本だと思いました!僕が悩んできた「詰将棋が苦手」という問題を解決する糸口が、はじめて見つかった気がします。ああ、もう少し早くこの本に出会っていたら…。。




第3回電王戦 第5局 屋敷伸之 vs ポナンザ (横歩取り)

 すごく楽しみにしていた仕事がありました。それが、昨日の午前中にいきなり電話が掛かってきて「今日やっちゃいませんか?」という事になり、急きょ仕事に。おかげで、電王戦は局面をチラ見しただけ。仕事終了後も西洋思想史・任侠映画・遺伝子の螺旋構造など、色々な話になって盛り上がってしまって、はしご酒。昨日の稼ぎは、昨日のうちに使っちゃった感じです(^^;)。

 な~んて具合で、二日酔いで若干気持ち悪い状態の今ですが、電王戦の棋譜を追っています。第3局に続いて、横歩取りの後手でソフトは△62玉の玉あがり。ソフトはこれを最善と考えているのか。これはビックリです。対する先手の屋敷さんは飛車を引かずに青野流。で、後手は玉の位置が右辺に行ってしまって中央の歩の防御ラインの支えがないので銀をあがり、屋敷さんは9筋の端歩を突き越したところで27手目。ここからの後手のソフトの構想がもの凄かったです。

20140412_27手△26歩▲38銀△44歩

 △26歩▲38銀の交換は、後手の準備工作といった感じですが、これがそれほど鋭い手とも思えませんでした。しかし次の△44歩がいやらしい。これで先手飛車はメチャクチャ狭くなりました。これがあるから青野流は指したくないんだよなあ。。こうなると後手は飛車を寄せに来るか、最悪でも飛車交換にという狙いなんでしょうね。で、今の玉形で飛車交換になった時にどちらが嫌なのかというと…先手の▲41飛がどれぐらい厳しいかという事なんでしょうが、△26歩の利かせまで入れてある△28飛とか、香の吊り上げからの打ち込みの筋まである後手の方が鋭そうに見えるなあ。

▲66角△85飛▲87歩△43金▲77桂△15飛▲16歩
 このあたりは互いに飛車を的にしあった感じ。

△34金▲15歩
 これで飛車交換成立です。問題は、ここで手番が後手であるという事。仮に先手の手番でも、先手苦しいんじゃないかと思えるぐらいなんですが…

20140412_44手
△27歩成▲同銀△29飛▲38銀△19飛成(44手目盤面図)
 後手が先制、後手は香得の上に龍を作りました。いやあ、これは流石に後手よしでしょう。今のソフトって、大局観もここまで来ているのか。。これは想像以上でした。

 しかし、ここで手番が先手に移って、屋敷さんの反撃です!ここからの反撃がさすがはプロという感じでした。

▲74歩
 ▲74歩を手抜いて△64香と反撃するとどうなるか、なんていうのを昨日の中継で佐藤康光さんが解説していましたが、仕事の準備に忙しくってよく聞いてませんでした(^^;)。しかし、それもなかなか先手厳しそうな手に見えたんですが(悲観的すぎますかね?)…

△同歩▲55角
 お、同歩と取るのか。取って大丈夫なら、まあ自然な一手だよな…と思ったら、屋敷さんの▲55角が素晴らしい。な、なるほど~、屋敷さんの狙いが分かったぞ( ̄ー ̄)。

△82歩
 後手は△82歩と受けないと馬を作られてヤバいので、攻め合い勝ちできる筋でもない限りは受けるのが自然なんでしょうね。しかし受けたら、屋敷さんの狙いが決まっちゃうんじゃないか?

▲25桂
 キタ~!!決まりました!これで角と龍の両取り、屋敷さん、大逆転だああっ!!!と思ったのですが、以降の指し手を見ると、意外とこれで釣り合っている感じなのか。いやあ、今回の電王戦は、どの局も形勢判断が難しすぎます。アマチュアではとてもついていけない。。

 さて、以降の中盤戦は、屋敷さんもソフトも、かなり難解な指し回しの連続。ちょっと僕にはついていけない感じでした。普通に△同○で良さそうな所でひねった手を指して見たり、詰めろをかければよくなるように見える局面で、えらく難解な指し回しをしたり。いくらなんでも僕みたいなアマより深く読んでいる筈なので、なんか10手先とかぐらいにマズい変化があったりするんでしょうね。というわけで、アマチュアが見たら「???」という手の連続。訳が分かりません。解説が聞きたい…。

20140412_87手 中終盤で興味深かったのは、後手のソフトが先手玉を寄せに行って逃がしてしまったところ。いやあ、寄せ合いになっての無理寄せならともかく、優勢の局面で強引に寄せに行って逃がすというのはすごく恥ずかしい事だと思うんですが、こういうミスをトーナメント1位のソフトがやるのか。。盤面図は87手目、その前までの後手の寄せもかなり強引で、「うおお、ここから寄せられるのか?!ぜんぜん順が分からんぞ…ソフトってすげえな」なんて思っていたのですが、なんと何のひねりもないままに寄せられないという事態に。これはアマ7級位の将棋だわ(^^;)。それならそれで△96歩と待ち駒一発入れて先手玉を危険にしておけば、先手は金駒も香も飛車も渡しにくくなるので、単に有利なばかりか先手に攻めの制約までかけられると思ったのですが…

△79銀
 …う~ん、少なくとも現時点では、羽生さんや森内さんや渡辺さんの方がソフトより強いんだろうな、と思わされる一着でした。これ、上に逃がしてから歩で叩いて頭を押さえたとしても、決める駒がないですよね。また、そんな事をして歩切れになったら、一体どうするんでしょうか…。結局、ソフトは先手玉を広い場所に逃がしてしまい、更に寄りもしないのに歩を使い切り、あげく屋敷さんに手番を渡してしまうという大失態。将棋みたいな如何にもプログラムが大得意のゲームですら、いいプログラムを完成させるというのは簡単ではないんだな、と思わされるシーンでした。

20140412_102手 一方の屋敷さんの方もチャンスを逃したように見えた局面がありました。いや、アマの僕が思う程度の事ですから、本当にそうかどうかは分からないんですが。先ほどのソフトの大失態で屋敷さんが大反撃、後手玉を寄せに行ったのですが…。盤面図は102手目、後手からの寄せで恐そうなのは△59角成でしょうか、それでも2手空きなので、先手は連続王手でなくて詰めろで十分、それどころか詰めろにならなくても先手玉を狭くするだけでも相当に有利なんじゃないかと。第一感では、唯一の後手玉の守り駒の金を外しに行けばさすがに先手よしなんじゃないかと。香があれば簡単だったのかな?しかし香が無くても▲66歩程度の軽手ぐらいで、後手からすればすこぶる厳しいように見えたんですが…

▲81成香△83歩
 いやあ、▲81成香は強い人ならではの緩手という感じ。弱い人なら、むしろこういう間違えはしないんじゃないかと思いました。後手からの厳しい手がないと見ての銀の補充を狙ったんですよね、きっと。それって、読み切っているという確信があるが故の指し手に見えます。しかし、次の△83歩が予想外の手で、これが意外に厳しかった、という感じでしょうか。たしかに、ここで△83歩は見えないなあ…。リアルタイムで見ていなかったので分かりませんが、もしかして持ち時間を使い切っていたとか、そういう事なのかもしれません。▲66歩なんて全然ダメな手なのかも知れませんが、他にもなにかありそうな局面だったので、ここは勝ちを逃がしてしまった一着に思えてしまいました。勿体ない…。結果、130手にて後手のポナンザの勝ち。屋敷さん、これは悔やまれる負け方だったのではないでしょうか。
 前局と違い、中盤で難解な指し手の多い将棋だったので、これはプロの解説を聴いてみたかったです。横歩の野月さん、超強豪の渡辺さんに佐藤康光さんに深浦さんのA級棋士3名、関西では糸谷さんなど、相当な強豪が解説をしていたようなので、放送を見たかったなあ。

第72期名人戦 第1局 森内俊之 vs 羽生善治 (相掛かり)

 ついに来ました、名人戦!僕が初段を目指した動機のひとつは、羽生さんの揮毫の入った免状が欲しかったから。挫折しそうになった事も何度かありましたが、なんとか段位までこぎ着けたので、あとは羽生さんが名人になるのを待つばかり(* ̄ー ̄)。。たのむ、先勝して幸先良いスタートを決めてくれ!!
 先手は森内さん、戦型は…相掛かりか。勉強の追いついていない戦型なので、まったく分かりません。しかし、勉強ノートとして観戦記をつけているんだから、知らない将棋が見られるというのは嬉しい事なのかも(^^)。よし、今回は、相掛かりの駒組みの基本と、先手と後手の狙い筋の幾つかぐらいは覚える、という事を観戦の目的にしよう(^^)。

20140408_24手  盤面図は24手目、序盤の駒組みの途中段階といったところです。先手は引き飛車からの棒銀、後手は9筋の端歩をはやめに突いてから浮き飛車で△52玉。最近の相掛かりはこれが基本みたいだから、この形は丸暗記だな。。しかし、気をつけた方が良さそうな所があって…この部分だけ見れば、去年の名人戦▲羽生-△森内戦とか、ついこの間の王将戦なんかと同じなんですが、後手の銀が72まであがれていない事。これは後手が9筋の端歩を突き越す事に手を回した為。後手が9筋の端歩をはやめに突く理由は▲羽生-△渡辺の王将戦第2局で勉強したんですが、しかし突き越した形いうのは見た記憶がありません。なんか、この歩の突き越しと銀の立ち上がりの遅さが勝敗に絡みそうな気がするなあ。ここで先手の森内さんは…

▲66歩

 角道を止めて、角交換からの激しい将棋になる事を拒否。なるほど、ここを戦場にしなければ、右銀を進出できている先手が先着できそうですね。しかし、先手後手とも、玉型はどういう風にするんでしょうか。相掛かりで一番知りたいのはそこなんです。

△86歩▲同歩△同飛▲77金

 お、▲66歩を見て、羽生さんが再度8筋を突っかけました。いやあ、いいか悪いかはともかく、少しでもぼんやりした手を見ると、羽生さんって絶対咎めに来るなあ。ほとんどの棋士はそれでやられてしまいますが、森内さんはそれを受け切っちゃうからちょっとドキドキ。。羽生さんの狙いは76の横歩取りだと思うんですが、さすがは森内さん、▲77金として横歩すら取らせません。しかし▲77金って、あんまりいい形じゃないですよね。後手は端歩も詰めた事だし、これで先手の角を捌きにくくしたという事で、いちおうこの戦場ではポイントをあげたことになりました。これで飛車を84にでも引いて、横歩取りの将棋みたいに先手の棒銀の進出を止めておけば、後手としては不満なしかな。…と思っていたら、羽生さんがとんでもない手を指しました!

20140408_30手△87歩 (30手目盤面図)

 ええええ~~ w(゚д゚* )w!!飛車を捨てるのか?!!いやあ、いくらなんでもこんな序盤から踏み込みすぎだろう…。羽生さん、過激すぎます。こんな順、考えすらしませんでした。しかしこれ、どうなるんだろうか。森内さん、お茶飲んだりトイレに行ったりソワソワ。きっと予想外だったんだろうな( ̄ー ̄)。

▲86金△88歩成▲同銀△66角

 これで飛車角交換、ここまでは一本道かと思いますが、ここでも先手の選択肢は2つしかないように見えます。88の銀と57角成を同時に受けるには▲67飛打か▲87飛打しかありません。どっちが得かはよく分かりませんが、さすがに他の手はない…と思います(チョット自信ナシ)。

▲67飛

 そうですよねえ。しかしこの飛車…攻防手になってないかい?羽生さんの急戦はガッチリ弾かれただけでなく、先手に先制の機会を与えただけに見えるんですが…

△22角▲75歩△72金▲45銀△35歩▲66歩

 いやあ、森内さんの▲75歩は、プロじゃないととても指せないような凄い手だと思うんですが(左の飛車を8筋に振る狙いは理解できるんですが、もうひとつの狙いは「△3五歩▲同銀△3六歩▲同歩△6四角を消すこと」だそうで。こんなの読めません(^^;))、しかし▲45銀をするりと躱した羽生さんの△35歩も凄い手だな。ふつう、こういう時って受けるものなんじゃないのか。危険を冒してでも羽生さんが角道を止めなかったもので、森内さんは危険と見たか、再度後手の角道を止める▲66歩を放ちました。これは自分の飛車道も止める事にはなるんでしょうが、一方で羽生さんの唯一の攻め筋を消したようにも思えました。さすがにこれは先手十分じゃないかと思っていたら…先手持ちは田中寅さんぐらいで、糸谷さんをはじめとした多くのプロがなんと後手持ち。理由は先手がまとめにくい形だからという事です。ま、マジか…形勢判断って難しいな。。

 しかし、いくら先手がまとめにくいと言っても、後手からの攻め筋が全く分かりません(・ω・)。そして…これは相掛かりの定跡勉強には既にならないんだろうなあ(^^;)。

◆◆◆◆◆◆

 なーんて言っている間に、2日目の昼になりました!僕はこれから仕事なので、夜まで見る事が出来ませんが…メチャクチャ面白い将棋になってるぞ。。形勢だけ見ようと思っただけだったんですが、そのほんの数分の間にサクサク進みます!羽生さんの猛攻vs森内さんのカウンターという感じで、このパワーバランスが作ったように良く出来ている!いやあ、昨日の終了時点では森内さんの方が良いんじゃないかと思っていたんですが、これは羽生さんの方が指せているんじゃなかろうか?しかし、あの状態から攻めの体勢を作るというだけでも信じられません…。羽生さん、化け物です。面白すぎて、仕事休んで見ていたいけど…それはイカン。行ってきます!!

◆◆◆◆◆◆

 ダッシュで帰ってきました!!…うおおお!なんだこの将棋は!!細い細い攻めを繋ぎまくる羽生3冠に、何とかそれを切らしにかかる森内竜王名人。あの△87歩の踏み込みから延々90手以上、9時間もこの攻防を続けていたのか…。なんという中盤戦、いかにも切れそうなところから攻め手をひねり出し続ける羽生さんの構想力も物凄いですが、それを間違えずに受け続ける森内さんの読み力も凄い。こんな乱戦模様の将棋で、均衡を保ち続けるとは…。今期早々にして、これは大名局じゃないでしょうか
 また、120手目近くになって遂に均衡が破れ、寄せへと踏み込まれてからの終盤の森内さんの粘りが見事。一瞬で寄っちゃいそうに見えたんですが、諦める事なく見事な受けの連発!170手を超えても玉を寄せさせず、連続王手を逃れ、詰めろにはさせても必至にはさせません。それどころか、1手でも羽生さんが手を空けると、何度となく反撃を試みます。ああ…この執念に、見ていて涙が出て来てしまった…。しかし、必至の反撃も、とうとう力尽きました。178手にて、挑戦者羽生3冠の勝利です!!

 名人戦の第1局は、将棋界最高峰の対決らしい、もの凄い一戦でした。あまりにハイレベルすぎて、僕はまったくついて行くことが出来ませんでしたが(^^;ゞ、常人には理解できない戦いであればこその名人戦なんでしょうね。これは、名人戦の歴史に残る名局ではないでしょうか。また、後手番の初戦をブレイクした羽生さん、これはいいスタートを切ったのではないでしょうか!今年の名人戦は、歴史に残る死闘になりそうな気がします。

◆◆◆◆◆◆

20140408_41手 さて、ただいま棋譜を見返しているのですが、やっぱり信じられないのは、手を作る事すら難しそうな後手が、どうやって攻めの手を作り、それを繋げていったのかという所。派手な捨て駒とかではない、この見えない羽生マジックは、41手目あたりからの数手にあったんじゃないかと。この盤面図から、後手番で攻めの手を作れる人がどれぐらいいるだろうか。。
 41手目盤面図は、先手森内さんが、後手羽生さんの唯一の攻め駒であった角の筋を歩の合駒一発で封じ、後手の攻めを完全に切らしたように見えたところ。しかも、この歩は攻守を入れ替える一手でもあって、先手は▲76金~▲87飛で反撃に出られることになります。それを先受けしたかに見えた後手の手が…

△82銀
 で、先手は構想通りに8筋攻めの攻撃態勢を整えて…

▲76金△83銀▲87飛△84歩
 これは後手が受けただけに見えたんですが…

▲56銀△14歩▲77銀
 先手がバラバラだった陣形を整えている間に…

△93桂
 いやあ、これが驚愕の一手!一手というより、△82銀以下、着々と整備していた守りの駒組みが、この桂跳ね一発で攻めの陣形に変わってしまったところがスゴイ。これが、以降最後まで切れる事のなかった後手の攻めの橋頭保になってしまいました。で、まったく手がかりすらないように見えた局面から攻め手をひねり出したこの一連の構想がどのように生まれたかというと…なんか、相手の手に乗りながら自然発生したように見えるんですよね。だって、スッカスカの8筋を先手が狙わなかったら、あの銀あがりは無かったわけですから。いやあ、これは何回見てもマジックだわ。

 というわけで、今回は、目的の相掛かりの定跡の勉強にはイマイチならなかったけれど、中盤での手の作り方の勉強になりました!相手の手に乗りながら、手を作っちゃうわけですね、メモメモ。。攻めと守りに関しては…ハイレベルすぎて、真似するなんて到底不可能。まったく勉強になりませんでした(^^;)。。

第64回NHK杯 松尾歩 vs 中村亮介 (角交換四間飛車)

 郷田さんの初優勝で終わったNHK杯は、今日から新期。初戦に登場は…おおお!升田幸三賞を取った松尾さんじゃないですか!!松尾さんって、定跡書を勉強していると「松尾流」とか「松尾新手」とか、よく名前が出てきます。去年のNHK杯でもいい戦いをしていたし、順位戦の成績もいいし、A級順位戦の最終局での解説も素晴らしかったりで、いいイメージばかり。一方の中村さんははじめてみましたが、去年のNHK杯でも若手が大活躍でしたから、若い人はまったく侮れません。それに、若手を見る事が出来るのもNHK杯の楽しい所ですしね。。

20140406_13手 将棋は…おお!角交換四間飛車だ!!この戦型は全然勉強できていなくって、対処の仕方をひとつしか知らないので、プロの指し方を見てみたい戦型でした。特に知りたかったのは、居飛車側の駒組み。僕は急戦調の振り飛車相手には銀冠に行くようにしているんですが、実際にはどういう駒組みが良いんでしょうか。盤面図あたりまでの駒組みは至って自然というか、これだと居飛車の方がちょっと窮屈な気がします。そして14手目、後手の中村さんは…

△88角成▲同銀

 うおおっ、このタイミングで角交換するのか?!これは手順に銀をあがることが出来るので、居飛車が得した気がしますが、どうなんでしょう。

△22銀▲95歩△33銀

 振り飛車は9筋の歩を突き越され、棺桶美濃になってしまいました。う~ん、こうなるのが分かっていても攻めを急いだ後手にどういう手があるのか、ちょっと見てみたい。△22銀~△33銀は角の打ち込みに対するケアと同時に、場合によっては向かい飛車への変化を見ているのかな?

▲36歩

 これは向かい飛車になった時の銀あがりとか桂跳ねとかの受けを用意した手かな?

△22飛▲46歩

 やっぱり向かい飛車にしました!先手は角の打ち込みがあるのに飛車のコビンを開けた以上、当然▲37銀と守るものと思っていたのですが、松尾さんの指した手はなんと▲46歩!いやあ、壁形を解消して銀冠を急ぐ▲86歩とかなら分かるんですが、▲46歩は狙いがぜんぜん理解できません…。松尾さん、なんか狙ってるな( ̄ー ̄)。

20140406_23手△44銀▲47銀(23手盤面図)

 離れ駒を無くす△52金ぐらいが自然かと思ったんですが、後手は攻めを急ぎました。これは、玉形やら何やらを犠牲にしてまで角交換を急いだ以上、急戦にして先制しないと作戦負けになってしまうという考えかなあ。ここで互いの駒組みが一段落。そしてこの駒組み自体が互いの以降の構想を見事に暗示していました。ここからの将棋が面白かったんですが、特に松尾さんの狙いはちょっと驚きました。

△35歩▲同歩△同銀▲77角

 なるほど、2筋の攻防は銀さえ割り込ませなければ先手は受けやすいので、むしろ3筋の攻めに備えた方がいいという意味での▲46歩~▲47銀だったのかな?よし、これは今度真似してみよう(^^)。攻防戦は3筋で始まったんですが、そこで松尾さんは自陣角の▲77角!!いやあ、これは見事でした。飛車のコビンがあいているのはなにも居飛車側だけじゃなかったんですね。これで後手は銀を動かしにくくなり、飛車筋をずらすなり、合わせの角を放つなり、受けを強要される格好になりました。う~ん、この構想力は見事。さすがプロだ。

 しかし、形勢を悪くしたように見えた中村さんのここからの指し回しが見事!玉型の良さを活かして、大駒の交換を強要して駒を捌き、実は振り飛車の方がいいんじゃないかと思わされるような局面にまで持っていってしまいました。正直のところ、松尾さんの大差勝ちになると思っていたので、この指し回しはすごかったです。若手と言っても、厳しい3段リーグを勝ち抜いてプロ入りした棋士に弱い人なんて一人もいないんだなと痛感。
 結果は101手にて先手松尾さんの勝ちでしたが、後手が勝ってもおかしくない将棋であったんじゃないかと。負けはしましたが、中村亮介さん、素晴らしい棋士でした。それにしても、序盤の構想から中盤の捻じり合いまで、すごく面白い将棋でした(^^)。

第3回電王戦 第4局 ツツカナ vs 森下卓 (矢倉)

 森下さんといえば、はじめて矢倉の勉強をした頃に凄くお世話になった人です。『羽生の頭脳』の矢倉編は、後半はほとんど森下システムについてでしたし、その『羽生の頭脳』で覚えたばかりの手順を変更したのは、ほかでもない森下さん本人の書いた『現代矢倉の思想』を読んだから。この本の第一章は、矢倉指しにとっては今でも必読なんじゃないかと思っています。ちょっとでもいい加減な順の駒組みは全部咎められますからね(^^)。僕の矢倉は相変わらずデタラメ極まりないですが、それでも何とか主力戦法のひとつに出来ているのは、森下さんによる所が少なくないと思っています。ありがとう、森下さん。しかし、僕が将棋の勉強をを始めた頃、もう全盛期を過ぎていたのか、森下さんの将棋を見る事は一度もありませんでした。というわけで、今回は森下さんの将棋を見る事が出来るまたとないチャンスです。森下さん、ガンバレ!!

 さて、将棋は…矢倉だあああ!!森下さん、自分の代名詞の戦型をぶつけてきました!これは真剣勝負だわ。今日は片づけておきたい仕事が色々あったもので、あんまり真面目には見ていられなかったんですが、ちょくちょく見ている限りはもの凄くいい勝負、接戦に見えました。さすがは森下さんの矢倉だと思っていたんですが、しかし森下さんを矢倉で破るんですから、ソフトの強さは驚異的です。矢倉持久戦は捻じり合いになる事が多いので、こうなると読みの深さに優るコンピューターの方が有利という事でしょうか。終盤の△85桂を平然と▲86銀と受けた手とか、最後の寄せの▲14桂の歩頭桂を打ち込みタイミングとか、読みの深さによる裏付けがあるんだろうなという手をバシバシと指してくるのは驚異。局後の藤井さんと行方さんの検討では、「森下さんが違和感のある指し手をしたのは78手目の△58歩成の1手だけだった」と言っていた事からすると、たった一手の緩手(決して悪手とは思えません)でも指すと、もうそれを咎め、二度と逆転を許さないという感じだったのかな。

 しかし、一番すごいと思ったのは、局後の森下さんと塚田さんの会話。盤面もナシに、「あそこは○○歩から…」とか、口頭で指し手をベラベラ言っているだけで「ああ、なるほど」とか「やっぱりそうだったのか」とか、会話してました。おいおい、ある特定の局面や持ち駒をいきなり脳内再生できちゃうのか。う~ん、すごすぎる。。

構想力

 今日は大事な仕事の交渉。僕にとっては、今年で一番重要な日かも知れません。この仕事をまとめられるかどうかで、今年後半の僕の生活がガラッと変わっちゃいます。成功すれば、今年後半は忙しくなる代わりに、僕の人生の目標のひとつが達成できる!!失敗すれば…貧乏で時間も余って、将棋に没頭する毎日が待っています(^^;)。…あれ?じゃ、失敗したらしたでそれなりに楽しい日々になるのか。

20140402.gif 大一番だったので、昨日から作戦を練りまくり、そして約束の1時間も前に現場に到着するという気の入れよう。おかげで、マクドナルドでずっと詰め将棋を解いていました(^^)。ポテトうまい。今日いちばん手こずったのがこの5手詰め問題。この問題のせいで、あやうくミーティングに遅刻しそうになりました(^^;)。いやあ、昔よりはマシですが、それでも詰め将棋が得意とは言えないなあ。でも、詰め将棋が楽しくなっただけでも成果ありかも。

 さて、本譜の交渉の内容は、先方が一度は断ってきた案件を、駒組みを変えてWIN-WINのスキームを描き出して話をまとめる事。即物的な形勢判断ではなくって、先々まで見通した構想力勝負の局面ですね。この局面を打開するために、攻防手を含め、僕は幾つもの用意の一手があったのでした。製造数、それによって変動する製造費、需要見込み、価格設定…盤面での戦場は一カ所ではなく、これを打ち合わせの時間内に纏めきらないといけない。去年の郷田-行方戦(あれ?郷田-中村戦だったか?)で、駒がぶつかっている箇所だけでも7つの戦場があるという将棋がありましたが、なんかあんな感じ。さらに将棋より難しいのは、相手の持ち駒が見えない事。ここは話術だったり、相手と対決姿勢にせずに一緒に問題解決を図るみたいな雰囲気を作ったり…と、盤外戦術まで駆使。打ち合わせ終了時間まで1時間、そこで切れ負けの局面でアタマをフル回転させ、なんとか盤面をまとめる事が出来ました。そして結果は…すぐにOKは貰えませんでしたが、「ああ、これはうまく行きそうですね!」と、まずまずの返答を持って帰ることが出来ました!!勝勢とまではいかないまでも、先手十分~先手よしぐらいには出来た感触。

 僕は専門職寄りの仕事をやっているのですが、交渉がうまいと言っていただける事が結構あります。本職を褒められたことはあんまりないな(^^;)。しかし確かにそれはうなづける話で、将棋を指していても、中盤で構想を立てている時が一番楽しいなあ。ここまではいいんです。問題はですね…僕が詰め将棋が苦手という事。さっきの問題、僕は解くのに10分以上かかったんじゃないかと思います。先日も詰みを逃し、見学していただいていた方に「△62角の打ち込みで必至でしたよ」と言われてしまったばかり(^^;)。僕の人間性は、将棋にそのままあらわれているわけです。
 この将棋仕事は絶対にまとめたいので、詰みま丁寧に指し回したいと思います。寄せきれるかな。

角換わり腰掛け銀、むずかしい

 ただいま進行中の角換わりの勉強は、『これからの角換わり腰掛け銀』まで進んでます。この本に辿り着くまでに、『よくわかる角換わり』『最新棒銀戦法』『羽生の頭脳 角換わり』『長岡研究ノート』と順調に進んできたつもりなんですが…この本だけ、いきなりとんでもなく難しい(・_・、)。いや、説明はすごく分かり易いんですよ。また、章のまとめ方も分かり易い。変化の解説も、手の意味の解説も、文句のつけどころがないというぐらいに素晴らしい。今まで読んできた序盤定跡の本でナンバーワンの完成度かも、というぐらいに素晴らしい。素晴らしいんですが…難しい。これは高段者向けの本なのか、そもそも本がどうこうではなくって相腰掛け銀自体が難しい将棋なのか…じぇんじぇん覚えきれません。
 いやあ、ここまで覚えられない、変化についていけない、というのは初めての経験です。これは、本筋だけに絞って覚えるようにして、あとは指しながら少しずつ身につけて行った方がいいかも知れない。でも、角換わりは拒否される事も多いので、角換わりを指してくれる方がどれぐらいいるかも問題だなあ。

 途中で読むのを止めても問題解決にならないよな…。とにかく最後まで読む事にしよう。判断はそれからだ。しかし、横歩は悪くない戦績だというのに、角換わりにつまずく事になるとは…。。先行き不安、居飛車党で腰掛け銀が指せないというのはヤバいよな。将棋の勉強をはじめて、ついに壁に当たってしまったかもしれません。うう。
プロフィール

ShougiX

Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

新刊棋書
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブログランキング
ブログのランキングサイトに参加してみました。 よかったら、クリックしてくださいね!
QRコード
QR
これまでの訪問者数
アド