竜王戦最終局、99手目▲33桂打ち
昨日の竜王戦があまりに素晴らしい将棋すぎて、翌朝になっても棋譜を何度も眺めています。しかし、分からないのが森内名人が一気に寄せに出た99手目▲33桂。この手の意味が何度見返してもよく分かりませんでした。あまつさえ昨日の観戦記に「あやしい場面が何度かあり」とまで書いてしまうという。 ところが、今日になって屋敷itumonさんのtwitterの物凄い書き込みを発見!「99手目▲3三桂打 ここでしょうね。△同銀▲同桂成...
第26期竜王戦 第5局 渡辺明竜王 vs 森内俊之名人 (矢倉)
第4局までで3勝1敗、はやくも竜王を追い詰めた森内名人。竜王奪取のかかったこの第5局で、先手番です!しかもこの竜王戦、森内さんが相当に押しているように見えます。これは第5局で決まってしまうかも知れないなあ。渡辺竜王からすれば、この後手番を凌げば次は先手番。というわけで、本局が最大の山場となりそうです。この後手番でどの戦型を選ぶかという所も、重要になってくるんじゃないかと思います。 さて、森内名人...
第63期王将戦 挑戦者決定リーグ 羽生善治 vs 久保利明 (石田流)
ただいま絶賛開催中の竜王戦ですが、これがどうにも森内名人の方が1枚上に見えます。このままもし森内名人が竜王位を取ると、森内(名人・竜王)、羽生(棋聖・王位・王座)、渡辺(棋王・王将)という事に。完全なる3強ですね。しかし、9期も連続で竜王位を守ってきた渡辺3冠が竜王位陥落となると…今季の残り2つのタイトルである棋王戦と王将戦が気になります。で、そのどちらも渡辺さんが持っているという。ヘタすると、...
第63回NHK杯 船江恒平vs深浦康市
今日は、NHK杯の前の将棋講座が勉強になりました!タイミングを逃してきたのですが、相掛かり棒銀の受けの勉強をどこかでしたいと思っていたのです。で、棒銀の受け方をはじめて知った次第。いやあ、これは勉強になる。。 さて、本題のNHK杯です。A級棋士がバタバタと消えていく今期のNHK杯。今日登場のA級棋士は深浦さんです。深浦さんは竜王戦でも1組、間違いなくトップ棋士のひとりです。深浦さんの解説を見た事...
やっぱり矢倉はやり直し
昨日の竜王戦は個人的にはショッキングでした。谷川会長から電話があるなんて…じゃなくって、僕が主戦法にしていた先手番矢倉の攻撃術は、後手よしでとっくに結論されていたなんて。しかもそれは「矢倉を指す人ならだれでも知っている」事だそうで。マジで恥ずかしい。。よくこんなので、矢倉を戦ってきたものです。この事実を知った途端に、勝てなくなりそう。 でも、▲25桂がダメなら、どうしたらいいんだろうか。最近やっと...
第26期竜王戦 第4局 渡辺明竜王 vs 森内俊之名人 (相矢倉)
3局続けて5筋交換型の急戦矢倉を更に仕掛けるというとんでもない展開になった竜王戦。連敗だった竜王は、それでも同じ戦型を仕掛けて一本取り返してしまうのだからすごいです。あれで負けていれば、ほとんど終戦という感じだったのに、最後に勝ったのが竜王なものだから、最終的な研究は竜王の方が上のように思えてしまって、1勝2敗の筈がまるで5分のように感じてしまいます。 そして迎えた第4局、初日の駒組みが速い速い...
11ヶ月以降:初段の先にやりたい事
さて、どうにかこうにか初段に辿り着きましたが、将棋の勉強としてはえらく中途半端です。基本的な勉強をひと通り終わらせると初段になるんじゃないかと思っていたのですが、そういう事ではないみたいです。というわけで、級段位関係なく、切りのいいところまでは将棋の勉強を続けたいと思っています。 まず、序盤。矢倉がうろ覚えすぎ。急戦矢倉は棒銀と右四間以外は手つかず。角換わりも手つかず。横歩もようやく始めたばかり...
- 2013.11.18
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第63回NHK杯 大石直嗣 vs 行方尚史 (向かい飛車)
A級棋士やタイトル戦に絡む棋士が続々と消えていく今年のNHK杯。今日は今年からA級に入った行方さんの登場です! 出だしが面白くて、▲76歩△84歩▲16歩。先手の大石さん、変わった指し方だな…と思っていると、角交換を仕掛けてからの向かい飛車。先手番で向かい飛車をやるのか。。そういえば大石さん、ダイレクト向かい飛車の定跡本を書いていたな。もしかして、宣伝のために強引に向かい飛車にしたな( ̄ー ̄)。 しか...
第72期順位戦 B級1組 9回戦
●広瀬章人 vs 豊島将之○両者とも、昇級に大きく絡む大一番は、深夜にまで及ぶ大熱戦!!深夜1時ぐらいまでは追っていたんですが、眠くなって敢え無くダウン。結局、何時まで指してたんだろうか。最後どういう将棋になったのか分かりませんが、豊島さんの勝ち!広瀬さん、ここで叩いておけば単独トップの上に豊島さんを蹴落とせたのですが、これで昇級レースは混戦ムードに。一方の豊島さんは広瀬さんを咎めた上に自身も2敗のまま...
第72期順位戦 A級 5回戦
昨日、渡辺竜王三冠と久保さんのA級順位戦がありました。これでA級5回戦はすべて終了。「史上最強のA級」なんて言われているみたいですが、たしかにもの凄い激戦状態!…ひとりだけとんでもない化け物がいますが(^^;)。○渡辺明 vs 久保利明● 今年はとにかく調子の悪い竜王ですが、この前の竜王戦第3局はもの凄かった!!急戦矢倉のとんでもない研究手といい、解説も森内名人も見えていなかったような難解な終盤での鋭...
10か月:初段 (級位突破の原動力②:普段の勉強と、実践での対局姿勢)
(終盤の勉強:囲い崩しを集中してやる) 大局観と並んで、初段へのブレイクスルーのきっかけになったと思える勉強があります。それが囲い崩し。 将棋を始めてから、終盤の勉強は、詰め将棋→寄せ→駒の手筋、という感じで進めてきたのですが、将棋を何百局も指しているうちに、鋭い寄せを出来るようになる事よりも、まずはしっかりと矢倉や穴熊といった典型的な囲いを寄せ切れた方が良いと思うようになりました。中上級になると、...
- 2013.11.13
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10か月:初段 (級位突破の原動力①:大局観の勉強)
段位に達した時も、勉強の方針は変わりませんでした。序盤定跡と、中終盤の勉強がメイン。しかし、一時的にイレギュラーで集中トレーニングをした項目があります。それが、大局観の勉強でした。これが、半年近く停滞していた中級からのブレイクスルーの原動力に!形勢判断、構想、戦場の選択、玉の安全度、攻めの速度…中上級から初段へのブレイクスルー最大の原因は、大局観の勉強をした点にあったんじゃないかと。他に、囲い崩...
- 2013.11.12
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5~9か月:6~4級前後 (中級の時にやった序盤の勉強)
勉強をはじめて5ヶ月ぐらいで5級になれたので、「5ヶ月で5級なら、6か月で4級、7か月で3級…11ヶ月で初段じゃん!」とか思ったのですが、ここからが実に安定してなくって、2級に届いた事もあれば、8級まで落ちた事もあったり。それから4ヶ月経った9月に書いた日記にも「3~5級ぐらい」とあるので、中級になってから半年弱ほど伸び悩んでいた計算になります。伸び悩んだ理由と、成績が安定しなかった理由は、同じ...
- 2013.11.11
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5~9か月:6~4級前後 (中級の時にやった中終盤の勉強)
中級レベルでやっていた勉強は、低級レベルでやっていた勉強と方針は変わりません。ただし、多少のマイナーチェンジはありました。まず、中終盤の勉強のマイナーチェンジ。中終盤の勉強の軸は詰め将棋だったのですが、これを変更しました。(終盤の勉強:詰将棋から、寄せの参考書に変更) 僕は、詰将棋がとにかく苦手。あまりに出来ないので、「これ、詰将棋の問題を解く以前に、詰将棋を解く為の考え方を先に勉強しなくては話...
- 2013.11.10
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5~9か月:6~4級前後 (中級へのブレイクスルーの理由)
辛かった低級時代を越え、5ヶ月目ぐらいで、とうとう5級前後にブレイクスルーする瞬間が訪れました!これは僕の印象ですが、将棋が強くなるのって、10級、9級、8級…と、だんだん強くなるのではなくて、どこかの段階でいきなり「ドンッ」とブレイクスルーが来る気がします。これは、段位になった時も同じで、僕は2級や1級というのがなくって、いきなりズドンと段になった感じでした。しかし、その前の段階が長かった。。...
- 2013.11.09
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第26期竜王戦 第3局 渡辺明竜王 vs 森内俊之名人 (急戦矢倉 5筋交換型)
挑戦者の森内名人がなんと2連勝。しかも急戦矢倉5筋交換型での往復ビンタという事で、星的にも精神的にも追い込まれた感じのある渡辺竜王。しかも悪い事に、負けるとカド番に追い込まれる事になるこの第3局が後手番。。いや、これは正念場です。 という大事な一局で…なんと三たび急戦矢倉5筋交換型!!うわ、これは森内名人は大歓迎でしょうが、竜王は片意地を張っているようにも見えます。負けっぱなしで終われないという...
0~4ヶ月:10級~7級 (この頃にやった勉強)
僕の場合、将棋の勉強を始めたスタート時点で、スーパーファミコンの将棋ソフト(古っ!)相手にはほとんど負けないぐらいの強さはありました。だから、ネット将棋を初めて指す時は「俺って何級ぐらいなんだろう?さすがに10級という事はないだろうな。7級ぐらいかな?いやいや、もしかすると5級ぐらいあったりして…」なんていう、淡い期待を持っていました。しかし、これが10級の方に手も足も出ず、フルボッコ状態。。最...
- 2013.11.07
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0~4ヶ月:10級~7級 (上達するために重要な事)
「将棋初心者が1年で初段になる!」というお題目で取り組んできた将棋の勉強ですが、正確に言うと、僕は完全な将棋初心者であったわけではありません。将棋の勉強をしたことが無いというだけで、子供の頃に親父に教わって、駒の動かし方は知っていました。指していたのは相掛かりからの棒銀ばかりでしたが(^^)。また、子供の頃に友達と指したり、テレビゲームの将棋なんかもしていました。最後に頭金がいいという知識はあり...
- 2013.11.06
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初段までの過程をまとめておこうかと
僕は2013年の1月から将棋の勉強をはじめて、同年の10月後半ぐらいで段位に達する事が出来ました。いちおう、何十番か段位を保ち続けることが出来たので、初段という事でいいかな、と。段位の基準は、81dojoというネット将棋での成績です。『将棋世界』という雑誌の段位認定では2段ですが、これは自己申告ではないという価値はあると思いますが、評価としては相当な眉唾と思います。持ち時間とかあってのテストなら良さそ...
- 2013.11.05
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初段になった…かも。。
将棋を始めて10か月経ったところで、初段に届いた!!…のかも知れません(^^;ゞ。。「かも知れない」というのは、かなり自信がないからなんですが。。1年で初段というのは、もしかしたら遅いのかも知れませんが、僕自身は自分で立てた目標に間に合ったので、大満足! しかし、僕が自分を段位者だと言いきれない理由は…むかし、ブログに「中級になった!」みたいなことを書いた直後に大連敗、一気に8級まで落ちた経験がある...
横歩取りの対策
石田流対策がひと通り済んだところで、悩ましい問題が。将棋の勉強を始めてから1年が経過するまでに、あと2ヶ月。どう考えても勉強しなければ話にならない序盤定跡は、矢倉の復習、急戦矢倉、角換わり、横歩取りの4つ。しかし残り時間からして、今年中に勉強できるのは、そのうちであとふたつ。もっとも効率の良いのは、どの順なのでしょうか。…う~ん、困りました(笑)。 ネット将棋での勝率が高いくせに、将棋ソフトと指...
- 2013.11.03
- [将棋に強くなる為のプラン]
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第63期王将戦挑戦者決定リーグ戦 羽生善治vs深浦康市
夜は巨人vs楽天の日本シリーズを聴きながら仕事、おかげで夜中まで仕事してます(。_。*))。缶コーヒー買ってきて、王将戦の挑戦者決定リーグの結果を見てみると…うわ、また羽生さん勝ってるよ。例によって、羽生さんが今年に入ってやたらと指している、角換わり相腰掛け銀です。完全に実践を研究の場にしてるわ。。しかし、終盤の指し手が凄すぎて、まったく理解できん。。 これで3戦全勝、はやくもモテさんとのマッチレースの気...
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