「1年で初段」の目標そのままに、過程というものを…
最近、ネット将棋をやってません。やったところで、現状の実力では、大体4~5級あたりをウロウロするばかりだろうなと思えてきてしまったからです。その上に行くには、指すよりも先にやらなきゃいけない事がある、と。 こういう書き方をすると、辛い壁に当たったんじゃないかとか、将棋がつまらなくなって来たんじゃないかと思われるかもしれませんが、実際にはむしろその逆。序盤の定跡をもっと知りたいと思うようになり、手...
第54期王位戦 第3局 羽生善治vs行方尚史 (矢倉)
今年の頭から、居飛車で矢倉を指せるようになる事を目標に始めた将棋の勉強ですが、対四間飛車や対中飛車などの対策に迫られて紆余曲折。ようやく7ヶ月目になって、念願の矢倉の勉強に入りました。しかし、矢倉って分岐がやたら多い。更に、急戦対策はまた別に勉強しないといけない感じみたいです。矢倉って、こんなに難しいものだったのか(;Д;)。しかも、矢倉の勉強を始めたというのに、プロの棋戦は角交換相腰掛け銀、横歩...
第26期竜王戦決勝トーナメント 山崎隆之vs永瀬拓矢 (角換わり 腰掛け銀vs早繰り銀)
渡辺竜王への挑戦をかけた竜王戦の決勝トーナメント、右の山は森内さんに決まりましたが、左の山はまだまだこれから。今日の山崎vs永瀬戦は、4組から6組というフレッシュな顔ぶれの代表を決める戦いという感じでした。 将棋は先手の永瀬さんの誘いに山崎さんが乗る形での角交換。しかし、ここからが違いました。永瀬さんは例によって腰掛け銀にしたんですが、山崎さんは…早繰り銀です!いやあ、プロではもう腰掛け銀以外は結...
羽生vs佐藤康の大熱戦など、最近の順位戦
夏場になって、急に仕事が忙しくなってきました。将棋の勉強をするのも、移動中に寄せの問題をちょっとやるぐらいで精一杯。昨日は、順位戦がずっと気になっていたのですが、帰ってくるなり疲れ果てて寝てしまいました。。 さて、昨日の順位戦は、羽生vs佐藤と、郷田vs渡辺という好カードでした!とくに羽生vs佐藤は、どちらの棋士にとっても、2戦目にしてはやくも前半の山場なんじゃないかと。○羽生善治 vs 佐藤康光● 佐藤さ...
第54期王位戦 第2局 羽生善治vs行方尚史 (矢倉中飛車)
行方さんが先手となった王位戦第2局は…矢倉です!いま、中飛車対策の勉強が一段落して、矢倉の勉強を再開したばかりなので、矢倉の観戦を楽しみにしていたのです。そして、序盤の駒組みですでにいろいろと駈け引きがあり、急戦矢倉に突入!…急戦矢倉か。はやく『変わりゆく現代将棋』読まないと。。 後手の羽生さんは右銀を53に繰り出し、矢倉中飛車へ。急戦矢倉って、だいたいどのパターンも後手の方が指しやすくないですか...
第61期王座戦 挑戦者決定戦 郷田真隆vs中村太地 (角換わり 相腰掛け銀)
羽生王座への挑戦を賭けた、郷田さんと中村さんの挑戦者決定戦。今日は仕事が忙しくて、日中に少し途中経過を見た程度。その時は、またまた手損なしの角換わりからの相腰掛銀みたいになってました。なんか、最近のプロの将棋は角換わりと横歩取りしか見ていないような気が。。同じ勉強していない戦型でも、横歩取りの方がまだ分かり易いです。角換わりは、何回見てもえらく複雑で、私には難しすぎ。難しくて理解できないので、つ...
「位取り」について
序盤の勉強をしないと、最初から大差をつけられて、チャンスすらないまま負かされてしまいます。これは、はじめてネット将棋をした時に痛いほど思い知らされました。 そして、終盤の寄せと並んで、序盤の勉強を一生懸命し始めました。序盤の勉強というのは、ある程度まとまった時間がないと進めにくいので、社会人としてはなかなか大変。でも、「うわっ、そんな手があるのか!」という驚きの連続で、苦であるどころか、楽しくて...
最近のプロの棋戦
ここ半月ぐらい仕事が忙しくて、羽生さん以外のプロの将棋をあんまりチェックできていませんでした。で、どうなっているのかなと思って調べてみると…うわ、色々とあったんですね!現状が分からなくなってきたので、自分のためにちょっとまとめておこう。(順位戦)●深浦康市 vs 行方尚史● まずはA級。行方さん、絶好調!40前にして初のタイトル挑戦もそうですが、B1からとうとうA級にあがった今期順位戦も、これで2連勝...
『中飛車の基本 ゴキゲン中飛車編』(鈴木大介・著)
ネット将棋での中飛車対策として、村山慈明著『ゴキゲン中飛車の急所』に続いて読んでいた本が、鈴木大介さんの書いたこの本です。扱っている内容が村山本と重なっていたので買うまでもないと思い、図書館で借りてました。サックリ読んで、違う変化のところだけ勉強しようという魂胆だったのです。しかし甘かった。。基本局面を過ぎると、違う変化のオンパレードです(゚д゙)。そんなわけで、図書館の貸し出し期限の2週間では半分...
第26期竜王戦決勝トーナメント準決勝 森内名人vs羽生三冠 (角換わり 相腰掛け銀)
「がんばって将棋初段を目指すページ!」のはずなのに、将棋観戦記みたいになってきました(^^;ゞイヤァ。。まあでも、解説つきの将棋観戦は、ものすごく勉強になるからいいか。。 この将棋、羽生さんの先手、角換わりで始まりました。また相腰掛け銀になるのかな…と思ったらやっぱり相腰掛け銀。ん、棋譜中継の解説になんか書いてあるぞ…「手損のない角換わりでは後手の対策が確立されているため、相腰掛け銀以外が指されるこ...
第84期棋聖戦 第4局 羽生棋聖三冠 vs 渡辺竜王三冠 (横歩取り)
プロ棋士は、強い棋士でも1か月間まるまる対局がない日もあると聞いたことがあります。いい職業だなあ、なんて思っていたんですが…羽生さんの日程にビックリです。・7/17:棋聖戦 第4局(vs渡辺明)・7/19:竜王戦 決勝トーナメント(vs森内)・7/21:達人戦(vs加藤一二三)・7/23~24:王位戦 第2局(vs行方)・7/26:順位戦(vs佐藤康光)・7/29~30日:王位戦 第3局(vs行方) 過密スケジュールの上、対戦相手がA級棋士...
第63回NHK杯 高崎一生 vs 飯塚祐紀 (ゴキゲン中飛車)
村山慈明さんの『ゴキゲン中飛車の急所』を読み終わった後に何をしていたかというと、鈴木大介さんの『中飛車の基本 ゴキゲン中飛車編』を読んでいました。違う変化が出ている事(といっても途中で合流したりする)と、おさらいにもなって良いと思って。1冊読み終わったとはいえ、ネット将棋で中飛車相手に勝てるとは思えなかったというのが大きかったのです。 今日のNHK杯ですが、見るのをやめようと思っていました。休日で...
第54期王位戦 第1局 羽生善治王位3冠 vs 行方尚史 (角換わり)
少し前の記事に書いた行方8段、40を前にして、初のタイトル挑戦です!私は羽生さんがプロ棋士の中で一番好きなんですが、この王位戦はどちらも応援という気分です。羽生さんが先手、将棋は角換わり。お互いに守るという事をせず、ノーガードの殴り合い!!なんじゃこりゃ、子供の頃に父ちゃんと指していた将棋みたいだ!! 角換わりも勉強できていないので、プロの解説を読みながら、1手ずつ覚えようと見ていたのですが…プ...
加筆修正しました
少し前に書いた、村山慈明さんの『ゴキゲン中飛車の急所』の記事ですが、全部読み終わったので加筆修正しました。以下のページです。http://shougix.blog.fc2.com/blog-entry-53.html 読み終わってみての感想ですが、読むのに少し苦労しましたが、これはいい本です!というか、私があまりに無知なものだから、手筋本は、どれを読んでも「おお!すげえっ!!」って思っちゃうだけなのかもしれませんが(^^;ゞイヤァ この前、図...
第63回 NHK杯 糸谷哲郎 vs 船江恒平
糸谷さんは大学の大学院で哲学を専攻しながらプロ棋士をしているという、変わり種な人です。若手の超強豪ということで、角交換の勉強のために、糸谷さんが書いたという『現代将棋の思想~一手損角換わり編~』を買ったのも、その触れ込みがあったからでした。一方の船江さんは、電王戦で初めて知って、詰将棋のスペシャリスト(なんか、詰将棋のタイトルも持っているらしいです)という事と、真剣に取り組んでいる人独特の精悍な...
第84期棋聖戦 第3局 羽生棋聖三冠vs渡辺竜王三冠 (角換わり 相腰掛け銀)
今日は土曜日。仕事場でのんびりと雑務を片付けながら、ぼんやりとプロ将棋のスケジュールをチェックしていると…おおっ、今日は棋聖戦の第3局じゃないですか!ニコニコ生放送でも中継しているみたいですが、仕事をしながらなので、中継サイトと繋ぎっぱなしにして仕事をしていました。土曜日に棋戦をやってくれるのって、一番うれしいです。あと、見る側の都合だけでいえば、1日制のほうがやっぱりうれしいなあ。 タイトルホ...
竜王戦 決勝トーナメント 3試合
今週は、竜王戦の決勝トーナメント3試合が行われてました。○羽生善治 vs 小林裕士● 小林裕さんという方、存じあげていなかったんですが、竜王戦2組での成績を見ると…木村一基、畠山、松尾、豊島と倒しての優勝。これはすごい!!ちなみに2組には、ほかにも高橋道雄、屋敷、行方、鈴木大介という強豪がわんさかいる山です。これはもしかすると、小林伝説の始まりか?!…と思ったら、さすがは羽生さん、強すぎです。ものすごい...
行方尚史
5月末に、羽生三冠の王位への挑戦権をかけて行われた佐藤康光9段vs行方尚史8段。どちらも全勝という文句なしの戦いで、意外にも勝利したのは格下・行方さんの方でした。すごく興味がある人だったのですが、将棋を見始めてまだ半年の私は、恐らく棋譜すら見た事のない状態。そう思っていたところに、最新号の『将棋世界』にインタビューが載っていました。パラパラと流し読みだけするつもりが、読んでいるうちに感動してしまい...
中級になってから思った戦型別対策
いま、自分なりに進めてきた序盤の勉強方法に疑問を感じ始めています。理由はふたつです。ひとつは、対戦成績がみるみる下がってきていること。もうひとつは、最初に予定していた戦型の勉強だけでは、初段になるには全く足りないんじゃないかと思えてきたことです。 まず、序盤の戦型別の勉強の前に、反省点が。きっと序盤の手筋は、中盤をどう戦って優位に進めるかという見通しを理解しながら勉強する必要があるんじゃないかと...
- 2013.07.04
- [将棋に強くなる為のプラン]
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ソフト指しをする人の心理を考えてみる
ネット将棋で、なぜソフトに頼って指す人がいるのか、という話です。 良いにつけ悪いにつけ、人間なんだから多少のマナー云々はしょうがないと思います。勝ってうれしい、負けて悔しいのはお互い様ですしね。しかしカンニングは、そういう問題ではないと思います。カンニングは、根本的にダメなんじゃないかと。 81dojoは、他のソフトを立ち上げると、名前の色が変わるようになっているみたいです。これは、将棋ソフトを使った...
色々な対戦相手の方々
81dojoというところでネット将棋を始めて約半年、これまでに色々な人に出会いました。今日は、ちょっとそんな話を。。・アメリカの方々: 概ね、社会性が高いというか、コミュニケーション能力が高いと感じます。相手を決して嫌な気分にさせない話し方をするし、挨拶もしっかりしている。日本人はモラルがあるとかマナーがいいなんて言われますが、日本人よりもよほどマナーのしっかりした方々だと思います。コミュニケーション...
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