第30期竜王戦 1組ランキング戦 3位決定戦 丸山忠久 vs 糸谷哲郎 (角換わり)

 竜王戦の1組ランキング戦、3位決定戦は前竜王と前期竜王挑戦者の対戦となりました!順位戦やら他棋戦やら年齢やらを考えると、今は糸谷さんの方が強いと思うのですが、竜王戦の丸山さんは強いですからね。また、糸谷さんの早指しに翻弄されてきた上位棋士たちも、最近は中盤で時間を使いすぎずにじっと無難な手を指し続けて糸谷さんが勝手にこけるのを待つようになってきた印象があります。結果、やっぱり糸谷さんがコケて丸山さんの勝ち。糸谷さん、またしても長時間を余らせての敗戦。今度は2時間半以上残したのか、もったいない…。。

 さて、これで竜王戦1組からの本戦出場者が、羽生さん、松尾さん、丸山さん、久保さんで決定。それにしても竜王戦のシステムはムズカシイです。トーナメント形式で2敗敗退システムの採用はすごく良いと思うんですが、糸谷さんに負けて敗者復活枠に回った久保さんが本戦出場で、糸谷さんが本戦に出れないというのも、2敗敗退システム上そうだといわれても、なんとなく釈然としません。実際のところ、糸谷さんが負けた相手は三冠羽生さんと前期挑戦者&現名人を倒して勝ち上がった丸山さん、糸谷さんに負けた久保さんが4位決定戦で戦ったのは郷田さんと阿部健さん。う~ん、両者を天秤にかけたら…つまり、3位決定戦に敗れた人が、本戦出場枠の4位決定戦の枠に入っていない所に不具合があるのかな?3&4位の順位のつけ方に問題があるというか、もっとうまい方法がある気が・・・。また、本戦まで考えると、1組無敗のトップ通過の人だけ、1敗目で敗退だったりもします。こういう事があるので、竜王戦はなんとなく「ここで勝たない方がいいんでは?」とか「2組に落ちておいて2組で1位になる方が楽なんじゃないか」みたいに考えてしまう事があります。
 とはいえ、竜王戦本戦は、僕がプロ将棋の中で一番面白いと思っているトーナメント。今期は6組から藤井聡太さんがあがってくるかもしれませんし、まだ佐々木勇気さんも斎藤慎太郎さんも勝ち残ってますし、名人挑戦中の稲葉さんとここのところ絶好調の佐藤康光さんも本戦出場を決めてますし、今から楽しみ。マジで聡太伝説の始まりになったりして(^^;)。

第67回NHK杯 加藤桃子 vs 近藤誠也 (角換わり)

 連休最終日ですが、僕は家で仕事です(T_T)。仕方ない、NHK杯でも横目で見ながらがんばろう。。しかし解説の佐藤紳哉さん、ズラが露骨すぎて一瞬誰だか分らなかったよ(^ㇿ^;)。

 今日は近藤誠也さんでした。話題の若手強豪がどれぐらい強いのか楽しみだったんですが、奨励会員&女流タイトルホルダーの加藤さんでもまったく適いませんでした。それにしても、角のラインを活かしての歩頭桂とか、質駒の作り方とか、根元の桂を食いちぎるタイミングとか、王手飛車の筋を見せながらの手作りとか、今日は色んな手筋の勉強になりました。というか、指されてみれば当たり前の手がなかなか見えない自分が悔しいっす(T_T)。。しかし▲68桂成はさすがでした…なるほどなあ。近藤誠也さんですが、次の竜王戦6組ランキング戦の藤井聡太戦が楽しみです。藤井さんからすると、ここが最初の難関な気がするんですよね。。


藤井聡太炎の七番勝負 第7局 藤井聡太 vs 羽生善治 (角換わり▲45桂速攻)

 藤井聡太さんの炎の7番勝負、ラストは最強棋士・羽生さんとの戦いです!振り駒の結果は藤井さん先手、7局中6局で先手か、持ってるな(^^)。

20170423藤井7番勝負-7_藤井vs羽生_角換31手 将棋は角換わり▲45桂ポン、波紋を呼んだ去年のA級順位戦▲三浦-△渡辺戦で飛び出して以降、流行している手です。31手目盤面図はその将棋とまったく同一局面、この前やっていた棋聖戦の決勝トーナメントの▲糸谷-△佐藤康戦も同じだった気がします(あれ?1筋の歩を突きあっていなかったかも…忘れちゃった^^;)。。▲三浦-△渡辺戦では、渡辺さんがここで△45歩と突いたところで▲71角の返し技。以下、△72飛▲53桂歩成の王手△51玉▲61桂成△同玉▲44角成と進んで、先手桂損ながら馬を作る展開。どうもこれが後手にとってまずい展開みたいで、後手がこうさせない指し回しをする事が多くて、本局は…

△42角
 これが最近の受けの流行みたいで、ここからは…

▲34飛△23銀▲35飛△44歩▲71角
 やっぱり71への角打ちがこのポン桂の狙いなんですね、これが意外と嫌ですね…

△72飛▲53桂成△同金▲同角成△同角
 これで金と角桂の二枚替え、後手の駒得。

20170423藤井7番勝負-7_藤井vs羽生_角換45手▲85飛△82歩▲25飛(45手目盤面図)
 1筋の歩の突きあいを除けば、ここまではこの前の▲糸谷-△佐藤康戦と同一の展開。というわけで、ここまでは最近の定跡といったところじゃないかと思うんですが、この前の康光さんはここで▲42飛と振ったんですが、結果は糸谷さんの勝ち。というわけで、後手が変わるなら手番を握ったこの局面じゃないかと思うんですが…

△43角
 いや~、角を受けに使いました。歩切れという事もあるし、これは体勢が整うまでしばらくガッチリ受けようという構想でしょうか。解説の天彦さんが「△43角はない」といった直後の一手なので、コーヒーふいちゃいました(^^;)。。

▲29飛△33金▲48金
 お、藤井さんはいったん▲いったん48金29飛の流行の構えを目指しにいったのかな?

△74歩▲47銀△32玉▲35金△75歩▲同歩△同飛
 一方、後手は歩切れを解消すべく7筋の歩の交換に行きました。それにしても、▲35金はいい手ですね~、駒損と引きかえに敵陣を乱して攻めを繋ぐ構想を練ったので、歩で攻めを繋ぐ事を考えたら、この一手なのかも(^^)。う~ん、勉強になるなあ。

20170423藤井7番勝負-7_藤井vs羽生_角換63手 しばらく進んだ63手目盤面図。先手からは次に▲45歩とか駒をぶつけて仕掛ける手が満載、後手は一歩を入手したもののまだまだむずかしい展開。ここでどう指すのがいいのか、僕なら普通に△34歩みたいに謝っちゃいそうなんですが、阿久津さんの解説によると、「▲25金と躱されてから▲35歩とぶつけられたら、場合によってはむしろ△34歩と打たない方が固かったという場合もある」との事。う~ん、僕には指し手が分かりません(>_<)。ここで羽生さんが指した手は…

△83飛
 いやあ、よくこんな手が思いつくな…こういう一見不格好に見える手をこういうところで選ぶ柔軟さ、プロってすごいよ。。なるほど、これは実に複雑な局面を作り出した感じがします。次に△95桂が入ると8筋突破ですし、54の銀がどけば不格好に打たされたように見えた43の角がこれまた87を直撃。いきなり飛角の2枚が攻防に働いてきます。これは羽生マジック的というか、眩惑的ではありますが、後手の反撃筋を作ったかわりに先手の攻め筋は手抜いた形になるので、先手に速度計算を含めた読み力を要求した感じ。ここで最善手を続けられれば先手がいい気がするだけに、藤井さんがプロでどのぐらいの位置にいる人なのかが問われる局面かも。。

 しかし、ここで藤井さんは堂々と▲45歩を突いてから8筋をガッチリ受け。以降は藤井さんは綺麗に攻めきり、111手にて先手藤井さんの勝ち!!しかし、完敗かと思ったところから、詰めろ逃れの詰めろを連続で作ってしまう羽生さんもすごかった…。。

 角換わりのポン桂、後手は駒得はしつつも陣形を乱され、歩切れを突かれ、手番を握られ、みたいな感じで、後手に苦労が多い将棋になる展開が多い気がします。将棋ソフトがとんでもない強さになって以降、ソフトの将棋の指し回しがプロ将棋に影響してる気がします。中盤、まだ駒組みをつづけても良さそうなはやい段階からいきなり切り込んで、駒損のかわりに手番を握ったり駒の働きで差をつけたりして主導権を握り、細そうな攻めを繋げてしまう、みたいな。
 それにしても、中学生が深浦さん、康光さん、羽生さんのA級3人を3タテ、すごいです。いや~、本当に中学生のうちにタイトルを取ってしまうかもしれませんよ。。

第30期竜王戦 1組ランキング戦準決勝 糸谷哲郎 vs 羽生善治 (角換わり)

 羽生さんの永世竜王&永世7冠のかかった竜王戦。1組ランキング戦は準決勝まで来ました。羽生さんの相手は、糸谷さん!いやあ、強豪ばかりで心臓に悪いです。この将棋、糸谷さんの先手で角換わりになったんですが、怪物じみた名局。両者ともにスゴイ指し手の続いた鳥肌ものの棋譜で、これは角換わりの定跡になるんじゃないかと思います。

20170411竜王30-1組ランキング_糸谷vs羽生_角換37手 角換わり相腰掛け銀は、すっかり▲48金29飛/△62金81飛型の同型が席巻する事になってしまいましたね。▲58金△52金型の時も、僕は定跡を勉強するまで打開できずに何を指していいかまったくわからなかったんですが、▲48金△62金型でもまったく同じ状態に陥ってます(^^;コマッタモンダ)。しかし、この将棋はめっちゃ参考になりました。今後はこの棋譜を参考に指そうと思ったほど。37手目盤面図はほぼ先後同型。次に△31玉と潜れば完全に先後同型ですが、後手としてはそれは避けたいので、ここで△65歩と突く手をプロで何回か見た事がありますが…

△63銀
 えええええええ~~さっき出たばかりの銀を引くのか?!!(゚д゚ノ)ノ!
いやあ、竜王戦1組の将棋で、こんな手が飛び出してしまうとは。もしこれがシロウト同士の対局だったら、間違いなく悪手と言われそうですが、羽生さんの指し手ではね。。

▲66歩△52玉▲88玉△42玉
 うわあああああ~~寄った玉を中央に戻すのか?!…な~んちゃって、これは森内さんなんかも指していたし、手待ちですね(^^)。あああなるほど、先手の形が今が最善なので、手待ちして駒組みの崩れた一瞬を狙っていこうという考えかな?これは角換わり相腰掛け銀の考え方の伝統みたいですね(^^)。ただ、その手待ちに腰掛け銀自体を引くという手があるのが、プロの定跡研究の恐ろしい所です。僕なんかのアマ弱小では、観た事がなかったらあんなの指せないよ…。そういえば、何かの解説で「後手の42にいる玉の位置は、不安定なようでいて52にも31にも行けるので非常にいい形」ときいた事があります。しかし、ここで先手は▲45桂から攻めないんですね。去年のA級順位戦▲三浦-△渡辺戦の角換わりで、三浦さんがものすごくはやい段階で▲45桂と跳ね、桂を丸損しながらとんでもない指し回しで後手陣を崩壊させて以降、この筋の恐怖症になってます(^^;)。あれは△62金型じゃなかったですが…ああ、だから△62金型になってるのか。。

▲67銀
 とはいえ、▲45桂は普通は成立しなさそうですよね、あの将棋だって早い段階での桂の丸損だったし(^^;)。。というわけで、ここで糸谷さんは銀を引きました。これは手待ち半分ぐらいの意味かな?

△54銀▲56歩△44歩
 いやあ…先手が銀を引いたタイミングで銀を腰掛け、▲56歩で先手腰掛け銀が一瞬消えたところで桂跳ねを消しに行きつつ、腰掛け銀を囲いにくっつける手も見せてくんですか。なんというか、この呼吸がすごい。。逆に糸谷さんから見ると、▲56歩は飛車を回って腰掛け銀を潰しに行こうとしてますよね?まだ駒はぶつかってませんが、すごい攻防戦です。

20170411竜王30-1組ランキング_糸谷vs羽生_角換52手▲59飛△31玉▲55歩△43銀▲56銀△22玉(52手目盤面図)
 ここもすごかった。糸谷さんはやっぱり飛車を回って5筋から仕掛けて位を取りましたが、それに対して羽生さんは玉を躱し、腰掛け銀を玉側に引いて銀矢倉を完成し、玉を潜ってしまいました。先手は攻めっ気ある指し回しで5筋の位を取りましたが、羽生さんはその手に乗って陣形を整えていきます。これは面白い盤面図ですが、バランスが取れているんでしょうか。角換わりなのでおっかないとも思ったんですが、こうなると△62金81飛型は打ち込みの傷がなくって守りやすそうですね…なるほど、ここまで組めれば後手不満なしかも。

▲29飛△65歩
 ここで先手は飛車を定位置に戻して角の打ち込みを消しつつ矢倉崩しの位置に飛車を据えましたが…なんとここで後手から仕掛けました!!いや~、こういう将棋になると、後手は受け潰すかカウンター狙いの将棋を構想するかと思ってたんですが、なんと先制です!!しかしこれ、成立してるのか?

▲同歩△86歩▲同歩△95歩
 ああああああ~~~なるほど、これで▲同歩と取れば△75歩▲同歩から△86飛と飛車を切って▲同銀△66角の打ち込みで勝負するのか!!いや~それでどちらがいいのかは分かりませんが、後手が先着できるのは間違いなさそうですね。という事は、△65歩は成立してるって事?マジか、オソロシイ…

▲66角
 いや~、先手の糸谷さんもすごいです。なるほど、9筋の歩を取り込まれたら、92から連打の歩で反撃しようというわけか。う~ん、すごい事になってきました。。

△54歩
 羽生さん、糸谷さんが打ち込んだ角を咎めに行きました!▲同歩なら△同銀で角頭への攻めが決まりそうですが…

20170411竜王30-1組ランキング_糸谷vs羽生_角換65手▲24歩△同歩▲23歩△同金▲25歩(65手目盤面図)
 というわけで、糸谷さんはここで先に玉頭からの矢倉崩し。手抜きに取り込みのタイミングに反撃筋に速度という難解な局面になってきました(^^)。でもこれ、△同歩と取れば▲同桂△24銀で玉のコビンが空いて、△54歩と咎めに行った手がむしろあだとなりそうですよね…というわけで手抜いて反撃するなり、角筋を消すうまい順を考えるなりしたいところですが…

△85歩
 うわあ、羽生さん、ストレートな攻め合いを選択!しかしこれ、取って取ってとやったら、後手の飛車筋は歩で止められるだけに、先手の方が良いように見えるんですが…

▲24歩△同金▲45歩△86歩▲84歩
 あああやっぱり▲84歩で飛車筋を止められたよ…。。羽生さんの永世竜王への道はまた遠のいたか…でもまだランキング戦だしな、チャンスはまだある…と思ったら…

△96歩
 いやあ、鳥肌が立った。。。
これ、僕は完全に見えてませんでした。そうか、飛車筋を止めたら香が走るのを止められなくなるのか!これ、香を補充しにいって飛車のかわりに85に打ち込もうとしてますよね?ただ、次の▲44歩が入ると後手はかなり危ないですよね?速度的にどうなんだ?

▲44歩△同銀直▲54歩
 あああ、これで次の▲24飛△同銀▲44角がめっちゃ厳しいですが…

△28歩▲同飛
 いやあ、これもすごい…。この歩、飛車を浮かせるという意味ですよね。でもそれが具体的にどういう手を準備しているかというと、ちょっと分かりませんでした。これがどういう意味だったかというと…

△55歩▲45歩△56歩▲44歩
 角を止める手筋の△55歩は厳しいですが、ここで先手は突き違いで銀を取り合って反撃。次の▲43歩成がまたしても厳しい手になりますが、しかしここで銀を拾った後手は…

20170411竜王30-1組ランキング_糸谷vs羽生_角換82手△87銀
 いやあ、この打ち込みが速いのか。。しかも、飛車を浮かした事の具体的な意味がようやく解りました。つまり、飛車を浮かしておくと、ここで△69角が用意できるというわけですか。要するに、ここで本当なら▲同金としたいんだけど、そうすると△同歩成▲同玉に△69角が入るので、▲78銀△97金(これも端を取り込んだ時には見えていた筋なんでしょうね…羽生さん恐るべし)▲同香△同歩成▲同桂△同香成と精算してから△78角成の詰めろ。ここで手番は先手に移りますが、どうやっても一手間に合わないというわけですか。。
 というわけで、この銀を取る事が出来ずに糸谷さんは玉を逃げましたが、これは駒を補充しながらの追撃となるのでいかにも厳しかったです。結果、最後は糸谷さん得意のクソ攻めに行きましたが(とはいえ、これがアマなら簡単に間違えさせられそうな厳しい攻めでけっこうオッカナイ)、羽生さんは鬼のように冷静に受け切って、攻めが切れたところで糸谷さん投了。羽生さん、竜王戦1組ランキング戦決勝に進出です!!

いや~、なんという将棋でしょうか。とんでもない手待ちから、相手が銀を引いた瞬間に玉を固め、自分から先制してしかもそれが成立していて、最後は一手勝ちの局面に持ち込んでしまうんですから。中央の折衝もメッチャクチャおっかなくって、僕なんかだとどっちがいいのか全然わからないんですが、この棋譜を見る限り、羽生さんは読み切って自分の方が速いと判断してから踏み込んでますよね…いやあ、マジでオソロシイです。糸谷さんの指し回しも絶品と思ったんですが、仕掛け前後の数手の綾だけが勝敗を分けたんじゃなかろうかというほどの、1mmの隙で相手を斬ってしまったような見事な将棋でした。この棋譜、角換わり相腰掛け銀の▲48金/△62金型の定跡になるんじゃないでしょうか?!


第67期王将戦 予選 小林裕士 vs 藤井聡太 (角換わり)


藤井聡太さんの連勝記録が止まりません。これで11連勝?!そして勝ち負けだけでなく、またしても終盤が凄い。なんだこの終盤力は…。これは、プロと言えどもタイトル戦クラスの棋士じゃないと、終盤まで互角でいってしまったら勝てないんじゃないでしょうか。

20170404王将641次予選_小林裕vs藤井聡_角換82手82手目盤面図は、後手の聡太さんが銀を打ち込んだところ。ここまでは先手の小林裕さんが手数をかけていい駒組みを作り上げたと思っていたんですが、この銀の打ち込みでいきなり複雑に。詰めろではないですが、逆に互いに3手空き以上のうえに質駒が絡むので、僕程度の棋力では読むのが難しいっす。いや~なんという嫌な打ち込み…取れば△67銀成、躱せば△76銀成で、どちらも速くなってしまいそうです。という事は、先手は手抜いての攻め合いでどうかを読まないといけないのでしょうが、でも手抜いた場合は△78銀成が入ると▲同玉△76金でいきなり怪しくなるので、駒の出入りと速度の読みが必要。後手の飛車を走らせたくないので▲74歩の桂取りは攻めとしては着実ですが王手飛車の筋を消すので一長一短。かといって後手に玉を寄る手を挟まれると王手飛車は消えるので▲74歩はそれからにしたいけど、そうなると飛銀桂の攻めになってそれは後手が速そう・・・複雑すぎるよお(・ω・ノ)ノ。。面倒見るのが正解なのか攻め合いが正解なのか、将棋っていうのはこういう時は攻め合う順に正解があるもんですが(イイカゲン^^;)、仮に攻め合う順にいい手があるとしても僕にはそれが分からないです(x_x;)ギブ。しかし、それはアマの僕だけじゃなかったみたいで、数年前の竜王戦で大躍進したプロでも立派な中堅クラスの小林裕さんでも難解だったみたい。結局この後はグッチャグチャの攻め合いにされて、22手後の104手にて小林裕さん投了。ちなみに、82手目盤面図で先手小林さんが放った手は…▲72歩!いやあ、実にプロっぽい手。おっかない事この上ないですが、でもすぐには寄らないという読みが入っていて、かつ玉を寄られた後の事を考えていて、△42玉の代償としているわけですよね。いやあ、プロ将棋ってのはつくづくすごいなと思います。この中で11連勝する棋士っていったい( ̄0 ̄)゛。

 こういう複雑な終盤にされてしまうと、プロ中堅クラスでも勝負にならない模様。ヘタすると、B1棋士でも餌食になるかもしれません。昨年は嫌なニュースにまみれてしまったプロ将棋界でしたが、今年は光がさすかも?!もしかすると、羽生さん以来となる衝撃の棋士の伝説の始まりかも知れません!!


プロフィール

ShougiX

Author:ShougiX
駒の動かし方を知っていた程度の初心者です。せいぜい1日1時間ぐらいしか将棋に時間を割けない社会人が、ガンバって1年で初段になる事が目標です!
(*追記)10ヶ月ちょいで初段到達!!ただいま、居飛車側から各戦型に対応できるよう奮闘中(汗)。。

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